紅蓮の島にて、永久の夢

文月 沙織

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双花狼藉 十一

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 カールを無理やり受けいれさせられていたアレクサンダーは、背後にまわってきたクルーゲに動揺した。
「ああ……」
 声は絶望に満ちている。もはや、逃げようがない。それでもあきらめきれずに、呟くような声がもれる。
「い、いやだ……」
「挿れるからな」
 はかない否定はまったく無視され、アレクサンダーは背後から、憎いかつての下級生を受けいれさせられた。
「ああ……!」
 幾度目かの絶望の声がはなたれる。
「おお……」
 アレクサンダーとは逆に、クルーゲの声は感嘆に満ちている。荒く息を吐く音がたつ。
「……すげぇ」
 かつての悪童そのものの声をあげ、クルーゲは満足そうに笑った。
「いい……。アレクサンダー、すごく、いいよ」
 ふたたび感極まった声がカールの口からもれた。
「こっちもいいぜ。うう」
 カールの声かクルーゲの声かもはや判断がつかないようなあえぎが続く。
 ときに、アレクサンダーの辛そうなうめきがまじり、奇妙なシンフォニーがながれる。
「おお、凄い。あんたの身体は本当に極上品だな、モール先輩」
 前と後ろから強く責められ、アレクサンダーは苦しさのあまり、必死に身をよじったが、どうあっても逃げることはできず、二人の凌辱行為をうけいれるしかない。
「はぁっ……! ああ!」
 股間の前後に熱いものを感じて、のけぞりそうになったが、どうにもならず、やがて二人の動きに翻弄されていく。
「ああ、アレク、すごい。……アレク、君も感じている……」
 ほとんど意識は朦朧としてきていたが、カールの言葉に神経をひっかかれたことをアレクサンダーは自覚した。
「ち、ちが……」
「濡れてる……。感じている証拠だよ」
 くすり、と鼻で笑う気配がした。
「俺のがいいから、いっそう喜んでいるんだぜ」
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