玉木姫乃は譲らない

半田雨

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プロローグ

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読者の皆様へ

この物語は今流行りの異世界転生!主人公最強!でも無ければ地球を守るため宇宙に飛び立ち宇宙人と戦争するSFてきなことも起きないです。
玲蘭学園奉仕部通称万事屋の日常をゆるっとぬるっとだらっと綴っていきます。 
よろしくお願いします    

指原歩より

                      □□□

まずは何から書こうかな。
とりあえず俺にとって大切な運命の出会いの話からいこうか。

「そこのキミ!万事屋に入らないかい?」

とある日の放課後。
喉が渇いたので帰る前に自販機にでもよっていこうかな。やっぱりコーラかな、いや、モモ水も捨て難いな
などと考えながら歩いていた時だった。
「え?」
いきなりの大声に驚き、振り返ると
そこにはとんでもない美少女が仁王立ちしていた。
揺れる長い黒髪は艶やかで新雪を彷彿とさせるほど透き通ったキメの細かい肌は白く陶器のように滑らか。
吸い込まれそうなほどの真っ黒で力強く大きな瞳。
圧倒的美少女に俺は一瞬で目を奪われた。
「あっ」
はっと我に返り辺りを見回す
「お、俺ですか?」 
2種類の驚きが一気に来た衝撃でギュッと力の入った喉をこじ開けて声を絞り出す。
「そう!キミだよキミ!」
すると、はつらつとした声がすぐに返ってきた。
どうやら、俺は勧誘されているらしい。
万事屋?このご時世に万事屋か。
1年通って万事屋なる部活?が存在しているなんて初めて知った。
というかそもそも部活なのか?
ボランティア部の存在は知っているがその親戚的なことなのか。
まぁ、具体的に何をする部活なのかはさておき
なんか雰囲気、ゆるくて楽そう。
それにこんな美少女と放課後にキャッキャ楽しい部活ライフがおくれるなら活動内容なんかなんでもいいや。
何より美少女の勧誘を無下にするなんて漢、指原にはできっこないでしょ!
そりゃもう即答で
「はい!入部します!」
なんて言ってしまいそうな勢いだぜ。
って、え?あれ?今俺声にでてなかったか?
「ありがとう!こんなにすぐ返事が貰えるなんて思ってなかったよ!早速部室に来て書類にサインしておくれよ!」
「は、はい!?」
どうやら、声に出ていたらしい。
あ、柔らかい。多分Cくらいかな。
腕を捕まれ肩から二の腕にかけてシャツ越しに伝わる人肌の感触が心地いい。
そんな事を考えている間もグイグイと引っ張られ連行されていく。
「何やってんだろ」
ボヤきながらバタバタとすごい勢いで連行されるのであった。

かくして俺はこんなぬるっとした感じで謎の万事屋なるクラブ?部活?に入部することになったのだ。

これが俺、指原歩と
学園奉仕部通称「万事屋」部長
玉木姫乃との運命の出会いである!!!

なんかヌルッとしてて運命感ないのは言わないでくれわかってる。
ちょっとオーバーに書いちゃったんだよ。
みんなもそういうことあるだろ?な?


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