「光の天使」 光と影のシンフォニー

夢織人

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神界編 第4章 二人の天使~エルフィンとルカ

第1話 ミカエルの初恋 ①

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 アトランティスの子供たちは、ある一定の年齢まで両性具有であることが普通だった。そしてその両性具有の時代、子供たちは大抵、男の子の格好をしていた。
 しかしミカエルがその兄弟と初めて出会った時、下の子は女の子の格好をしていた。

「きみたち、どこから来たの?」
と話しかけたのは、ミカエルのほうだった。

 少年たちはミカエルを見て驚いたのか、逃げようとした。

「ルカ! 走るんだ!」
 年上の子供がもう一人の子供に叫んだ。
 そして二人は走り去ろうとしたのだが、下の子供が転び、泣き出した.

 ミカエルは泣き叫ぶルカと呼ばれた子どもに走りよると、
「泣くなよ、僕はきみをいじめたリしない。
きみたちと友達になりたいだけだ」
と言った。そしてルカの手をとり、起き上がるのを助けた。

 年上の子供は逃げるのをあきらめ、年下の子供のところへ戻ってきた。
 そのようにして、ミカエルはふたりと出会い、仲良くなった。

 上の男の子の名前は、少し変わった名前でエルフィン。下の子の名前はルカと言った。ふたりとも髪は淡い金髪で、瞳の色はエルフィンがブルー、ルカはグリーンだった。
 ふたりとも女の子のように、とても綺麗な顔立ちをしていた。特に下の子は、お人形のように可愛らしく、ミカエルは一目でその女の子を好きになった。初恋だった。

 やがてミカエルとエルフィンは友だちとなり、ふたりは毎日のように会って遊ぶようになった。遊びながらふたりはフォースを操る練習をしたのだが、フォースを操るにしても、色々な型があることを、ミカエルはエルフィンを通して初めて知った。

 エルフィンは今まで見たことが無いようなフォースの舞を踊ってみせた。
 本当に美しくて、見入ってしまうような舞なのだが、見入ってしまうと危ない・・・、と云う舞だった。

「その舞は、どこで習えるの?」
と、ミカエルも習いたいと思いエルフィンに聞いた。

「もう、習えない。お祖父さまは死んでしまったから」
とエルフィンは答えた。

 彼はルカと違って、とても大人びた子供だった。
 まるで小さな大人のようだった。

 まだ子供なのに、母親とルカを守るのは、自分しかいないと思い込んでいた。
 そしてなぜだか知らないが、自分の父親をとても憎んでいた。

 




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