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願いは・・・
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「レイス君良くやったわね。」
中間テストの答案を渡す女性教師の顔はほころんでいた。
天城アマシロ・レイス・アンフィード、学力は中の下、ギフトなし(学校関係者・一部の生徒のみ認知)
「いやいや、たまたまですよ・・・」
レイスは100点と書かれた社会の答案用紙を見ながら苦笑いを浮かべた。
教室の生徒達からもおぉと歓声が上がるほどに・・・
うつむき加減に席に戻ろうとしたとき
”カンニングしたろ”と聞きなれた男の声が脳内に響く。
何をおっしゃるウサギさん・・・カンニングってのは人の答案を盗み見したり隠し持ったメモを見て
答えを書くことですよ。私はそんなことしてはおりませんよ。と
顔をあげるとタケルと目が合う。
毎度のことながら、怒ると眼力が違う。大柄な男に睨まれると恐縮してしまう。
かと言って本当・・のことを言うわけにはいかない。
彼女・・や契約・・のことを・・・
その後、幼馴染のタケルに俺だってやるときはやるんだ!!と強く説明したところ。
さすがは俺の強敵トモよ、いつかはおまえを越えてやるとアツくなっていた。
ちなみに武士の刃金ハガネ武タケルは32点であった。
学年でも、各教科100点満点を取る者はいる、しかしながら、それは能力ギフトを使った
常連が占める。もちろん勉強すれば、それなりに点数は取れるが能力ギフトをもたないものが
満点をとることはまず不可能という難易度の問題に設定されている。
先生の笑みがレイスにとっては重荷に感じられた。
「そんなあなたにラストチャンス!!」そんな、インチキ臭い黒猫がやってきた日のこと。
ワタクシ、フェーリス・シルウェストリス・カトゥスと申します。ってこんな堅苦しい挨拶は
置いといて、フェリちゃんって呼んでね!!と勝手に話が玄関先で進んでいき
年齢は永遠の16歳、猫は人間より歳をとるのが早いとか♪言わない♪の♪
スリーサイズはも・ち・ろ・んヒミツよ。
つっこみどころが満載なのだが完全にフェリのテンションに圧倒されるレイス。
政府公認・能力開発機構から派遣されたというさらに胡散臭うさんくさい肩書きを持つ黒猫。
不吉だ・・・部屋に入ってきた蚊や害虫を追い出すかのように玄関の扉を開け閉めしてみるが
あんたなにやっての?虫入ってきちゃうよと一蹴イッシュウ
どこのキャットフードがおいしいだの、どこが猫の住みやすい環境だの、小一時間くらいくだらない猫漫談を聞かされた
レイスは玄関先でへたり込んでしまった。
「おまえは、フェリはいったい何をしに来たんだ。」と言うと
キョトンとした顔で、沈黙。
照明もついていない薄暗い空間に、靴箱の上に置かれたアナログ式の時計のトキを刻む音だけが響く。
あっと何かを思い出したかのようにフェリは前足をフロアマットを叩く。
「ワタクシ、フェーリス・シルウェストリス・カトゥスと申します。ってこんな堅苦しい挨拶は
置いといて、フェリちゃんって呼んでね!!」 そこからかよ!!
「え~、誠に言いにくいんですが天城アマシロ・レイス・アンフィードさんは無能力者ですよね♪」
猫の表情はわかりにくいが、明らかに笑顔に見えたレイスはどうしてそれを、と言う気持ちより
バカにされてるよという感情が湧わいてきた。
「つきましては、レイス君は政府公認のバカに、いやちがったギフト開眼プログラムの
メンバーに選出されまして・・・え~となんだっけ?」猫鍋決定!!
「以下の書類にサインをしていただけるだけで、好きなギフトを使用できるようになります。」
へっ?どこからともなく差し出された書類の冒頭には”ギフト使用許可書(仮)”と
ありその後に”使用規約”が虫眼鏡が必要なくらい細かい字で書かれていた。
「サイン、さ・い・ん!!」とフェリはぐいぐいその書類を押し付けてくる。
「いや・・・べつに」レイスはこんなことでギフトが得られば、しかもどんなギフトも使える。
しかし、胡散臭すぎる!怪しすぎるという葛藤が・・・
「ねぇ、ねぇ、お・ね・が・い♪」甘い声を出すフェリ。
声を聞いてる限りでは、明らかに美少女。が、目の前には妖艶に尻尾を振る黒猫。
「・・・いや」玄関先のレイスは戸惑いの声を出すが、彼女がもしサインをしてくれなきゃ
帰らないわよとフロアマットから言った瞬間、それは非常に困ると別の決定打を出したため
サインをした。「ありがとうございました」とそそくさにその書類を咥くわえてフェリは
玄関から出ていった。
その後、何事もなく数日が過ぎた、テストの前日、いつも通り一夜漬けをしようと
したレイスだったが、いつもより長く漫画という世界に現実逃避を行ってしまう。
まさかと思いつつ、高校一年の時に習った”リーディング”の仕組みを実践してみる。
ギフトはひとりに一つだが、仕組み・・・を習うことが学業のカリキュラムに組み込まれている。
教科書の端から端に目を通し、両手で胸の前で抱く。すると、脳内に内容が溢れてくる。
訓練すれば数年間はその内容は脳内に保持されるが、単発のレイスにはもって数日だった。
計算等応用が大部分を占める、数学・理科に関しては70点代、国語・英語に関しては
常識での範囲内の知識も必要となるので80点台後半、唯一、丸暗記で100点満点を社会でたたき出した。
テストの当日、手ごたえを感じレイスのテンションはもう俺は無能力者じゃないんだ~と最高潮であったが、
今は、どこかしら言い知れぬ不安が漂っていた。
レイスの左手首にはめられた腕時計は昼休みにもかかわらず
”00:08”が点滅していた。
中間テストの答案を渡す女性教師の顔はほころんでいた。
天城アマシロ・レイス・アンフィード、学力は中の下、ギフトなし(学校関係者・一部の生徒のみ認知)
「いやいや、たまたまですよ・・・」
レイスは100点と書かれた社会の答案用紙を見ながら苦笑いを浮かべた。
教室の生徒達からもおぉと歓声が上がるほどに・・・
うつむき加減に席に戻ろうとしたとき
”カンニングしたろ”と聞きなれた男の声が脳内に響く。
何をおっしゃるウサギさん・・・カンニングってのは人の答案を盗み見したり隠し持ったメモを見て
答えを書くことですよ。私はそんなことしてはおりませんよ。と
顔をあげるとタケルと目が合う。
毎度のことながら、怒ると眼力が違う。大柄な男に睨まれると恐縮してしまう。
かと言って本当・・のことを言うわけにはいかない。
彼女・・や契約・・のことを・・・
その後、幼馴染のタケルに俺だってやるときはやるんだ!!と強く説明したところ。
さすがは俺の強敵トモよ、いつかはおまえを越えてやるとアツくなっていた。
ちなみに武士の刃金ハガネ武タケルは32点であった。
学年でも、各教科100点満点を取る者はいる、しかしながら、それは能力ギフトを使った
常連が占める。もちろん勉強すれば、それなりに点数は取れるが能力ギフトをもたないものが
満点をとることはまず不可能という難易度の問題に設定されている。
先生の笑みがレイスにとっては重荷に感じられた。
「そんなあなたにラストチャンス!!」そんな、インチキ臭い黒猫がやってきた日のこと。
ワタクシ、フェーリス・シルウェストリス・カトゥスと申します。ってこんな堅苦しい挨拶は
置いといて、フェリちゃんって呼んでね!!と勝手に話が玄関先で進んでいき
年齢は永遠の16歳、猫は人間より歳をとるのが早いとか♪言わない♪の♪
スリーサイズはも・ち・ろ・んヒミツよ。
つっこみどころが満載なのだが完全にフェリのテンションに圧倒されるレイス。
政府公認・能力開発機構から派遣されたというさらに胡散臭うさんくさい肩書きを持つ黒猫。
不吉だ・・・部屋に入ってきた蚊や害虫を追い出すかのように玄関の扉を開け閉めしてみるが
あんたなにやっての?虫入ってきちゃうよと一蹴イッシュウ
どこのキャットフードがおいしいだの、どこが猫の住みやすい環境だの、小一時間くらいくだらない猫漫談を聞かされた
レイスは玄関先でへたり込んでしまった。
「おまえは、フェリはいったい何をしに来たんだ。」と言うと
キョトンとした顔で、沈黙。
照明もついていない薄暗い空間に、靴箱の上に置かれたアナログ式の時計のトキを刻む音だけが響く。
あっと何かを思い出したかのようにフェリは前足をフロアマットを叩く。
「ワタクシ、フェーリス・シルウェストリス・カトゥスと申します。ってこんな堅苦しい挨拶は
置いといて、フェリちゃんって呼んでね!!」 そこからかよ!!
「え~、誠に言いにくいんですが天城アマシロ・レイス・アンフィードさんは無能力者ですよね♪」
猫の表情はわかりにくいが、明らかに笑顔に見えたレイスはどうしてそれを、と言う気持ちより
バカにされてるよという感情が湧わいてきた。
「つきましては、レイス君は政府公認のバカに、いやちがったギフト開眼プログラムの
メンバーに選出されまして・・・え~となんだっけ?」猫鍋決定!!
「以下の書類にサインをしていただけるだけで、好きなギフトを使用できるようになります。」
へっ?どこからともなく差し出された書類の冒頭には”ギフト使用許可書(仮)”と
ありその後に”使用規約”が虫眼鏡が必要なくらい細かい字で書かれていた。
「サイン、さ・い・ん!!」とフェリはぐいぐいその書類を押し付けてくる。
「いや・・・べつに」レイスはこんなことでギフトが得られば、しかもどんなギフトも使える。
しかし、胡散臭すぎる!怪しすぎるという葛藤が・・・
「ねぇ、ねぇ、お・ね・が・い♪」甘い声を出すフェリ。
声を聞いてる限りでは、明らかに美少女。が、目の前には妖艶に尻尾を振る黒猫。
「・・・いや」玄関先のレイスは戸惑いの声を出すが、彼女がもしサインをしてくれなきゃ
帰らないわよとフロアマットから言った瞬間、それは非常に困ると別の決定打を出したため
サインをした。「ありがとうございました」とそそくさにその書類を咥くわえてフェリは
玄関から出ていった。
その後、何事もなく数日が過ぎた、テストの前日、いつも通り一夜漬けをしようと
したレイスだったが、いつもより長く漫画という世界に現実逃避を行ってしまう。
まさかと思いつつ、高校一年の時に習った”リーディング”の仕組みを実践してみる。
ギフトはひとりに一つだが、仕組み・・・を習うことが学業のカリキュラムに組み込まれている。
教科書の端から端に目を通し、両手で胸の前で抱く。すると、脳内に内容が溢れてくる。
訓練すれば数年間はその内容は脳内に保持されるが、単発のレイスにはもって数日だった。
計算等応用が大部分を占める、数学・理科に関しては70点代、国語・英語に関しては
常識での範囲内の知識も必要となるので80点台後半、唯一、丸暗記で100点満点を社会でたたき出した。
テストの当日、手ごたえを感じレイスのテンションはもう俺は無能力者じゃないんだ~と最高潮であったが、
今は、どこかしら言い知れぬ不安が漂っていた。
レイスの左手首にはめられた腕時計は昼休みにもかかわらず
”00:08”が点滅していた。
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