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ぽっちゃり女子×犬系男子3
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「たっこやっきたっこやっきふんふんふーん!」
陽介くんに起こしてもらったおかけで大学にはだいぶ余裕を持って着くことができた。
機嫌良さそうに豪快に看板に赤色を塗っていく友人、藤田千紗のとなりで、私は雲ひとつない青空を見上げた。
基本的に4年生は自由参加なはずなのに、私の所属しているゼミの文化祭は4年生が主体だ。
4年生といえば就職活動だけど、大学2年生の時からアルバイトしているケーキ屋さんの店長さんが「正社員にならないか?」と声をかけてくれたので、私はすぐに就職活動を終えた。
全国展開しているのですぐに倒産する心配もないし、正社員だから福利厚生もしっかりしている。なによりキャリアアップできるから、多分恋愛も結婚もできない私にとってこの上なく好条件だと思った。
やっぱり、一人で生きていくなら安定とお金はなによりも大切だ。
一人でうんうんと頷いていると、
「陽介!なにやってんだよー!」
向こうからわっと大きな笑い声が聞こえてきた。
その名前と楽しそうな声に思わず目を向けると、
顔にペンキをつけて大笑いしている陽介くんと、一緒に笑いながら彼を囲む数人の男女が目に入ってきた。
デザイン系の学科に所属している陽介くんの周りには、華やかな人たちが多い。
「陽介!ペンキついてるよ!」
よく通るハスキーな声をした女の子がハンカチで彼の顔を拭く。
すらりとした長身に金髪のベリーショートヘア。彫りの深い顔立ちはお人形さんみたいに整っている。
何度か夏目荘にも遊びに来ていた陽介くんの彼女、マリちゃんだ。
目を合わせて幸せそうに笑い合う2人は文句なしにお似合いだ。
2人を見て、いつももやもやした気持ちが心を埋め尽くすけど…
そんな心にフタをして、再び自分たちの看板に目線を戻すと…
「千紗…」
「なにー?」
「そのタコ、足何本あるの?」
「えっ?」
細長い足を何本も生やしたやけにリアルなタコが私を見ていた。
陽介くんに起こしてもらったおかけで大学にはだいぶ余裕を持って着くことができた。
機嫌良さそうに豪快に看板に赤色を塗っていく友人、藤田千紗のとなりで、私は雲ひとつない青空を見上げた。
基本的に4年生は自由参加なはずなのに、私の所属しているゼミの文化祭は4年生が主体だ。
4年生といえば就職活動だけど、大学2年生の時からアルバイトしているケーキ屋さんの店長さんが「正社員にならないか?」と声をかけてくれたので、私はすぐに就職活動を終えた。
全国展開しているのですぐに倒産する心配もないし、正社員だから福利厚生もしっかりしている。なによりキャリアアップできるから、多分恋愛も結婚もできない私にとってこの上なく好条件だと思った。
やっぱり、一人で生きていくなら安定とお金はなによりも大切だ。
一人でうんうんと頷いていると、
「陽介!なにやってんだよー!」
向こうからわっと大きな笑い声が聞こえてきた。
その名前と楽しそうな声に思わず目を向けると、
顔にペンキをつけて大笑いしている陽介くんと、一緒に笑いながら彼を囲む数人の男女が目に入ってきた。
デザイン系の学科に所属している陽介くんの周りには、華やかな人たちが多い。
「陽介!ペンキついてるよ!」
よく通るハスキーな声をした女の子がハンカチで彼の顔を拭く。
すらりとした長身に金髪のベリーショートヘア。彫りの深い顔立ちはお人形さんみたいに整っている。
何度か夏目荘にも遊びに来ていた陽介くんの彼女、マリちゃんだ。
目を合わせて幸せそうに笑い合う2人は文句なしにお似合いだ。
2人を見て、いつももやもやした気持ちが心を埋め尽くすけど…
そんな心にフタをして、再び自分たちの看板に目線を戻すと…
「千紗…」
「なにー?」
「そのタコ、足何本あるの?」
「えっ?」
細長い足を何本も生やしたやけにリアルなタコが私を見ていた。
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