解放

かひけつ

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設定詳細 (ネタバレ注意)

第1章 序盤情報&おまけ*おまけには中盤からのネタバレあり

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・主人公 (♂)
 一人称:ボク
 身体:幼い見た目、病衣?検査衣?のような簡易的な衣服。虚弱体質。
 精神:比較的冷静。そうでもしなければ生き残れない
 詳細:名前も、記憶もありはしない。あるのは、謎の研究をする施設に幽閉されているという事実だけだ。



・サングラスの大人→愛称:グラさん (♂)
 一人称:僕
 身体:ひ弱だが、一応一般男性並みの力はあるようだ。いつも白衣。
 精神:比較的温厚。所謂いわゆる、胃痛枠の苦労人。
 詳細:ボクの専属先生とでも言えばいいのだろうか。本当は傍に行って助けてやりたいが、自分の立場上それができないと苦悶しているように見える。まぁ気のせいかも。



・アピス (♂)
 一人称:俺
 身体:体形が分かりにくい白衣を身に着けているが、太ってはいない。背は高め。
 精神:残忍な自己中。頭がいいというのは否定できない。
 詳細:第一印象も、態度も、言動も全てが不快だ。



*****おまけ 中盤のネタバレ有(範囲:『把握』まで)



観察記録   名 リューセー
   ______________
 |アピスは見るな!|
   ¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯


・ミコ(=●●) (♂)
 関係性:専属の監視役として接している。好かれているとも、嫌われているとも言えない。
 想い:この子が不幸に遭うのは間違っている。せめて、少しくらい願いが叶ってもいいはずなのに………。
 詳細:事実上の最強と言える。しかし、大抵のミコたちはヤク漬けなり、欲望に堕としたりとロクな一生を歩めない。そんなミコあの子を助けたいと同時に、施設の力がどうしても脳裏を掠め表立った言動ができない。そのもどかしさ故に毎夜、後悔して、後悔して、そんなのじゃ救えないから飲み込んで、はけ口も昇華もできないため苦悶は募る一方という日々を過ごしている。僕は、ミコあの子の過去を知っている。背負わなくていい業や大義、責任感を負わないことを望んでいる。



・アピス・カーセ (♂)
 関係性:職場の先輩。日常的に見下され、揶揄やゆられ、嫌いな人種。だが、カーセ家の権威と彼自身の実力が基本、文句が言えない。施設の幽霊だと噂されるほど永く勤めているらしい。妙齢で頭が上がらない上下関係のハズだが、その性格などからいつの間にか敬う気も薄れていった。
 想い:ミコあの子がアピスに目を付けられてからずっと、気が気でない。アピスに対する嫌悪感が日に日に増長している。
 詳細:権力、才能が揃い過ぎて引いてしまいそう。性格がクソだからこそ、最悪の敵だと言える。ここでいう才能とは、科学者としての分析力や知識だけに留まらず、彼自身の実力があるのが、本当に厄介なのだ。そして、彼専用の武器や実験道具、能力に秘密が多すぎて、どれほどの戦力があるかは誰も知り得ないようだ。



・アイナ (♀)
 関係性:夫婦。そう死んだとしても……。
 想い:周りに笑顔と幸福を振り撒き、誰からも恨まれない言動をしている彼女がどうして、こうも人生を踏みにじってしまうのだろうか。僕が幸せにすべきだったんだ。返し切れないほどの恩をこれから返そうと思っていたんだ。初めて、そう想ったんだ。世界に納得できないよ。
君が僕の立場だったらどうしてたのかな。きっと、君ならあの子の心を希望で染められるんじゃないかな……。
 詳細:見下すわけでも何でもなく、ただただ才能に恵まれなかった彼女は、前を向き続け笑っているんだ。それは、乾き切った僕の日常に潤いをくれた。彼女の性格も、言動も、存在のすべてが眩しかった。僕にはもったいない程に素晴らしい妻なんだよ。なのに…どうして、幸せになれないんだろう。



・ルコ (♀)
 関係性:仲の良い幼馴染。小さい頃はよくつるんでいたものの、いつの間にかカーセ家にスカウトされて以来会う機会が激減した。施設で働く中、ルコの転勤で会う機会が増えた。
 想い:男女ではあっても、恋愛感情は特にない。たとえ誰になんと言われようと、信頼できる僕の友人である。
 詳細:才能も努力もできる積極的な天才肌。この順番で書いてしまうと、まるでアイナに瓜二つなのがルコのようにも思えるが、最初はアイナがルコそっくりに見えたんだ。存在感がどこかミステリアスで、言葉に思いを詰めているんだろうなと感じる。僕がこの惑星で救われるべき少ない人の一人である。
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