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現代
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「やっぱり来なきゃ良かった。」
私は、その日京都にある展望台に向かって歩いていた。
その、”ある展望台”っていうのが結構キツい斜面にあるのに地元では丘の上にあるとか、言われていた場所だった。私の地元は、京都では無い。京都から、ずーっと離れた静岡県だ。何故静岡に住んでいる私が遠く離れた京都に来ているのかというと、単純な話だ。そこに、おじいちゃん家があるから。私は、家族とおじいちゃん家に泊まる為に来ていた。はずだったのに…。
「あの、丘の上にある展望台に行ってきておくれ。代々家に伝わる絵巻物を落としてしまった。ちと、行って取ってこい。」
無理…
でも、おじいちゃんには逆らえないので了承した。
「じゃぁ、行ってきます。」
「おう!!」
「あっ、なんで絵巻物なんて持ってったの?」
その質問を聞いたおじいちゃんは、ニヤっと笑っただけだった。
私は、その日京都にある展望台に向かって歩いていた。
その、”ある展望台”っていうのが結構キツい斜面にあるのに地元では丘の上にあるとか、言われていた場所だった。私の地元は、京都では無い。京都から、ずーっと離れた静岡県だ。何故静岡に住んでいる私が遠く離れた京都に来ているのかというと、単純な話だ。そこに、おじいちゃん家があるから。私は、家族とおじいちゃん家に泊まる為に来ていた。はずだったのに…。
「あの、丘の上にある展望台に行ってきておくれ。代々家に伝わる絵巻物を落としてしまった。ちと、行って取ってこい。」
無理…
でも、おじいちゃんには逆らえないので了承した。
「じゃぁ、行ってきます。」
「おう!!」
「あっ、なんで絵巻物なんて持ってったの?」
その質問を聞いたおじいちゃんは、ニヤっと笑っただけだった。
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