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お正月的な回 2
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「んー! んー! んー!」
妖精界の産院の分娩台で、身長130センチぐらいの全身が毛に覆われた女の子が両方の足を開いてうめいていた。
人型の、愛らしい幼い少女の顔立ちのそれはリリピュアのお供を務めている妖精のクルクルンだ。去年の5月ぐらいにぬいぐるみっぽい幼体から人型の思春期体になった。
ちなみに彼女の種族は成体になると、身長が5センチほど伸びておっぱいがE以上に膨らむ。今はCといったところだった。
乳房こそ毛に覆われているが、乳首はちゃんと見えた。ピンク色である。
「んー! んー! んーっ!」
クルクルンは今、人生最初の難関に挑戦しているところだ。彼女のお腹はポッコリと膨らんでいる。今日は出産の日であった。陣痛が起きていた。
「んー!」
クルクルンの股は大きく伸びていた。男性器を迎え入れ、子をひねり出すそこだけは毛が生えておらず丸出しだった。大陰唇から小陰唇と膣口が丸見えなのは使い込んでいる証拠である。彼女は人間界に来てから、ちんちんを受け入れぬ日は1日たりとも無かった。
「んんんんー! くるしいくりゅん!」
辛いよ、逃げたい。そう言いながらも介添え役の妖精に励まされ、クルクルンは頑張っていた。愛らしい姿かたちに似合わぬ、使い込まれた妖精の女性器の入口がぽっかりと口を開いた。中から羊水にまみれた何かが見えた。赤ん坊の頭だ。
「クルクルン、頑張るぴょん!」
クルクルンの分娩台に向けて叫ぶのは、右の分娩台に横たわっていた妖精のピョンピョン(性別:メス)だ。白うさぎと幼女とを掛け合わせた姿かたちをした彼女もまた、リリピュアのお供妖精であった。お腹がぼこん、と出ており、これまた使い込まれた黒々しい女性器を丸出しにしていた。彼女も今日が出産予定日だ。
「い、いだいくりゅん!」
あまりにも伸びすぎてクルクルンの女性器が切れた。血をにじませながらも赤ん坊を外に出そうと懸命に動く。クルクルンは激痛に苛まれていたがある種の快感も覚えていた。おっきなものでおまんこを貫かれているのと同じ感覚が。
「いだい! いだい! でもきもぢいいいくりゅん!」
妖精は加護を与えられている。出産の痛みが段々と充実感や気持ちよさになるという類のだ。人間の雌から見れば「ふざけんな!」と思えるだろうが、そっちも脳内麻薬が分泌される場合もあるそうだ。
「がんばれー!」
「ピョンピョン……む、む、むり、むりくりゅん!」
けれども赤子の頭は半分以上出ている。この時にクルクルンは感じた。股間の痛みが気持ちよさに変わったのが。加護の力だ。
「しゅ、しゅごいくりゅん♡ はーっ♡ はわわわーっ♡」
りきんでひねり出そうとすると気持ちよさが倍加した。これはすごいくりゅん。愛らしい妖精は満身の力をお腹に込めた。介添え役の妖精が引っ張ろうとすると絶頂を覚えて尿口からじょばばばば、と出てしまう。それが引き金だった。
にゅるるるる、すぽん。ほぎゃー!
クルクルンの子が産まれた。クルクルン、女の子よ。自分の幼体と同じ姿かたち。羊水にまみれた我が子を、クルクルンは涙を浮かべて抱きしめた。
大きく開いた女性器から胎盤が吐き出されると、下腹は急速に縮んでいった。クルクルンはお腹の中でびくん、とした痛みを覚えた。元に戻った小陰唇から、どろっとした血が流れた。
「クルクルン、どうしてか血がながれているぴょん!」
「ど、どうしようくりゅん!」
「まあまあ、落ち着いて」
介添え役の妖精が説明する。出産してすぐ排卵が起きたのだと。流れた血のようなものは子宮に残った老廃物である。クルクルンはまたすぐ、あかちゃんができるようになったのよ。
「はへ? どうしてそうなるくりゅん?」
「妖精はね、たくさんのあかちゃんが生まれる様にできているの。この世界にハッピーが沢山起きる為によ?」
赤ん坊がたくさん生まれるとどうして幸せが沢山起きるか、という理由はさておき、妖精の身体の構造はそうなっていた。今度はぴょんぴょんの陣痛が始まった。
「いたたーっ!」
「がんばるくりゅん! がんばるくりゅん!」
「そ、それよりもクルクルンの出産報告をするぴょん!」
そうだった。クルクルンは産院の者に携帯電話を貸してもらった。連絡先は、人間界にいる赤ん坊の父親とリリピュアにだ。
クルクルンとピョンピョン、それから、半月後が出産予定日のもう1人に種付けをしたのは1人の青年である。リリピュアの1人、ピュアブロッサムこと桜樹瑠偉の兄だ。
妖精界の産院の分娩台で、身長130センチぐらいの全身が毛に覆われた女の子が両方の足を開いてうめいていた。
人型の、愛らしい幼い少女の顔立ちのそれはリリピュアのお供を務めている妖精のクルクルンだ。去年の5月ぐらいにぬいぐるみっぽい幼体から人型の思春期体になった。
ちなみに彼女の種族は成体になると、身長が5センチほど伸びておっぱいがE以上に膨らむ。今はCといったところだった。
乳房こそ毛に覆われているが、乳首はちゃんと見えた。ピンク色である。
「んー! んー! んーっ!」
クルクルンは今、人生最初の難関に挑戦しているところだ。彼女のお腹はポッコリと膨らんでいる。今日は出産の日であった。陣痛が起きていた。
「んー!」
クルクルンの股は大きく伸びていた。男性器を迎え入れ、子をひねり出すそこだけは毛が生えておらず丸出しだった。大陰唇から小陰唇と膣口が丸見えなのは使い込んでいる証拠である。彼女は人間界に来てから、ちんちんを受け入れぬ日は1日たりとも無かった。
「んんんんー! くるしいくりゅん!」
辛いよ、逃げたい。そう言いながらも介添え役の妖精に励まされ、クルクルンは頑張っていた。愛らしい姿かたちに似合わぬ、使い込まれた妖精の女性器の入口がぽっかりと口を開いた。中から羊水にまみれた何かが見えた。赤ん坊の頭だ。
「クルクルン、頑張るぴょん!」
クルクルンの分娩台に向けて叫ぶのは、右の分娩台に横たわっていた妖精のピョンピョン(性別:メス)だ。白うさぎと幼女とを掛け合わせた姿かたちをした彼女もまた、リリピュアのお供妖精であった。お腹がぼこん、と出ており、これまた使い込まれた黒々しい女性器を丸出しにしていた。彼女も今日が出産予定日だ。
「い、いだいくりゅん!」
あまりにも伸びすぎてクルクルンの女性器が切れた。血をにじませながらも赤ん坊を外に出そうと懸命に動く。クルクルンは激痛に苛まれていたがある種の快感も覚えていた。おっきなものでおまんこを貫かれているのと同じ感覚が。
「いだい! いだい! でもきもぢいいいくりゅん!」
妖精は加護を与えられている。出産の痛みが段々と充実感や気持ちよさになるという類のだ。人間の雌から見れば「ふざけんな!」と思えるだろうが、そっちも脳内麻薬が分泌される場合もあるそうだ。
「がんばれー!」
「ピョンピョン……む、む、むり、むりくりゅん!」
けれども赤子の頭は半分以上出ている。この時にクルクルンは感じた。股間の痛みが気持ちよさに変わったのが。加護の力だ。
「しゅ、しゅごいくりゅん♡ はーっ♡ はわわわーっ♡」
りきんでひねり出そうとすると気持ちよさが倍加した。これはすごいくりゅん。愛らしい妖精は満身の力をお腹に込めた。介添え役の妖精が引っ張ろうとすると絶頂を覚えて尿口からじょばばばば、と出てしまう。それが引き金だった。
にゅるるるる、すぽん。ほぎゃー!
クルクルンの子が産まれた。クルクルン、女の子よ。自分の幼体と同じ姿かたち。羊水にまみれた我が子を、クルクルンは涙を浮かべて抱きしめた。
大きく開いた女性器から胎盤が吐き出されると、下腹は急速に縮んでいった。クルクルンはお腹の中でびくん、とした痛みを覚えた。元に戻った小陰唇から、どろっとした血が流れた。
「クルクルン、どうしてか血がながれているぴょん!」
「ど、どうしようくりゅん!」
「まあまあ、落ち着いて」
介添え役の妖精が説明する。出産してすぐ排卵が起きたのだと。流れた血のようなものは子宮に残った老廃物である。クルクルンはまたすぐ、あかちゃんができるようになったのよ。
「はへ? どうしてそうなるくりゅん?」
「妖精はね、たくさんのあかちゃんが生まれる様にできているの。この世界にハッピーが沢山起きる為によ?」
赤ん坊がたくさん生まれるとどうして幸せが沢山起きるか、という理由はさておき、妖精の身体の構造はそうなっていた。今度はぴょんぴょんの陣痛が始まった。
「いたたーっ!」
「がんばるくりゅん! がんばるくりゅん!」
「そ、それよりもクルクルンの出産報告をするぴょん!」
そうだった。クルクルンは産院の者に携帯電話を貸してもらった。連絡先は、人間界にいる赤ん坊の父親とリリピュアにだ。
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