【R-18】キスからはじまるエトセトラ【完結】

田沢みん

文字の大きさ
104 / 169

100、同棲初夜 (1) side天馬 *


「いらっしゃいませ、楓花さん。どうぞお入り下さい」

 ドアを開けながらかしこまった口調で玄関に招き入れる。

「お邪魔します」

 楓花が靴を脱いで上がるのを見届けてからドアを閉め、後ろから抱きついた。

「これからは、『ただいま』だからな」
「うん……」

 首筋に口づけて、ジュッと強く吸った。出来たばかりの赤紫の跡を見て、満足げに微笑む。
 そのまま耳にもキスをして耳朶を噛んだら「あっ……」と鼻にかかった声が聞こえて、もうなんか「わ~っ!」て堪らなくなって止まらなくなった。

「楓花っ!」
「えっ、きゃっ!」

 ガバッとお姫様抱っこすると、そのまま勢い良く廊下を駆け、ドアを足でバン!と開けて寝室に連れ込む。
 驚いて固まっている楓花をベッドにポスッと投げ出すと、ネクタイを襟から抜き、カッターシャツのボタンを外してバッと脱ぎながら、楓花を見下ろす。

「ごめん、嬉しすぎて興奮がMAX。今すぐ抱かなきゃ股間が爆発する」
「ばっ……爆発って……!」

「同棲初夜だから優しくしたいけど……出来なかったらごめん」
 
 『初夜』という言葉に反応して頬を赤らめた楓花に余計にそそられる。
 ごめん、楓花。やっぱり優しくするの無理。

 心の中でそう呟きながら、白いカーディガンを脱がせ、サーモンピンクのワンピースのボタンを外していく。
 れったいからボタンを引きちぎってしまおうかと考えたけど、それはさすがに諦めた。
 だっていきなりドン引きされたら元も子もない。

 記念すべき同棲初夜は、素敵な思い出であるべきだ。

ーー……なんて言ったら、また楓花に『乙女みたい』って言われちゃうかな。

 フッ……と口元を緩ませたら、楓花に不審げな目を向けられた。
 駄目だ、エッチの最中に他ごとを考えて手抜きだと思われたら、元も子も……

ーーははっ……。

「楓花……俺、やっぱりテンパってるわ」
「えっ?」

「ん……最高の気分ってこと」

 ボタンを3つまで外したところで我慢出来なくなった。開いた胸元に顔を埋め、谷間に舌を這わせたら、「ん……あっ…」と楓花の顎が上がる。
 ブラジャーをグイッと引き下ろして、まろび出た白い膨らみにむしゃぶりつく。形が変わるほど強く揉みながら、先端に吸い付き甘噛みした。

「あっ!……ああ……んっ…!」

 今日は凄く感度がいい。楓花も同棲の初日で興奮しているのかも知れない。
 ワンピースの裾をめくり、右手でそっと脚を開かせる。ショーツのクロッチに触れたら、そこはもうしっとりと濡れていた。
 それが分かった途端、スラックスの内側で俺自身がグイッと頭をもたげてくる。

ーー駄目だ、やっぱり爆発寸前!

 今度は下からワンピースのボタンを外し、真ん中の合わせ目からバッと開いて下半身を露わにする。
 ショーツを引き下げて脱がせると、膝裏から脚を持ち上げて、間に顔を埋めた。

「やっ……ああっ!」

 蜜口に舌を挿し入れグニグニと刺激すると、中からトロリと甘い蜜が溢れてくる。それをジュルジュル音をさせながら啜って、一滴たりとも無駄にしないよう丁寧に舐めあげる。
 蕾を口に含んでチューッと二度ほど吸い上げたら、腰を震わせてヨガった。

 蕾を舌で攻めながら、指を挿れる。
 十分に濡れているソコは、2本くらいあっという間に呑み込んで、肉壁を絡みつかせて誘っている。
 早く硬くなった漲りを突っ込みたい。だけど準備不足は厳禁だ。もっと解してやらなきゃ。
 同棲初夜はお互いが最高に気持ち良くならなきゃいけないんだ……。

 指をクイッと曲げて、既に知り尽くしたイイところを擦ってやる。

「ああっ!ソコは駄目っ!」
「駄目じゃない……イイだろ」
「……イイっ!気持ちいい!」

 更にヌルヌルと擦り続けると、ナカがキュッと締まって指を締め付けてきた。
 少し早いかと思いながらも指を一気に4本に増やしてグチュグチュと掻き混ぜる。

「イヤぁあっ!駄目っ!本当に駄目っ!」

 指を揃えて抽送を開始する。中は柔らかく、そして十分に濡れていて滑りがいい。
 ジュブジュブ音をさせながらスピードを上げ、同時に蕾をレロレロと舐め続けていると、キュッと中が締まってきた。

「ああーーーっ!」

ーーよし……。

 嬌声と同時に楓花の腰がビクンビクンと跳ねるのを見届けて、漸くスラックスの前を肌蹴た。
感想 209

あなたにおすすめの小説

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end** ◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です! https://estar.jp/novels/26513389

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

橘若頭と怖がり姫

真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。 その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。 高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

体育館倉庫での秘密の恋

狭山雪菜
恋愛
真城香苗は、23歳の新入の国語教諭。 赴任した高校で、生活指導もやっている体育教師の坂下夏樹先生と、恋仲になって… こちらの作品は「小説家になろう」にも掲載されてます。