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ぽっちゃり女子×犬系男子1
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「…ん!」
「…ちゃん!」
遠くから、優しい声が聞こえる。
なんだろう?
確かめたいなあ。
でも、まぶたが重い。
暖かい何かが、私の頭にそっと触れる。
「花ちゃんってば!」
「ひぇっ!何?」
耳元で急に大きな声が聞こえて、私はがばりと体を起こした。
「おはよう花ちゃん!今日は朝から文化祭の準備でしょ?」
寝起きの頭に、陽介くんの優しくて穏やかな声が心地よく響く。
「んー、うん…え?」
勢いよく声の主を見ると、彼は白い歯を見せてにっこりと笑った。
「うわー!陽介くん!だから私の部屋に勝手に入らないでって…!」
とてつもなく気弱で、言いたいことをはっきり言えない自分に嫌気がさしつつ、陽介くんの背中を押して外へ出てもらう。
「あの、起こしてくれてありがとう。」
ぺこりと頭を下げてドアを閉める。
大きくため息をついてから勢いよくベッドにダイブする。
ギシっ!
と大きくて恐ろしい音がしたけど気にしない。
目をつむると、神経が研ぎ澄まされて私の心臓がどくどくといっているのをよく感じることができる。
陽介くんはこの夏目荘の管理人、夏目さんの甥っ子さんで、同じ大学の4年生だ。
私は去年ここに引っ越してきたので、付き合いは1年にも満たないけど、陽介くんは何が楽しいのか、よく私の部屋に入ってくる。
それはさっきみたいに起きる前だったり、スキンケアでパックしてる時だったり、いろいろだけど…
(いつも恥ずかしいところ見られてばっか)
私は再び大きなため息をついた。
彼に惹かれたのはいつだったか…
はっきりとは覚えていないけど、陽介くんの誰にでも分け隔てない態度と言葉はいつも私を安心させてくれる。
陽介くんは容姿も素敵だ。というかかわいい?
猫っ毛のふわふわな明るめのブラウンヘア。
低めの鼻に黒目がちな丸い瞳。
そしていつも少しだけ口角の上がった大きな唇。
そんな幼い顔立ちに対して身長は高めで、
そして何というか、とても筋肉質だ。
あ、この人鍛えてるってすぐわかる感じ。特に夏とか。
そんな陽介くんが笑うと、なんだかわしゃわしゃわしゃ~としたくてうずうずしてしまう。
性格も容姿も素敵な彼はもちろんモテモテ。
今もとっても美人な彼女さんがいる。
そんな彼に憧れている女の子は多いだろう。
特に、私のような、自分にコンプレックスを持った女の子はそんな優しい彼に惹かれてしまうと思う。
「…ちゃん!」
遠くから、優しい声が聞こえる。
なんだろう?
確かめたいなあ。
でも、まぶたが重い。
暖かい何かが、私の頭にそっと触れる。
「花ちゃんってば!」
「ひぇっ!何?」
耳元で急に大きな声が聞こえて、私はがばりと体を起こした。
「おはよう花ちゃん!今日は朝から文化祭の準備でしょ?」
寝起きの頭に、陽介くんの優しくて穏やかな声が心地よく響く。
「んー、うん…え?」
勢いよく声の主を見ると、彼は白い歯を見せてにっこりと笑った。
「うわー!陽介くん!だから私の部屋に勝手に入らないでって…!」
とてつもなく気弱で、言いたいことをはっきり言えない自分に嫌気がさしつつ、陽介くんの背中を押して外へ出てもらう。
「あの、起こしてくれてありがとう。」
ぺこりと頭を下げてドアを閉める。
大きくため息をついてから勢いよくベッドにダイブする。
ギシっ!
と大きくて恐ろしい音がしたけど気にしない。
目をつむると、神経が研ぎ澄まされて私の心臓がどくどくといっているのをよく感じることができる。
陽介くんはこの夏目荘の管理人、夏目さんの甥っ子さんで、同じ大学の4年生だ。
私は去年ここに引っ越してきたので、付き合いは1年にも満たないけど、陽介くんは何が楽しいのか、よく私の部屋に入ってくる。
それはさっきみたいに起きる前だったり、スキンケアでパックしてる時だったり、いろいろだけど…
(いつも恥ずかしいところ見られてばっか)
私は再び大きなため息をついた。
彼に惹かれたのはいつだったか…
はっきりとは覚えていないけど、陽介くんの誰にでも分け隔てない態度と言葉はいつも私を安心させてくれる。
陽介くんは容姿も素敵だ。というかかわいい?
猫っ毛のふわふわな明るめのブラウンヘア。
低めの鼻に黒目がちな丸い瞳。
そしていつも少しだけ口角の上がった大きな唇。
そんな幼い顔立ちに対して身長は高めで、
そして何というか、とても筋肉質だ。
あ、この人鍛えてるってすぐわかる感じ。特に夏とか。
そんな陽介くんが笑うと、なんだかわしゃわしゃわしゃ~としたくてうずうずしてしまう。
性格も容姿も素敵な彼はもちろんモテモテ。
今もとっても美人な彼女さんがいる。
そんな彼に憧れている女の子は多いだろう。
特に、私のような、自分にコンプレックスを持った女の子はそんな優しい彼に惹かれてしまうと思う。
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