死神幼女に勧誘されて異世界のスライムに転生。早く人間になりたい！

終章

登場人物紹介

キャラクター紹介

ランドール(蘭堂らんどう　塁るい)

主人公　幼稚園から小学校、中学校、高校とずっと苛められ、大学では友達も恋人もできず、就職もできず引きこもっていた青年。顔は良いのだが、本人にその自覚がない。
　残り二十年の寿命を放棄して異世界へ転生しないか？　という死神幼女の誘いに乗って転生した。しかし、転生したらスライムになっていたのだ。


しいちゃん(シエラ)

死神幼女　姿は黒いおかっぱ頭に簪をつけている着物姿の幼女。いつも死神の鎌を持っている。姿が幼女だが、性格はかなり冷めている。死神も時々人に転生することがあり、彼女は江戸時代には京都の仏具屋の娘だったが、蛤御門の変に巻き込まれて死亡。そのせいか戦争を嫌っている。


エリス

亜神　　ランドールが異世界で初めて会った少女。女神の娘で亜神なのだが、本人は何も特殊能力はない。ただ、彼女から溢れ出る大量の精気を吸収した者は偉大な力を得ると言う。ランドールはこの少女の精気を吸ったために、様々な能力を持つスーパースライムとなってしまった。後に人化したランドールと結婚する。


マリカ

水の国の少女　　寺院に幽閉されていたエリスの世話をしていた女官マルティナの娘でエリスの親友。性格は明るくて優しい。料理も裁縫も得意で働き者。河童達からも慕われている。


マルティナ

マリカの母　　教養のある女性で、エリスの世話をする女官として娘のマリカを連れて木の国へ行った。ウドウ王子に追われているエリスを逃がすため自ら囮となって囚われの身に……彼女を救出するためにランドール達は奮戦する。


アルベルト(じいさん)

魔法使い　　最初は敵だったが、ランドールの部下となる。彼も転生者で若い頃は強い魔力でブイブイ言わせていたのだが、寄る年波に勝てず魔力が衰え生活にも困るようになり、仕方なくフィリスに雇われる。ランドールと出会ったのをこれ幸いに、ランドールの部下にしてもらう。最初は『ただ生きていければいいや』という考えだったランドールに新国家樹立をたきつけてその気にさせてしまった。


フィリス

式神使い　　式神の他にもいくつか魔法を持っている、ウドウ王子の部下兼愛人。最初は成人女性の姿でランドールらの前に現れるが、それはすべて式神でフィリス本人は幼女……の皮を被ったおばさん。彼女も転生者で、スライムであった時にウドウ王子に拾われた。誰からも嫌われているウドウ王子を、フィリスだけは愛している。


ウドウ王子

木の国の王子　王太子であったが、日ごろの行いが悪く国王とも対立して廃嫡される。スライム(フィリス)を妹のサクヤに変化させてセックスしていた事がばれたことも廃嫡の原因と言われている。廃嫡後はスライムを連れて王宮を離れ旅に出た。旅の途中、人化したスライムにフィリスと名付けた。やがて金の国の主戦派からの援助で作った私兵集団を率いて木の国に戻ってきたが、王宮には入らず私邸を作り、自分をサクヤと結婚させろと要求していたが、要求が通らなかったため、武力で国を乗っ取った。


サクヤ姫

木の国王太子　兄のウドウ王子が廃嫡された後、王太子になった。ウドウ王子に王宮を襲撃された後、水の国に亡命していた。


アヤメ

木の国の少女　アルベルトが魔法学校の教師をしていたときの生徒だった。フィリスに弟を人質に取られてスパイをさせられる。


レンゲ

女戦士　木の国親衛隊員


レジナルド

親衛隊隊長