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第82話 剣闘祭 コーデル校vsイラプト校①
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「お疲れアルフレッド~!!」
「ありがとう。」
「私たちは選手用観客席に行っていますね。」
「ああ。」
俺は着替えてすぐに賭場に向かった。
賭博目的ではなく、次の試合をじっくり観察するためだ。
観客席は前の人の頭や手で見えない時があるので、正直賭場の方が見やすいのだ。
「オヤジさん!!イラプト校の勝利に金貨1枚!!」
「はいよ!!じゃあさっきの配当金から引いて大銀貨1枚な!!」
「えっ、俺の5人抜き1.1倍しかなかったのか…?」
「そりゃあ化け物退治で実力知られてたしなぁ。仕方ねーよ。」
「まぁ…そうだな。」
それはさておき、コーデル校vsイラプト校の勝利予想が見事に分断している。
ちなみにイラプト校が勝利したときの倍率は2.1倍だ。
賭けを外したら剣闘祭始まって以来初の赤字になってしまう。
俺は赤字にならないよう大銀貨1枚を握りしめて祈りながら、舞台が良く見える場所へ移動した。
「いや~豪快な戦いぶりだったネ~!!」
「メリッサ!!数日ぶりだな。」
「そうだネ!!うちは最近麻薬騒動の後始末をしてたんだヨ…」
「あー、そういえば麻薬騒動の仕事を引き受けてたんだっけ?」
「そうなんだヨ!!思ってたより根が深くて、スラム街にいた大規模犯罪組織まで繋がってたんだよネ…」
「おぉ…その犯罪組織はどうしたんだ?」
「組織の重鎮を捕縛して、それ以外は皆殺しだヨ!!っていってもほどんどはエレノア様の功績だけどネ。」
「師範が…全然気付かなかった。」
俺の稽古が終わってから活動していたのだろうか…?
師範は見た目も性格も子供っぽいが、やはりすごい人だ。
『そうだよな…あれでもブルーノ帝国のギルドマスターだもんな…』
「じゃあうちはまた仕事に戻るヨ!!」
「ああ。頑張れよ。」
「それでは準決勝第2試合に移ります!!」
ついに試合が始まる。
勝った方と明日の決勝戦で戦うことになるわけだが…どちらも手強い。
正直なところ、あの4人ではどちらにも敵わないだろう。
『…やっぱりルーカスとライオネルは大将か。』
ここで両校の戦力について再度確認しよう。
コーデル校は全員魚人族のMAX5人構成で、ルーカスを大将としている。
ルーカス以外の4人は弱いわけではないが、大して強くもない。
イラプト校は全員龍人族の3人構成で、ライオネルを大将としている。
ライオネル以外の2人はうちの4人には及ばないものの、相当の実力者だ。
『ルーカスとライオネルの一騎打ちで勝敗を決するだろうな…』
「両者武器を構えて…試合開始!!」
開始と同時にイラプト校の片手剣使いの男性、オルズ選手が攻撃を仕掛けた。
コーデル校の両手剣使いの男性はその場で防御の姿勢を取っている。
そしてイラプト校の選手が距離を詰め、片手剣の間合いに入ったと思いきや…
『なっ…!!そう来るか…』
イラプト校の選手は跳躍すると同時に相手に背を向け、硬く頑丈な尻尾で攻撃した。
その不意打ちで相手が持っていた両手剣は弾き飛ばされ、無防備なところを一閃した。
「試合終了ーー!!勝者、イラプト校オルズ選手ーー!!」
クレアは恥ずかしいからと言って尻尾は使わない。
それはそれで構わないと思うが、やはり尻尾を使えると攻撃の手数が増える。
『彼の戦い方に感化されて、尻尾を使うようになったらいいんだけどな…』
「それでは2戦目を始めます!!両者武器を構えて…試合開始!!」
次のコーデル校の選手は両手棍棒使いの大きい男性だ。
オルズ選手の片手剣では先程のように一撃…というわけにはいかないだろう。
それを察したのか、オルズ選手はその場でじっと相手を観察している。
止まっている相手を見てコーデル校の選手が大振りな攻撃を仕掛けた。
オルズ選手は即座に隙を見抜き、腱を断とうとアキレス腱や手首を狙って斬った。
だが相手の鱗と皮下脂肪が分厚く、浅い攻撃となった。
それから同じような攻撃の展開が続き…
『…これで終わりだな。』
十数回目の攻撃でとうとう相手の鱗と皮下脂肪を突破し、アキレス腱を断つことに成功した。
そしてオルズ選手は倒れた相手の首に乗り、とどめを刺した。
「試合終了ーー!!勝者、イラプト校オルズ選手ーー!!」
オルズ選手はまるで片手剣使いの模範のようだな戦い方だ。
耐久力に優れない弱点を補うように、ヒット&アウェイ戦法で相手の体力を徐々に減らして仕留める…
『…その分運動量が多いからな。息が上がってきたみたいだ。』
「それでは3戦目を始めます!!両者武器を構えて…試合開始!!」
次のコーデル校の選手は小柄な短剣使いの女性、ガリナ選手だ。
疲れが見え始めてる今、俊敏性に優れた彼女の相手は厄介だ。
オルズ選手の息が上がっていることに気付いたのか、開始と同時に最速で背後に回った。
そして反応される前に短剣Lv.3”ヴァイパーエッジ”を行使した。
その4連撃は龍人族の硬い鱗が無い部分に直撃し、瞬殺した。
「し、試合終了ーー!!勝者、コーデル校ガリナ選手ーー!!」
ガリナ選手はどの魚の特性なのか分からないが、相当な速さだった。
アイリスの”瞬足”には及ばないが、なかなか厄介だ。
『これでコーデル校:イラプト校の残り選手数は3:2…かなり拮抗してるな。』
「ありがとう。」
「私たちは選手用観客席に行っていますね。」
「ああ。」
俺は着替えてすぐに賭場に向かった。
賭博目的ではなく、次の試合をじっくり観察するためだ。
観客席は前の人の頭や手で見えない時があるので、正直賭場の方が見やすいのだ。
「オヤジさん!!イラプト校の勝利に金貨1枚!!」
「はいよ!!じゃあさっきの配当金から引いて大銀貨1枚な!!」
「えっ、俺の5人抜き1.1倍しかなかったのか…?」
「そりゃあ化け物退治で実力知られてたしなぁ。仕方ねーよ。」
「まぁ…そうだな。」
それはさておき、コーデル校vsイラプト校の勝利予想が見事に分断している。
ちなみにイラプト校が勝利したときの倍率は2.1倍だ。
賭けを外したら剣闘祭始まって以来初の赤字になってしまう。
俺は赤字にならないよう大銀貨1枚を握りしめて祈りながら、舞台が良く見える場所へ移動した。
「いや~豪快な戦いぶりだったネ~!!」
「メリッサ!!数日ぶりだな。」
「そうだネ!!うちは最近麻薬騒動の後始末をしてたんだヨ…」
「あー、そういえば麻薬騒動の仕事を引き受けてたんだっけ?」
「そうなんだヨ!!思ってたより根が深くて、スラム街にいた大規模犯罪組織まで繋がってたんだよネ…」
「おぉ…その犯罪組織はどうしたんだ?」
「組織の重鎮を捕縛して、それ以外は皆殺しだヨ!!っていってもほどんどはエレノア様の功績だけどネ。」
「師範が…全然気付かなかった。」
俺の稽古が終わってから活動していたのだろうか…?
師範は見た目も性格も子供っぽいが、やはりすごい人だ。
『そうだよな…あれでもブルーノ帝国のギルドマスターだもんな…』
「じゃあうちはまた仕事に戻るヨ!!」
「ああ。頑張れよ。」
「それでは準決勝第2試合に移ります!!」
ついに試合が始まる。
勝った方と明日の決勝戦で戦うことになるわけだが…どちらも手強い。
正直なところ、あの4人ではどちらにも敵わないだろう。
『…やっぱりルーカスとライオネルは大将か。』
ここで両校の戦力について再度確認しよう。
コーデル校は全員魚人族のMAX5人構成で、ルーカスを大将としている。
ルーカス以外の4人は弱いわけではないが、大して強くもない。
イラプト校は全員龍人族の3人構成で、ライオネルを大将としている。
ライオネル以外の2人はうちの4人には及ばないものの、相当の実力者だ。
『ルーカスとライオネルの一騎打ちで勝敗を決するだろうな…』
「両者武器を構えて…試合開始!!」
開始と同時にイラプト校の片手剣使いの男性、オルズ選手が攻撃を仕掛けた。
コーデル校の両手剣使いの男性はその場で防御の姿勢を取っている。
そしてイラプト校の選手が距離を詰め、片手剣の間合いに入ったと思いきや…
『なっ…!!そう来るか…』
イラプト校の選手は跳躍すると同時に相手に背を向け、硬く頑丈な尻尾で攻撃した。
その不意打ちで相手が持っていた両手剣は弾き飛ばされ、無防備なところを一閃した。
「試合終了ーー!!勝者、イラプト校オルズ選手ーー!!」
クレアは恥ずかしいからと言って尻尾は使わない。
それはそれで構わないと思うが、やはり尻尾を使えると攻撃の手数が増える。
『彼の戦い方に感化されて、尻尾を使うようになったらいいんだけどな…』
「それでは2戦目を始めます!!両者武器を構えて…試合開始!!」
次のコーデル校の選手は両手棍棒使いの大きい男性だ。
オルズ選手の片手剣では先程のように一撃…というわけにはいかないだろう。
それを察したのか、オルズ選手はその場でじっと相手を観察している。
止まっている相手を見てコーデル校の選手が大振りな攻撃を仕掛けた。
オルズ選手は即座に隙を見抜き、腱を断とうとアキレス腱や手首を狙って斬った。
だが相手の鱗と皮下脂肪が分厚く、浅い攻撃となった。
それから同じような攻撃の展開が続き…
『…これで終わりだな。』
十数回目の攻撃でとうとう相手の鱗と皮下脂肪を突破し、アキレス腱を断つことに成功した。
そしてオルズ選手は倒れた相手の首に乗り、とどめを刺した。
「試合終了ーー!!勝者、イラプト校オルズ選手ーー!!」
オルズ選手はまるで片手剣使いの模範のようだな戦い方だ。
耐久力に優れない弱点を補うように、ヒット&アウェイ戦法で相手の体力を徐々に減らして仕留める…
『…その分運動量が多いからな。息が上がってきたみたいだ。』
「それでは3戦目を始めます!!両者武器を構えて…試合開始!!」
次のコーデル校の選手は小柄な短剣使いの女性、ガリナ選手だ。
疲れが見え始めてる今、俊敏性に優れた彼女の相手は厄介だ。
オルズ選手の息が上がっていることに気付いたのか、開始と同時に最速で背後に回った。
そして反応される前に短剣Lv.3”ヴァイパーエッジ”を行使した。
その4連撃は龍人族の硬い鱗が無い部分に直撃し、瞬殺した。
「し、試合終了ーー!!勝者、コーデル校ガリナ選手ーー!!」
ガリナ選手はどの魚の特性なのか分からないが、相当な速さだった。
アイリスの”瞬足”には及ばないが、なかなか厄介だ。
『これでコーデル校:イラプト校の残り選手数は3:2…かなり拮抗してるな。』
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