ほっこり、じんわり

夢織人

文字の大きさ
1 / 1

ほっこり、じんわり

しおりを挟む
 せっかく書くのなら、コンテストなるものに挑戦してみるのも、経験になって良いかな・・・(?)、と思い、エッセイをひとつ書いてみることにしました。

 課題は、「ほっこり、じんわり」なれど、私にはけっこう難しい課題。
 あまりそういう部類のものは書いてこなかったので、何を書いて良いのか、はっきり言ってわかりません。

 子供のころ、犬を飼ってみたことはあれど、犬のお世話は、結局、母親まかせだったので、愛犬との思い出もほとんど無く、ペケ。

 何を書けば良いんだ?
 みんなそんなに、日常生活のなかで、感激することがあるのだろうか? 等と、不思議に思ったりするのでした。

 でも、甥っ子との思い出が、ひとつあったと云えば、あったような・・・。

 やはり3歳児は可愛い! 何をしても可愛いいのですが、叔母バカとしては、自分になつき、「お帰りなさい」と玄関へ走って迎えに来てくれる甥は、メチャクチャ可愛いかったのでした。

 当時、3歳児だった甥は、東京に住んでいて、夏になると避暑を兼ねて、3週間ぐらい涼しい北海道へ遊びに来ていたのでした。私の家に滞在するのは、大体一週間ぐらい。後は兄のお嫁さんの実家へ行って過ごします。

 当時、私は勤めていて、自宅へ帰るのはだいたい夜の7時ぐらい。あるとき帰ると、甥っ子が「お帰りなさい」と叫びながら、居間から玄関まで走って迎えに来てくれたのでした。その時は、たまたま、お菓子を買って帰ってきたときでした。だからとうぜん、お菓子は甥っ子にあげました。
 翌日も勤めから帰ると、「お帰りなさい」と叫び、甥っ子は玄関まで走って迎えに来てくれました。
 ただ私、その日は手ぶらだったんです。おみやげ無しでした。
 そして翌日も甥っ子へのおみやげを買わずに、帰ってしまったんです。
 2日間、おみやげ無しの手ぶらで帰った結果は、すぐに現れました。甥っ子は可愛いい声で「お帰りなさい」と居間で言ってくれるのですが、走って玄関までは迎えに来てくれることは無くなりました。
 後で知ったことなのですが、兄はいつも甥っ子へのおみやげを何かしら買って帰っていた、と言うのです。
 だから甥っ子は、おみやげをもらうために、いつも玄関へダッシュ!だったのでした。

 しかし3歳児の学習能力は意外なほど高い! 走って行っても、お菓子は無いとわかれば、無駄なことはしないのでした。
 そしてこれが私の、唯一の「ほっこり、じんわり」の思い出なのでした。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

島猫たちのエピソード2025

BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。 石垣島は野良猫がとても多い島。 2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。 「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。 でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。 もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。 本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。 スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。

意味が分かると怖い話【短編集】

本田 壱好
ホラー
意味が分かると怖い話。 つまり、意味がわからなければ怖くない。 解釈は読者に委ねられる。 あなたはこの短編集をどのように読みますか?

アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?

無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。 どっちが稼げるのだろう? いろんな方の想いがあるのかと・・・。 2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。 あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

意味がわかると怖い話

井見虎和
ホラー
意味がわかると怖い話 答えは下の方にあります。 あくまで私が考えた答えで、別の考え方があれば感想でどうぞ。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...