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その1
怪談 キ ツ ネ
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怪談 キ ツ ネ その1
拙者が整体店を営んでいた頃、初めて入店された若奥様を施術した時の事。背骨調整中に、頭の中にキツネ、と金色にキラキラ輝く文字が現れた。
調整が終わり、薬草茶を飲んで頂いている最中、若奥様がニコリ笑ってこう言った。
先生、何か見えたんですね?
驚いた拙者は、素直に、キツネ、という文字が見えた、と話そうとすると、彼女はそれさえ遮って、
先生、わたし、この町に引っ越す前は、○○馬
場に住んでいたの。貸し家の二階建て。
でも、引越した途端に伏せってしまって、布団
から出れなくなってしまったんです。
と、今いるマンションの前の家の話を始めたのです。
拙者が整体店を営んでいた頃、初めて入店された若奥様を施術した時の事。背骨調整中に、頭の中にキツネ、と金色にキラキラ輝く文字が現れた。
調整が終わり、薬草茶を飲んで頂いている最中、若奥様がニコリ笑ってこう言った。
先生、何か見えたんですね?
驚いた拙者は、素直に、キツネ、という文字が見えた、と話そうとすると、彼女はそれさえ遮って、
先生、わたし、この町に引っ越す前は、○○馬
場に住んでいたの。貸し家の二階建て。
でも、引越した途端に伏せってしまって、布団
から出れなくなってしまったんです。
と、今いるマンションの前の家の話を始めたのです。
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