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第3章 ~よう
きめ④
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☆sideシン
オレ達は情報を整理した。
[アピスのスペック
・知力 世界の最先端の数歩先にいる(厳密には、隠している技術が未知数)ため知識量膨大。頭の回転に関してはそこまで明らかではないが、冷徹で老獪な性格が相乗効果を生んで神子がいなければ世界最強は確実。
・身体能力 高めだろう。アピスの愛用するレールガンなどは攻撃力が強いだけあって反動もすごい。アピスに『風』の異能が使えたとしても、身体能力が高くないと不可能だろう。
・持久力 謎。息切れしているところを見たことないため、底が知れない。神出鬼没で気付いたらいるので、瞬間移動などができる可能性もある。
・異能 現在確認されているのが『雷』『風』二つ持ちの隣人なんて見たことなかったが、いてもおかしくない。他にもある可能性はある。
・インターネットスキル リンのために作られたAIのメハは独立していているため、基本外部からウイルスなどを心配する必要がない。やろうと思えば、ネットに繋げることもできる。セキュリティは世界最高峰であったにも関わらず、アピスはメハにバグを植え付けた。グルバンは基本的にリンから遠ざけていたためメハの情報を知ること自体おかしい。
・仲間 グルバンや元王がアピスの手元にいることはほぼ確実。それはつまり、仲間と同じ外見のクローンをアピスに利用されるかもしれないということ]
ここまで話し合っていたことをまとめていると、ルコが口を挟む。
「私たちの戦いのことを説明するとね……」
[アピスとの戦闘記録
・異能の秘密を知っている理由は、グルバンの死ぬ直前に記憶を奪われたと思われる。シンの存在やその異能の本質となる『流れているもの』なら操れるということも知られているだろう。
・ルコやグルバンが妖精たちを扱えた、つまり、異能が使えた理由は、リンを守りたいと思ってくれる妖精がいたこと、そして使用者の魂をエネルギーとして摩耗したからできた芸当。妖精だけでは、神だけでは現世に干渉できない。その原則を破るのが、魂を削ったからに他ならない。
・霊の姿は認知できていないようだ。だが、神の存在に関しては知っていて、それをアピールするためにハッタリや強気に出たと考えられる。
・防火用の服装だったようだ。逆に言えばその体は、火に強くないことがわかった。
・トドメを確信した瞬間に煙がアピスを包んだ。重たくて濃い煙で透けて見えることはなかった。アピスは姿を眩ませた]
霊体での攻略に可能性が出てきたが、アピスが瞬間移動できる線はやはりやりかねない。
〔大体わかった。リンの現状を確認するか〕
「ん」
ここでの情報の精査は不完全だ。情報がなさすぎる。だが、やるしかない。今からあいつを知る時間なんてないに等しい。裏技は最終兵器として残しておきたい。まだ、手詰まりではないのだから……。
オレ達は情報を整理した。
[アピスのスペック
・知力 世界の最先端の数歩先にいる(厳密には、隠している技術が未知数)ため知識量膨大。頭の回転に関してはそこまで明らかではないが、冷徹で老獪な性格が相乗効果を生んで神子がいなければ世界最強は確実。
・身体能力 高めだろう。アピスの愛用するレールガンなどは攻撃力が強いだけあって反動もすごい。アピスに『風』の異能が使えたとしても、身体能力が高くないと不可能だろう。
・持久力 謎。息切れしているところを見たことないため、底が知れない。神出鬼没で気付いたらいるので、瞬間移動などができる可能性もある。
・異能 現在確認されているのが『雷』『風』二つ持ちの隣人なんて見たことなかったが、いてもおかしくない。他にもある可能性はある。
・インターネットスキル リンのために作られたAIのメハは独立していているため、基本外部からウイルスなどを心配する必要がない。やろうと思えば、ネットに繋げることもできる。セキュリティは世界最高峰であったにも関わらず、アピスはメハにバグを植え付けた。グルバンは基本的にリンから遠ざけていたためメハの情報を知ること自体おかしい。
・仲間 グルバンや元王がアピスの手元にいることはほぼ確実。それはつまり、仲間と同じ外見のクローンをアピスに利用されるかもしれないということ]
ここまで話し合っていたことをまとめていると、ルコが口を挟む。
「私たちの戦いのことを説明するとね……」
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・異能の秘密を知っている理由は、グルバンの死ぬ直前に記憶を奪われたと思われる。シンの存在やその異能の本質となる『流れているもの』なら操れるということも知られているだろう。
・ルコやグルバンが妖精たちを扱えた、つまり、異能が使えた理由は、リンを守りたいと思ってくれる妖精がいたこと、そして使用者の魂をエネルギーとして摩耗したからできた芸当。妖精だけでは、神だけでは現世に干渉できない。その原則を破るのが、魂を削ったからに他ならない。
・霊の姿は認知できていないようだ。だが、神の存在に関しては知っていて、それをアピールするためにハッタリや強気に出たと考えられる。
・防火用の服装だったようだ。逆に言えばその体は、火に強くないことがわかった。
・トドメを確信した瞬間に煙がアピスを包んだ。重たくて濃い煙で透けて見えることはなかった。アピスは姿を眩ませた]
霊体での攻略に可能性が出てきたが、アピスが瞬間移動できる線はやはりやりかねない。
〔大体わかった。リンの現状を確認するか〕
「ん」
ここでの情報の精査は不完全だ。情報がなさすぎる。だが、やるしかない。今からあいつを知る時間なんてないに等しい。裏技は最終兵器として残しておきたい。まだ、手詰まりではないのだから……。
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