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幼女アンドロイド

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 しかし、この幼女の顔、どこか不自然……アンドロイド!

「君はアンドロイドなのか?」
「はい。このアンドロイドは、施設を案内するために用意されていたものです。現在は私キララ397が、皆様に話しかけるための端末として使用しております」

 しかし、なんで幼女なんだ?

 いや、この施設を作った奴の趣味かもしれん。

「とりあえず、皆様お疲れでしょう。中でおくつろぎ下さい。卓也様にはこの後レクチャーを受けていただきます」

 俺たちはキララに案内されて、リビングルームに入った。

「このソファ気持ちいい」

 ミクちゃんがうつ伏せに寝そべったのは、自由に変形する、身体にフィットするソファ。

 いわゆる人間をダメにするソファだ。

 俺の実家にはあったが、猫におしっこをかけられてダメになったという苦いエピソードがある。

 このリビングにはそれが六つあり、その一つに香菜ちゃんも身体を沈めていた。

 俺はソファ二つをくっつけて横なった。

「あ! お兄ちゃん二つ使ってズルい」
「身体か大きいのだから、しょうがないでしょ」
「それなら」

 ミクちゃんが俺の上に乗っかってきた。

「こっちの方が気持ちいい」
「ミクちゃんだけズルいです」
 
 香菜ちゃんまで俺の上に乗っかってくる。
 
 二人の少女抱きしめて、しばらくの間俺はくつろいでいた。
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