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ダメよダメ!
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「お兄ちゃん 。」
小さな声で、
愛しい人の背中に呼びかけた、
真夜中 。
「 今、呼んだ?」
大好きな彼は、
冷蔵庫から麦茶を取り出しながら、
私に問いかけた 。
「 うん、 呼んだ 。」
「 何、飲む?」
「要らない 。」
「 そう?」
( 私が欲しいのは、貴方なの 。)
許されないなんて、
酷いよね 。
何で、
兄妹なんだろう ?
こんなに好きなのに 。
「 何、どうしたん?
もう夜も遅いし、早く寝なアカンやろ?
明日、試合って言うてなかった?」
「 うん 。
おやすみ 。」
「おやすみ。」
にこって、
笑って、
彼は携帯電話をポケットから取り出しながら、
部屋に戻っていく。
今夜も彼は愛しい彼女と話すんだ 。
部屋が隣で、
夜だからあんまり雑音も聞こえないからなのか、
あまりにも壁が薄いからなのかわからないけど、
会話が聞こえてくる。
だから、
毎晩、涙を流しながら私は眠りにつくの。
_____________________
兄妹だって、交わったっていいじゃない?
_____________________
小さな声で、
愛しい人の背中に呼びかけた、
真夜中 。
「 今、呼んだ?」
大好きな彼は、
冷蔵庫から麦茶を取り出しながら、
私に問いかけた 。
「 うん、 呼んだ 。」
「 何、飲む?」
「要らない 。」
「 そう?」
( 私が欲しいのは、貴方なの 。)
許されないなんて、
酷いよね 。
何で、
兄妹なんだろう ?
こんなに好きなのに 。
「 何、どうしたん?
もう夜も遅いし、早く寝なアカンやろ?
明日、試合って言うてなかった?」
「 うん 。
おやすみ 。」
「おやすみ。」
にこって、
笑って、
彼は携帯電話をポケットから取り出しながら、
部屋に戻っていく。
今夜も彼は愛しい彼女と話すんだ 。
部屋が隣で、
夜だからあんまり雑音も聞こえないからなのか、
あまりにも壁が薄いからなのかわからないけど、
会話が聞こえてくる。
だから、
毎晩、涙を流しながら私は眠りにつくの。
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兄妹だって、交わったっていいじゃない?
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