剣の世界のβテスター~異世界に転生し、力をつけて気ままに生きる~

島津穂高

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第160話 遺跡探索 準備

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「よし、じゃあ早速行くぞ!!」



「待て待て…泊まり込みになるだろうし準備が必要だ。」



「そうだよ~!!クレア興奮しすぎ~!!」



俺も初めて冒険という冒険ができるので楽しみだが、こういう時こそ落ち着けと師範から教わっている。

尚、当の本人はウキウキしていて冷静ではないような気がするが。



「明日のちょうど今の時間…9:00に北門前集合とかどうだ?」



「妾は構わないのじゃ!!」



「私はそれでいいわ~」



「じゃあ決定だな。」



「そうと決まれば妾は商会に…」



「待ってください師範…」



「どうしたのじゃ?」



「普段とはパーティーメンバーが違うわけですから、自己紹介やら隊列編成やらをする必要が…」



「む…そうじゃな。」



それから7人で近くにあった席に着き、1人ずつ自己紹介をしていった。

全員面識はあったが、得意装備などで新たな情報を得られるいい機会だった。

ちなみにサリーちゃんはメリケンサックを付けたステゴロらしい。



「…っと、自己紹介は大体こんな感じか。次に隊列だが…師範、任せてもいいですか?」



「うむ!!そうじゃな…前衛はサリーちゃんとクレア、中衛はアイリスと弟子とスー、後衛は妾とイザベルじゃな!!弟子が中央で司令塔をするのじゃ。」



師範は中衛でなくていいのかと疑問に思ったが、おそらく緊急時の殿役兼回復のユニークスキルを持つイザベルの護衛役だろう。

さすがスタンピードなどの際に総ギルドマスターとして指揮しているだけのことはある。

迅速かつ正確に、俺が考えていたものよりも良い構成を考えてくれた。



「分かりました!!」



「これ決まることは終わりよね~?」



「ああ。各自準備を始めてくれ。」



「おう!!」



サリーちゃんは残りの今日の業務をしに受付へ、師範は装備を取りに帝都の自宅へ、クレア達は商会へ移動を開始した。

俺は1度宿に戻り、持っていく物の準備を始めた。



『いつ帰れるか分からないからな…』



まずは生活必需品と日用品だ。

現在“アイテムボックス“にあるのは大体以下の通りである。



・食料

魔物の肉:99個×5スタック

木の実:99個×4スタック

出店料理:21食分

宿料理:19食分



・水

綺麗な水:99L×6スタック

汚れた水:41L



・家具

テーブル:2個

椅子:8個

ベンチ:2個



・キッチン用品

皿:15個

コップ:15個

スプーン:15個

フォーク:15個

包丁ナイフ:3本



・バス用品

清潔なタオル:22枚

石鹸:5個



・洗面用品

歯ブラシ(藁製):5本

髭剃り用ナイフ:3本



家具は修業時代に自作した木製のものだ。

キッチン用品は自作したものではなく、商会で買ったきちんとしたものだ。



『栄養バランスを考えて食料は色々買い足しておいた方が良さそうだな。あとは一応石鹸を人数分買い足しておくか。…高いんだよなぁ。』



一辺10cmの石鹸で1つあたり大銀貨5枚もする。

ちなみに貴族向けの匂い付き石鹸は1つあたり金貨1枚だ。

…もちろん俺は大銀貨5枚の方を選んで買っている。



次は入手可能かつ持っていくと便利な物だ。

盗賊団のアジトで見つけた”結界展開石”や”無限水源の壺”などの魔道具も含む。



『…サバイバル生活してて欲しいなって思った道具をあげていくか。』



1.火起こし道具:火打石×15個収納済み

2.万能材料である木材:サバイバル時に大体99個×4スタック収納済み

3.防寒具:7着収納済み

4.テント:4人用×3個収納済み

5.布団:未所持

6.回復薬:HP回復薬99個×2スタック、TP回復薬99個×3スタック、状態異常回復薬42個

7.照明:木の棒の先端に酒を染み込ませた布を巻いた簡易松明3個



大体こんな感じだ。



布団を何枚か購入しておく必要がある。

誰かが忘れた時や洗濯ができない時を考え、10セットほど買っておけばいいだろう。



また、簡易松明ではなく照明の魔道具もいくつか持っておきたい。

松明は煙で魔物に気付かれたり、密室では使えない等使い勝手が悪いからだ。



『大体こんな感じか。…さて、忘れないうちに買いに行くか。』



道中に人気のある料理店や出店で大量に食料を買い足しつつ商会で目当ての物を買いそろえた。

照明の魔道具は1つあたり大銀貨1枚と比較的安かったため15個も買ってしまった。

この魔道具は1つで周囲3mを照らすほどの明るさなので、そこまで量は要らなかったと後悔している。



ちょうどクレア達と商会で会い、買い物を手伝うよう頼まれたので合流した。

4人は美容用品ばかりで防寒具や寝具を忘れていたので、適宜教えつつ買い物を楽しんだ。



普段の冒険者生活では常に気を張っているので、このショッピングでかなり心を休めることができた。

俺達は皆寿命が長い種族で生き急ぐ必要もないので、たまにはこういうのも悪くないだろう。



それから装備の手入れや持っていくものの再確認をしていると、いつの間にか日が暮れていた。

師範とサリーちゃんが宿に来たので、一緒に夕食を取って眠りについた。
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