1 / 1
あいつやろ
しおりを挟む
みんな、
アイツのことを、
可愛いなんて言うけど、
そんなの絶対嘘っ。
可愛いなんて、
ただの作り物。
本当は、
引くぐらいのかっこつけ。
呆れるぐらい、
アイツは自分自身に酔い痴れちゃってる 。
「男の子に見えないー。」
「もう、私なんかよりすっごい女の子みたいー。」
みんな、
みんな、アイツに騙されちゃってるの。
だって、
全然女の子なんかじゃないじゃん。
すっごい、
男の子じゃん 。
若い女の人見て、
ニヤニヤしてるじゃん。
女の人と絡んだだけで、
すっごい興奮しちゃってるじゃん 。
「で、何怒っとんの?」
「別に怒ってへんし 。
綺麗な人と喋ってるあいつ見て、嫉妬するわけないじゃん。」
「の、割にはめっちゃ不満顔やねんけど?」
「アンタの顔よりましやし。」
「てか、しーくんかなり楽しそうやんな。」
「……っ……。」
「えっ、もしや地雷踏んだりしたん、俺?
ちょ、泣くんはやめてぇーや 。
しーくんに俺が怒られるやん。」
「 何でアイツが怒るの?」
「 何でって彼女泣いてたらなぁ?」
「私、彼女だよね?」
「えっ、ちゃうん?←あほ」
なんて、
男友達と絡んでたら、
私の彼氏と勝手に喋っていた女が、
彼の唇にキスをした 。
彼は私が見てるの、絶対に気付いてるのに、
彼女のキスに驚いて、
拒否るどころか、
受け入れて、ちょっと答えて、
にへにへしてた 。
( 最悪 。)
それでも、私はアイツのことが好きだから、
涙腺が緩んでしまう。
「 ちょ、一緒に飲み物買いに行くか?
俺、おごったるで ?」
__________________________
可 哀 想 な ん て 同 情 、 お 断 り !
__________________________
( いつだって泣かせてるのは、貴方なのに 。)
「 そういうの、好きくない 。」
「てか、あーいうのって不可抗力言うんちゃう?」
「だからって、彼女の前で普通に唇奪われて、
二へ二へする言い訳になるん?」
何て、男友達に怒りをぶつけてたら、
唇を奪われた 。
「 えっ ?」
「お前やって、隙ありすぎやんか 。
男の前で、そんな顔すんなよ 。」
ほら、貴方はずるいの 。
自分は浮気するくせに。
私が他の男に唇を奪われたら、
全力で怒るの。
男って本当、ずるい。
器小さいし、独占するし。
束縛するのに、自分は束縛されるの嫌いなの 。
貴方が、分からない。
……貴方が好きすぎる 。
アイツのことを、
可愛いなんて言うけど、
そんなの絶対嘘っ。
可愛いなんて、
ただの作り物。
本当は、
引くぐらいのかっこつけ。
呆れるぐらい、
アイツは自分自身に酔い痴れちゃってる 。
「男の子に見えないー。」
「もう、私なんかよりすっごい女の子みたいー。」
みんな、
みんな、アイツに騙されちゃってるの。
だって、
全然女の子なんかじゃないじゃん。
すっごい、
男の子じゃん 。
若い女の人見て、
ニヤニヤしてるじゃん。
女の人と絡んだだけで、
すっごい興奮しちゃってるじゃん 。
「で、何怒っとんの?」
「別に怒ってへんし 。
綺麗な人と喋ってるあいつ見て、嫉妬するわけないじゃん。」
「の、割にはめっちゃ不満顔やねんけど?」
「アンタの顔よりましやし。」
「てか、しーくんかなり楽しそうやんな。」
「……っ……。」
「えっ、もしや地雷踏んだりしたん、俺?
ちょ、泣くんはやめてぇーや 。
しーくんに俺が怒られるやん。」
「 何でアイツが怒るの?」
「 何でって彼女泣いてたらなぁ?」
「私、彼女だよね?」
「えっ、ちゃうん?←あほ」
なんて、
男友達と絡んでたら、
私の彼氏と勝手に喋っていた女が、
彼の唇にキスをした 。
彼は私が見てるの、絶対に気付いてるのに、
彼女のキスに驚いて、
拒否るどころか、
受け入れて、ちょっと答えて、
にへにへしてた 。
( 最悪 。)
それでも、私はアイツのことが好きだから、
涙腺が緩んでしまう。
「 ちょ、一緒に飲み物買いに行くか?
俺、おごったるで ?」
__________________________
可 哀 想 な ん て 同 情 、 お 断 り !
__________________________
( いつだって泣かせてるのは、貴方なのに 。)
「 そういうの、好きくない 。」
「てか、あーいうのって不可抗力言うんちゃう?」
「だからって、彼女の前で普通に唇奪われて、
二へ二へする言い訳になるん?」
何て、男友達に怒りをぶつけてたら、
唇を奪われた 。
「 えっ ?」
「お前やって、隙ありすぎやんか 。
男の前で、そんな顔すんなよ 。」
ほら、貴方はずるいの 。
自分は浮気するくせに。
私が他の男に唇を奪われたら、
全力で怒るの。
男って本当、ずるい。
器小さいし、独占するし。
束縛するのに、自分は束縛されるの嫌いなの 。
貴方が、分からない。
……貴方が好きすぎる 。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
夫から「用済み」と言われ追い出されましたけれども
神々廻
恋愛
2人でいつも通り朝食をとっていたら、「お前はもう用済みだ。門の前に最低限の荷物をまとめさせた。朝食をとったら出ていけ」
と言われてしまいました。夫とは恋愛結婚だと思っていたのですが違ったようです。
大人しく出ていきますが、後悔しないで下さいね。
文字数が少ないのでサクッと読めます。お気に入り登録、コメントください!
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
好きになればアバタもホクロといいますね!
そして嫌いになれば、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、になります。
男は器小さい、独占する、束縛するのに束縛されたくない
これ確かにほんとですね。我が儘な子供なんです😞
感想ありがとうございます😊
誠実に生きたいものですね!