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プロローグ
しおりを挟む《※少し長いですが内容紹介の世界観と設定を先に読んでいることを前提として話は進みます》
「明日お前達にはダンジョンに行ってもらう」
(…………は?)
【…1時間前】
俺ことアルバス(アル)は王様よりお話を命令されたため自室にて服装を整えていた
(はぁ…せっかくの休日だっていうのになんで呼び出しなんか……)
「俺、何か呼び出されるようなことしたかなぁ…ッハ!まさか遂に王家から追放されるのか⁈嫌だなぁ…」
コンコンコン「アルバス様、時間です」
色々な可能性と愚痴を呟いていたらもう時間のようだ
「今行きます」
呼び出しには逆らえないので気は重いが自室の扉を開ける
そこには衛兵が1人立っていた 「ッチ。…さっさと歩け」
(少しで良いから嫌悪感を隠して欲しいものだ、……最初の発言は一応の体裁は守った、とでも言いたげな態度だな)
なんて実力が上の衛兵に言えるわけもないが…
最初の発言とは打って変わって荒々しいな
(おや?よく見たらこの前まで城の門番をやっていた者ではないか?昇進して王族の側付きになった感じだろうか、、うんまぁとりあえずまた舌打ちをされる前に早めに歩き始めてしまおう)
「止まれ! …入れ」
しばらく歩かされた後250を裕に超える両扉の前で止められた
(客室、応接室、待合室?いや、待機室といったところか)
扉を叩き、入ってみれば既に先客が3人居た
第一王子のゼニクス•ラインキッシュ(ゼクス)と第一王女のメルクーア•ラインキッシュ(メル)どちらも兄と姉だ
「遅いな後5分は早めに来ておけこの無能が」
「いいえお兄様、この出来損ないはもう10分早めに来る必要がありますわ」
「……。兄上姉上、この者が先にこの部屋で待っているとバカの臭いが充満してしまいますよ。」
「…それもそうね。では今度からギリギリの1分前に来なさいこの出来損ない!」
そして最後に弟の第四王子ハイカルド•ラインキッシュ(ハル)
(正直俺は自分を含め6人兄弟の中でハルが一番苦手だ)
他の兄弟と比べれば比較的当たりが優しい方なのだが俺の直感がこいつを嫌っている。不思議なことに俺の直感は当たるため何かがない限りは大抵従う
それに何処か胡散臭い様な気がする。だから俺はハルとはなるべく関わらないようにしている
とまぁ相変わらず言いたい放題の兄達を他所に俺は頭を動かさず目線のみを使い部屋を見渡す、どうやら前に呼び出しで来た部屋とは違うようでこっちの方が豪華だ
天井は大人が4人縦に並べば届くかどうかと思えるほどに高い、そんな天井には大きなシャンデリアが吊るされていた100万はくだらないだろう コンコンコン
など座る必要も無いため立ちながら部屋を見渡しているとどうやら最後の客人が来たようだ
入ってきたのは第二王女リリアーナ•ラインキッシュ(リア)、ラインキッシュ内では末っ子だが実力は確かで歳の差があれど王位3位にまで上り詰めているほどに強い
っと此処で一度王位の説明をしようか
まず、[王位]の正式名称は王位継承権争奪実力順位で長すぎるので略して
[王位] 10歳以上の次期王となり得る王子と王女が三ヶ月に一回で3日間に渡って〈順位争奪戦〉がある。形式としては総当たり戦だ
三ヶ月に一回とはいえ順位が変動することはほとんどないためここ1年半は順位が変わっていない
最新の順位は 一位:第二王子 二位:第一王子 三位:第二王女
四位:第一王女 五位:第四王子 六位:第三王子(俺) となっている
因みに一位の第二王子で兄のルシアン•ラインキッシュ(シアン)は交換留学により他国に留学中なので此処には来ることができない
「……。揃ったな。行くぞ父上を待たせてはいけない。…無能、お前は一番後ろから着いてこい!わかったな?」
「…、分かりました。」
~v~v~v~v~v~v~v~ (- v- )……(°▽°)パァ
「ご子息達が、お見えです!!!」
(う~ん相変わらずここの近衛兵は声が超大きいなぁ)
未だに耳がキーンと鳴っているが余計な考えを頭から振り落とし気を引き締める
今、綺麗に線対象に開いている5メートル程もある両扉は金をふんだんに使い装飾され、至る所に青色を基調とした宝石が散りばめられていてとても豪華だ。だが、やはり主役はどちらも真ん中に埋め込まれている、1メートル近くもある青紫色の宝石だろう
(青系の宝石はアウナイト、アクアマリン、アパタイト、タンザナイトあたりだろうか、少ない暖色系はアメトリンとスピネル、透明な方はハーキマークォーツとオパールかな。んで、あの大きい主役の宝石は我が国の特産品であるアイオライトであろう。色も澄んでいて綺麗なバイオレットブルーだ、欲しいな…。っとそろそろ扉が全開だ)
扉が全て開くと目の前に王座があり王様が座っている、天井には金のシャンデリアが3つ吊るされていて、25メートルプールが3つ程入りそうなこの部屋も決して暗くない
前に進み王様の5メートル手前で止まる、膝を折り我が国の王に向けて頭を下げ目を閉じる
「表を上げよ!我が息子達! 今回は急な呼び出しに応じてくれ感謝するぞ。」
本当に感謝をしているだろうが王は頭をそう易々と下げてはいけない決まりとなっているため言葉だけ受け取る
「さて、今回呼び出した内容なのだが……。」
(…なんだ?勿体ぶらないで言えば良いのに)
おほん!と咳払いをし一泊置いた後口が開いた
「明日お前達にはダンジョンに行ってもらう」
(…………は?)
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