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2、
修繕③
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…悠一視点…
着信音を響かせる自分のスマホの名前を見て、顔がヒクついたのが自分でもわかった。
『影子だぞ』と語尾にハートまでつけた名前が表示されてみろ無理もないだろう。
宗太から離れて電話に出ると、朝聞いた声が聞こえてきた。
「あ゛い?」
「お、通じたね。てっきり着拒されるかと思った。」
「いつの間に俺のスマホに登録してんだよ。」
「あら、スマホを机の上に置いておねんねしたのはだあれ?」
「チッ……用件は?」
「うわ、冷た。っていうか聞こえてくるパレード的な音……またおサボり?」
「残念だったな、お前の弟もだよ。」
「宗太も?じゃ、うまくいったみたいね。」
「ナイト様の仕事はしたよ。」
「へぇ、やるじゃない。」
影子はいじめが終わったのがうれしいのか声を露骨に明るくさせた。
「用件それだけなら切るぞ。」
「あ、ちょっと待った!」
「んだよ。」
「悠一君、信じてた。あなたの命は絶対に守るから。じゃね。」
「ッ……。」
思いがけない柔らかく強い声に、心臓が脈打った。
一方的に切られた画面を見つめている自分に気が付いて、慌ててポケットに突っ込んだ。
ベンチに戻ると、宗太が食べ終わった紙を片付けていた。
「待たせたか。」
「ううん、学校?」
「いや、クソみたいな女。」
「あ、彼女?」
「んなわけあるか!!」
うっかり声を荒げると、宗太は驚いたように目を見開いてからニヤッと笑った。
「彼女なんだ。」
「ありえねぇ。」
「ハハッ。」
「マジでありえねぇからな!」
「ハハハッ!」
宗太はにやにや顔を収める気がないのかわざと俺に笑って見せた。
その目があまりに影子にそっくりで、先ほどの宗太の話がいまだに信じられなかった。
着信音を響かせる自分のスマホの名前を見て、顔がヒクついたのが自分でもわかった。
『影子だぞ』と語尾にハートまでつけた名前が表示されてみろ無理もないだろう。
宗太から離れて電話に出ると、朝聞いた声が聞こえてきた。
「あ゛い?」
「お、通じたね。てっきり着拒されるかと思った。」
「いつの間に俺のスマホに登録してんだよ。」
「あら、スマホを机の上に置いておねんねしたのはだあれ?」
「チッ……用件は?」
「うわ、冷た。っていうか聞こえてくるパレード的な音……またおサボり?」
「残念だったな、お前の弟もだよ。」
「宗太も?じゃ、うまくいったみたいね。」
「ナイト様の仕事はしたよ。」
「へぇ、やるじゃない。」
影子はいじめが終わったのがうれしいのか声を露骨に明るくさせた。
「用件それだけなら切るぞ。」
「あ、ちょっと待った!」
「んだよ。」
「悠一君、信じてた。あなたの命は絶対に守るから。じゃね。」
「ッ……。」
思いがけない柔らかく強い声に、心臓が脈打った。
一方的に切られた画面を見つめている自分に気が付いて、慌ててポケットに突っ込んだ。
ベンチに戻ると、宗太が食べ終わった紙を片付けていた。
「待たせたか。」
「ううん、学校?」
「いや、クソみたいな女。」
「あ、彼女?」
「んなわけあるか!!」
うっかり声を荒げると、宗太は驚いたように目を見開いてからニヤッと笑った。
「彼女なんだ。」
「ありえねぇ。」
「ハハッ。」
「マジでありえねぇからな!」
「ハハハッ!」
宗太はにやにや顔を収める気がないのかわざと俺に笑って見せた。
その目があまりに影子にそっくりで、先ほどの宗太の話がいまだに信じられなかった。
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