ほっこり、じんわり

夢織人

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ほっこり、じんわり

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 せっかく書くのなら、コンテストなるものに挑戦してみるのも、経験になって良いかな・・・(?)、と思い、エッセイをひとつ書いてみることにしました。

 課題は、「ほっこり、じんわり」なれど、私にはけっこう難しい課題。
 あまりそういう部類のものは書いてこなかったので、何を書いて良いのか、はっきり言ってわかりません。

 子供のころ、犬を飼ってみたことはあれど、犬のお世話は、結局、母親まかせだったので、愛犬との思い出もほとんど無く、ペケ。

 何を書けば良いんだ?
 みんなそんなに、日常生活のなかで、感激することがあるのだろうか? 等と、不思議に思ったりするのでした。

 でも、甥っ子との思い出が、ひとつあったと云えば、あったような・・・。

 やはり3歳児は可愛い! 何をしても可愛いいのですが、叔母バカとしては、自分になつき、「お帰りなさい」と玄関へ走って迎えに来てくれる甥は、メチャクチャ可愛いかったのでした。

 当時、3歳児だった甥は、東京に住んでいて、夏になると避暑を兼ねて、3週間ぐらい涼しい北海道へ遊びに来ていたのでした。私の家に滞在するのは、大体一週間ぐらい。後は兄のお嫁さんの実家へ行って過ごします。

 当時、私は勤めていて、自宅へ帰るのはだいたい夜の7時ぐらい。あるとき帰ると、甥っ子が「お帰りなさい」と叫びながら、居間から玄関まで走って迎えに来てくれたのでした。その時は、たまたま、お菓子を買って帰ってきたときでした。だからとうぜん、お菓子は甥っ子にあげました。
 翌日も勤めから帰ると、「お帰りなさい」と叫び、甥っ子は玄関まで走って迎えに来てくれました。
 ただ私、その日は手ぶらだったんです。おみやげ無しでした。
 そして翌日も甥っ子へのおみやげを買わずに、帰ってしまったんです。
 2日間、おみやげ無しの手ぶらで帰った結果は、すぐに現れました。甥っ子は可愛いい声で「お帰りなさい」と居間で言ってくれるのですが、走って玄関までは迎えに来てくれることは無くなりました。
 後で知ったことなのですが、兄はいつも甥っ子へのおみやげを何かしら買って帰っていた、と言うのです。
 だから甥っ子は、おみやげをもらうために、いつも玄関へダッシュ!だったのでした。

 しかし3歳児の学習能力は意外なほど高い! 走って行っても、お菓子は無いとわかれば、無駄なことはしないのでした。
 そしてこれが私の、唯一の「ほっこり、じんわり」の思い出なのでした。
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