44 / 246
第44話 学校行事
しおりを挟む
それから2ヶ月が過ぎた。
季節は程よく涼しかった春から蒸し暑い夏へと変遷した。
また、魔物征伐は完全に収束してこの世界に再び日常が戻っていた。
「お前ら、明日から夏休みだ!!」
「おおおおお!!!」
「だがその前に…夏休み明けにある冒険者学校の目玉行事、剣闘祭に出場する選手を発表する!!」
「おおおおおお!!!!!」
『剣闘祭…?そういえば冒険者学校のパンフレットにそんな行事があったようななかったような…』
「教授、詳しく知らないので説明をお願いします。」
「分かった。」
よく質問した!!
ナイスだ隣の席の人。
「剣闘祭は簡潔に言うと、他都市にある冒険者学校との対抗戦だ!!
団体戦と個人戦を毎年交互に行っている。今年は団体戦だな。」
「確か…去年は全学年ここアインザスが優勝しましたよね?」
「その通りだ。優勝報酬は年ごとに違うが、どれも豪華だぞ。」
ほぅ…
元Sランク冒険者が指導しているだけあって、やはりアインザスは強豪校らしい。
「試合形式は何ですか?」
「先に5人敗れた方が負けの勝ち抜き戦だ。ちなみに全体の形式はトーナメントだ。他に質問がある奴はいるか?」
今の説明で大体理解した。
優勝報酬が気になるところだ…
「…いないみたいだな。選手を発表する!!今年の出場選手は小僧、アイリス、クレア、スー、イザベルの5人だ!!」
「まあ…予想通りだな。」
特待クラスのなかでも、希少種族の4人は戦闘能力の面で特に異彩を放っている。
入学当初から強かったのだが、この2ヶ月で他生徒より人一倍成長しているのだ。
「剣闘祭は9月10日から始まる。各自、剣闘祭に向けて鍛えるように。
夏休み明けに実力を見て、選手変更する場合もあるからサボるんじゃないぞ?」
「はい。」
同年代の実力を知るいい機会だ。
アインザス校では俺が1番強い自信があるが、井の中の蛙かもしれない。
サボらずに夏休み中も訓練を続けよう。
「以上で学活を終わる。」
『まさか行事に積極的に参加する日が来るとは…』
前世の学生時代、俺はガチ陰キャだったため行事のノリについて行けなかった。
そして、気が付けば行事のアンチになり参加しなくなっていたのだ。
「なぁアルフレッド!!この後5人で修行しよーぜ!!」
「クレアか。俺は構わないが…他の3人は?」
「アイリスとイザベルはいいってさ。スーが何処か行っちまったから一緒に探しに行こうぜ!!」
「分かった。」
今更だが、俺はスーを“鑑定“したことがないため実力をあまり知らない。
知っているのは槍の授業が一緒で、いつも優秀な成績を収めていることくらいだ。
「なぁなぁ!!アルフレッド!!」
「何だよ。」
「魔物征伐はどうだったんだ?オレは救援部隊に待機してて暇で暇で仕方がなかったぜ…」
「あー…それはご愁傷様。俺はノーブルオーガだのラミアだのウェアウルフだの…色々な魔物と戦ったよ。」
「羨ましい…!!オレも前線に出たかったなぁ…」
クレアは高身長で巨乳、その上スタイル抜群だが綺麗な赤い髪がボサボサなのが少し玉に瑕だ。
口調が荒々しく、男友達のようなノリで話せるのでとても仲良くなった。
「なぁなぁ!!アラン教授はどうだったんだ?」
「ウェアウルフ戦の時は凄かったぞ!…って、あ。」
「どうしたんだ?」
「いや、こっちの話だ。」
ウェアウルフを圧倒した不思議な力について聞くのを忘れていた。
夏休みも学校に来れば会えるはずなので、今度こそ詳しく聞こう。
それからクレアと楽しげに話しながら校内を探し回った。
「…おっ、スー!!こんなところに居たのか!!」
「クレアだー!!それにアルフレッドもー!!あっ…もしかして2人、そういう関係?」
スーがにやつきながらこちらを見てきた。
あまり絡んだことはなかったが、どうやら恋愛脳らしい。
「違う。友人だ。」
「あ、ああ!!け、決してこ、こここ…恋人などではないぞ!!」
「クレアの反応怪しいなー…」
『どうしてクレアはここで顔を赤く染めるんだ…』
前世で年齢=彼女いない歴だがギャルゲーをやりこんでいた俺には分かる。
クレアは…間違いなく脈ありだ。
『まあ…今更だけど転生後の容姿は結構良いからな。
父親譲りの茶色がかった銀髪と赤い瞳、そして母親譲りの整ったパーツ…まるでアニメのキャラクターみたいだからな。』
「それで2人とも、スーに何か用かな?」
「あ、ああ!!剣闘祭に向けて、オレ達5人で一緒に修行をしないか?」
「いいねー!!まさに青春の1ページって感じだよ~!!」
「じゃあ教室に戻ってアイリスとイザベルと合流しようぜ!!」
「はーい!」
それから教室で5人集まり、今後の予定を決めた。
「では毎日9:00に教室集合で、休む時は前日までに報告ってことでいいですね?」
「ああ。」
「は、はいなのです!」
夏休みの宿題は筆記の問題集1冊だけなので、無理がない程度だろう。
「うし、じゃあ今日は剣闘祭で戦う順番を決めようぜ!!」
「そうだな。そうしよう。」
「1番目誰が行く?」
「私が!!」
「俺が!!」
「オレが!!」
「あたしが!!」
「ボ、ボクが…!!」
「はははっ!!見事に同時だったな!!」
「そうですね…ではこれで決めましょう!!」
季節は程よく涼しかった春から蒸し暑い夏へと変遷した。
また、魔物征伐は完全に収束してこの世界に再び日常が戻っていた。
「お前ら、明日から夏休みだ!!」
「おおおおお!!!」
「だがその前に…夏休み明けにある冒険者学校の目玉行事、剣闘祭に出場する選手を発表する!!」
「おおおおおお!!!!!」
『剣闘祭…?そういえば冒険者学校のパンフレットにそんな行事があったようななかったような…』
「教授、詳しく知らないので説明をお願いします。」
「分かった。」
よく質問した!!
ナイスだ隣の席の人。
「剣闘祭は簡潔に言うと、他都市にある冒険者学校との対抗戦だ!!
団体戦と個人戦を毎年交互に行っている。今年は団体戦だな。」
「確か…去年は全学年ここアインザスが優勝しましたよね?」
「その通りだ。優勝報酬は年ごとに違うが、どれも豪華だぞ。」
ほぅ…
元Sランク冒険者が指導しているだけあって、やはりアインザスは強豪校らしい。
「試合形式は何ですか?」
「先に5人敗れた方が負けの勝ち抜き戦だ。ちなみに全体の形式はトーナメントだ。他に質問がある奴はいるか?」
今の説明で大体理解した。
優勝報酬が気になるところだ…
「…いないみたいだな。選手を発表する!!今年の出場選手は小僧、アイリス、クレア、スー、イザベルの5人だ!!」
「まあ…予想通りだな。」
特待クラスのなかでも、希少種族の4人は戦闘能力の面で特に異彩を放っている。
入学当初から強かったのだが、この2ヶ月で他生徒より人一倍成長しているのだ。
「剣闘祭は9月10日から始まる。各自、剣闘祭に向けて鍛えるように。
夏休み明けに実力を見て、選手変更する場合もあるからサボるんじゃないぞ?」
「はい。」
同年代の実力を知るいい機会だ。
アインザス校では俺が1番強い自信があるが、井の中の蛙かもしれない。
サボらずに夏休み中も訓練を続けよう。
「以上で学活を終わる。」
『まさか行事に積極的に参加する日が来るとは…』
前世の学生時代、俺はガチ陰キャだったため行事のノリについて行けなかった。
そして、気が付けば行事のアンチになり参加しなくなっていたのだ。
「なぁアルフレッド!!この後5人で修行しよーぜ!!」
「クレアか。俺は構わないが…他の3人は?」
「アイリスとイザベルはいいってさ。スーが何処か行っちまったから一緒に探しに行こうぜ!!」
「分かった。」
今更だが、俺はスーを“鑑定“したことがないため実力をあまり知らない。
知っているのは槍の授業が一緒で、いつも優秀な成績を収めていることくらいだ。
「なぁなぁ!!アルフレッド!!」
「何だよ。」
「魔物征伐はどうだったんだ?オレは救援部隊に待機してて暇で暇で仕方がなかったぜ…」
「あー…それはご愁傷様。俺はノーブルオーガだのラミアだのウェアウルフだの…色々な魔物と戦ったよ。」
「羨ましい…!!オレも前線に出たかったなぁ…」
クレアは高身長で巨乳、その上スタイル抜群だが綺麗な赤い髪がボサボサなのが少し玉に瑕だ。
口調が荒々しく、男友達のようなノリで話せるのでとても仲良くなった。
「なぁなぁ!!アラン教授はどうだったんだ?」
「ウェアウルフ戦の時は凄かったぞ!…って、あ。」
「どうしたんだ?」
「いや、こっちの話だ。」
ウェアウルフを圧倒した不思議な力について聞くのを忘れていた。
夏休みも学校に来れば会えるはずなので、今度こそ詳しく聞こう。
それからクレアと楽しげに話しながら校内を探し回った。
「…おっ、スー!!こんなところに居たのか!!」
「クレアだー!!それにアルフレッドもー!!あっ…もしかして2人、そういう関係?」
スーがにやつきながらこちらを見てきた。
あまり絡んだことはなかったが、どうやら恋愛脳らしい。
「違う。友人だ。」
「あ、ああ!!け、決してこ、こここ…恋人などではないぞ!!」
「クレアの反応怪しいなー…」
『どうしてクレアはここで顔を赤く染めるんだ…』
前世で年齢=彼女いない歴だがギャルゲーをやりこんでいた俺には分かる。
クレアは…間違いなく脈ありだ。
『まあ…今更だけど転生後の容姿は結構良いからな。
父親譲りの茶色がかった銀髪と赤い瞳、そして母親譲りの整ったパーツ…まるでアニメのキャラクターみたいだからな。』
「それで2人とも、スーに何か用かな?」
「あ、ああ!!剣闘祭に向けて、オレ達5人で一緒に修行をしないか?」
「いいねー!!まさに青春の1ページって感じだよ~!!」
「じゃあ教室に戻ってアイリスとイザベルと合流しようぜ!!」
「はーい!」
それから教室で5人集まり、今後の予定を決めた。
「では毎日9:00に教室集合で、休む時は前日までに報告ってことでいいですね?」
「ああ。」
「は、はいなのです!」
夏休みの宿題は筆記の問題集1冊だけなので、無理がない程度だろう。
「うし、じゃあ今日は剣闘祭で戦う順番を決めようぜ!!」
「そうだな。そうしよう。」
「1番目誰が行く?」
「私が!!」
「俺が!!」
「オレが!!」
「あたしが!!」
「ボ、ボクが…!!」
「はははっ!!見事に同時だったな!!」
「そうですね…ではこれで決めましょう!!」
21
あなたにおすすめの小説
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
魔法物語 - 倒したモンスターの魔法を習得する加護がチートすぎる件について -
花京院 光
ファンタジー
全ての生命が生まれながらにして持つ魔力。
魔力によって作られる魔法は、日常生活を潤し、モンスターの魔の手から地域を守る。
十五歳の誕生日を迎え、魔術師になる夢を叶えるために、俺は魔法都市を目指して旅に出た。
俺は旅の途中で、「討伐したモンスターの魔法を習得する」という反則的な加護を手に入れた……。
モンスターが巣食う剣と魔法の世界で、チート級の能力に慢心しない主人公が、努力を重ねて魔術師を目指す物語です。
アーティファクトコレクター -異世界と転生とお宝と-
一星
ファンタジー
至って普通のサラリーマン、松平善は車に跳ねられ死んでしまう。気が付くとそこはダンジョンの中。しかも体は子供になっている!? スキル? ステータス? なんだそれ。ゲームの様な仕組みがある異世界で生き返ったは良いが、こんな状況むごいよ神様。
ダンジョン攻略をしたり、ゴブリンたちを支配したり、戦争に参加したり、鳩を愛でたりする物語です。
基本ゆったり進行で話が進みます。
四章後半ごろから主人公無双が多くなり、その後は人間では最強になります。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました
まったりー
ファンタジー
何処にでもいるような平凡な社会人の主人公がある日、宝くじを当てた。
ウキウキしながら銀行に手続きをして家に帰る為、いつもは乗らないバスに乗ってしばらくしたら変な空間にいました。
変な空間にいたのは主人公だけ、そこに現れた青年に説明され異世界召喚に巻き込まれ、もう戻れないことを告げられます。
その青年の計らいで恩恵を貰うことになりましたが、主人公のやりたいことと言うのがゲームで良くやっていたダンジョン物と牧場経営くらいでした。
恩恵はダンジョンマスターにしてもらうことにし、ダンジョンを作りますが普通の物でなくゲームの中にあった、中に入ると構造を変えるダンジョンを作れないかと模索し作る事に成功します。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる