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「第十二話 東京黙示録 ~疵面の凶獣~」
27章
しおりを挟む秋雨の止んだ首都に夜の帳(とばり)が降りていた。
巨大生物が東京の街を急襲してから、2回目の夜。一千万人が避難したあとの大都会は死んだように静かだった。自衛隊、政府関係者、一部の報道機関・・・不眠不休の活動は続いているはずなのに、山手線のほぼ中央に位置するこの場所にひとの息遣いは届いてこない。雨露に濡れた茂みの隙間から聞こえる虫の声だけが、里美の周囲を包む全てであった。
「里美さま。玄道様がお呼びです」
足音もさせずに近付いた男の声に、セーラー服に包まれた少女の肩がピクリと反応する。ケヤキの樹に向かって佇む令嬢戦士の背中からは、表情を観察することはできなかった。一時間ほど前、深い眠りから醒めた里美は、あらゆる報告を聞いてからずっとその場に立ち続けていた。風雅と可憐を自覚なしに振り撒く天性の美少女の背中が、今ばかりは声を掛けるのも躊躇わせるほど小さく見える。
「・・・いま、いきます」
背後の気配が消えてからも、しばらくの間、里美は大樹に向き合ったまま動かなかった。
甲高い破裂音が闇空に響き渡る。
二度。三度。右手が痛くなるほどの力で、容赦なく己の頬を少女は叩き続けた。
グッと空を見上げる。切れ長の瞳には強い光が戻っていた。樹木の緑のうえに、大きなたまねぎを乗せたような特徴的な屋根が見えている。
東京都千代田区九段。日本武道館から数百m北西に進んだこの場所に、現代忍者の総本部があろうとは誰も気付きはしないだろう。東西に長く伸びた敷地は樹木と塀とで囲まれている。
国家のために殉じ、尊き生命を捧げられた御霊を祀る社、靖国神社。
歴史の表舞台には登場しないものの、この国を守護するために暗躍してきた御庭番衆が、この地と深い関わりを持つのは寧ろ自然と言えるかもしれない。
本殿の裏、一般参拝客では侵入を許されない敷地に地下への階段が見える。石碑で巧みにカムフラージュされているため、常人では素通りしてしまうことだろう。慣れた足取りで、里美は暗い地下へとその身を躍らせた。
靖国神社からさらに1kmほど西に進むと、防衛省の建物が現れる。その地下にまで現代忍者の本拠地は続いていた。
防衛省から靖国神社までを、人知れず地下で繋いだ巨大な空間こそが特殊国家保安部隊・・・つまり現代御庭番衆の総本部であった。防衛省と情報を共有してこの国を守り、恒久に魂が安らぐ場所へと還る。御庭番衆の理念と実利を兼ね備えたこの地は、里美にとっても特別な場所のひとつであった。
闘いに殉じ、尊命を散らしていった同志たちがここに眠っている。
四方堂亜梨沙。相楽魅紀。多くの仲間たち・・・
そして今また五十嵐蓮城改め佐久間蓮城が、墓碑にその名を連ねる。
桜宮桃子と霧澤夕子の名を入れるのは、里美が拒否した。頑なに拒否した。ふたりはまだ死んでいない。渋谷とお台場に晒された亡骸は、鮮明に脳裏にこびりついている。それでもわずかな可能性がある限り、諦めることはできない。諦めたら、里美自身が崩れて消えてしまいそうだった。
「入ります」
地下に造られた現代忍者の総本部は、その言葉から受け取るイメージとは異なり、外見上は公的施設の一角としか見えない簡素な造りであった。クリーム色の壁が続き、同じ形の扉がズラリと等間隔で並んでいる。最先端のテクノロジーがあちこちに配備されているはずであったが、里美ですらその全貌は知らされていなかった。傍目にはなんの変哲もない部屋の前で、長髪の美少女は指紋照合用の液晶画面に掌をかざす。
かすかな機械音とともに横に開いた扉の内部へ、月のような少女は進み入った。
「来たか、里美よ」
椅子も机もない、ただ書棚が壁際にあるだけの殺風景な部屋の中央に、黒装束の男は立っていた。
白髪混じりのオールバックに鷹を思わす鋭い眼光。長年見続けてきた顔だというのに、こうも印象が変わるのかと驚くほど、表情には威容を備えている。吹き付ける威圧の風に、里美の全身は縮むようであった。
優しき執事であった老紳士は、御庭番現当主・五十嵐玄道としての顔を完全に取り戻していた。
里美にとって玄道はもはや使用人ではない。寧ろ逆、主として仰ぐべき立場の存在となった。
そしてまた、同時に玄道は実の父親でもあるのだった。
「このたびの失態の責任については、いかなる処分も受ける覚悟です」
青と白のセーラー服が翻るや、床に額を押しつけて里美は土下座をしていた。
「全ては私の・・・責任です。甘い判断がこのような危機的状況を生んでしまいました。この命をいくら捧げても過ちの代償にはならないことはわかっています。ですが・・・ですが、せめて、ひとりでも多くの侵略者たちの命脈を絶つべく、この身を捧げさせてください。どうか、どうか出撃のお許しを――」
「顔をあげよ」
執事の顔をしていたときとは、まるで異なる重い声が響く。
「あげよ、里美」
「・・・はい」
「責任の所在を問うならば、我もまた逃れられぬわ。事ここに及んで、うぬや我の首のひとつふたつで収拾するはずもない。今思案すべきは、いかに彼奴らの脅威を取り除くことができるか、その一点のみよ。雑念を払い、全力を尽くして、その一事に心を砕け」
「はい」
厳とした視線で見下ろす玄道と、澄んだ瞳で真っ直ぐに見詰め返す里美。
傍目から見れば過酷に映るであろう、父と娘の光景。だが玄道の言葉の裏には、数々の衝撃の事実に踏み潰されそうな娘の心を、闘いに集中させることで軽くさせたい魂胆も見え隠れしていた。
「執事をしていた頃の我の言葉、憶えているか?」
「覚えています。目的のためにはあらゆる感情を殺して最善の策を選択せよ、と」
「苦境にあらばこそ、冷静に道を探せ。この世界はまだ、終わったわけではない」
そう、終わったわけではないのだ。玄道の台詞を、里美は己への激励と受け取った。
ファントムガールは、まだ闘える。ここに、私がいる。
ユリアがこの地に来ていることもわかった。来てはいけなかった。未来の希望となるためにも、万が一に備えて身を隠すべきだった。だが、モニター映像のなか、アリスを救うために懸命に闘う姿に、励まされたのもまた事実。
エナジー・チャージさえできればきっとサクラは蘇生する。アリスもまた・・・信じることだ。サイボーグ少女はいつだって驚異的な生命力を示してくれた。今回だって、きっと。信じることだ。信じなければ、奇跡など起こるわけもない。
そして・・・ナナ。
あの男が介抱している少女が、きっと戦場に帰ってくる。そういう少女なのだ、あのコは。どれだけ叱ったって、無茶をして誰かのために闘おうとする。不器用で損な役回りのコ。だけれども、胸が痛むほどに眩しいコ。
彼女がまだ生きている。希望はまだ、決して潰えてなどいない。
「勝ちます」
凛とした言葉が、麗しき少女の桃色の唇を割って出た。
「こんな日が来るときのために、私はファントムガールになったのです。勝ってみせます。ここで奴らを食い止めることが、私が生まれた意味の全てです」
現代御庭番の総帥が、冷ややかな眼でじっと我が娘を見る。見定める、とでもいうべき眼光であった。
見事なり、里美。
親友の死も、父を名乗った男の死も、絶望的な状況も、全ての悲嘆を飲み込んだか。
たとえそれが表面的なものであっても、18歳の女子高生とは思えぬ精神力に、父は娘の確かな成長を感じていた。
「里美よ・・・我はうぬの側用人として、長く居過ぎたかもしれぬ」
ふっと吹き付ける威容の暴風が、かすかに緩んだのを里美は感じた。
「この部屋には、我とうぬしか居らぬ。・・・今、ここでならば、本当の自分を晒すことを許そう」
己の呆れるほどの甘さを苦々しく噛み締めながら、玄道は思わず口走るのを止めることができなかった。
どんなに装っていようと、里美の本心が見えてしまう。娘の側に長く居過ぎたことが、このような副作用を及ぼすことになるとは。
忍びの長としては失格だな。そんな烙印を己に押すことになっても、玄道はあまりに多くのものを抱えすぎた少女の背から、少しでも荷を降ろさせてやりたかった。
「大丈夫です、玄道さま」
美少女は、春風のごとくニコリと微笑んだ。
そう、この笑顔。幼少の頃より少しも変わらぬ笑顔がそこにはあった。
「つい先程まで、吐き出せるものは全て吐き出して参りました」
「・・・もう、構わぬのか?」
「はい。泣くよりも先にすべきことが山ほどあります。あとは、全てに決着がついてからのことです」
言葉が続けて出ようとするのを、玄道はこらえた。
大きくなった。この数ヶ月で。守護天使に選ばれた少女たちのリーダーとなることで、もしかすると里美は飛躍的な成長を遂げていたのかもしれない。
ならば父であり、長である自分が、甘い顔をみせるのはやはり耐えるべきであった。
「現状は、苦しいぞ」
眼を背けたい現実に、玄道は話を戻した。
「品川近郊に潜んだと思われる西条ユリとは、どうしたわけか連絡が取れぬ。地下道に入った可能性が考えられよう。戦力が限られた現在、まずはユリと合流することが肝要だろうな。お台場フジテレビから姿を消した賊どもの足取りは依然捉えておらぬが、いくつかのチームに分かれて行動していると思われる」
「こちらからの襲撃は難しい、ということですね」
「いや、もはやこちらから仕掛けることは出来ぬのかも知れぬ」
玄道の言わんとしている内容を、里美もとうに悟っていた。
「彼奴らの狙いはまず第一にファントムガール全員の抹殺。休息を取り仕切り直した今、うぬを殺すことのみに全力を傾けよう。うぬを引き出すため、重要と思われる施設を襲撃するのはまず間違いなかろう」
「防衛省、ですね」
現代御庭番衆の総本部と呼ぶべき場所・・・つまり、今いるこの地下空間の上にある建造物。
五十嵐家が防衛省と通じていることは、とうに久慈には知られているはずだ。ただでさえ守護女神を冠するファントムガールは、破壊工作に出る巨大生物を食い止めねばならぬ使命がある。まして、それが直接関係の深い施設となれば。もうこの場を動くことはできない、敵は否が応にも向こうからやってくるのだ。
刺客がやってくる。この身を散らそうとする、恐るべき悪魔たちが。
それでも里美は逃げられない。闘うしか、ないのだ。迫る恐怖に打ち克って、死のデートが刻々と近付くのを待つしかない。
「我らにできることは、迎撃態勢を少しでも整えておくことだが・・・いかんせん、戦力はあまりに乏しい」
「玄道さま、ナナちゃん・・・ファントムガール・ナナとの合流は難しいのでしょうか?」
「そのことについては、ハッキリと断じておく必要があるのう」
鳴りを潜めていた威容の暴風が、以前にも増した勢いで吹きつける。
圧倒してくる玄道の眼光に、脅迫の念さえこもっているのを、里美は見て取った。
「ファントムガール・ナナ。藤木七菜江は今回の闘いにおいては戦力として計算せぬ。うぬには厳しい戦闘を強いることになるが、覚悟を決めておけ」
「それは、彼女のダメージが深すぎるということなのでしょうか?」
「もちろんそれもある。本来ならば一両日程度では回復不能なダメージを、心身ともに受けているのだからな。だがより深刻な問題が藤木七菜江の周囲には存在しておる」
「・・・工藤吼介、ですか」
言葉の響きが重くなるのを、里美は懸命に自制した。
「奴が戦闘に参加することだけは、なんとしても阻止せねばなるまい。賊の殲滅と同時に、我らにとっては重要な使命であることを肝に銘じておくがよい」
「承知しています。ですが、『エデン』との融合が図られなければ、この緊急事態においては彼の力も・・・」
「黙れ。里美、よもや未だに奴に未練が残ると言うまいな」
明確な叱責の意図を含んで、黒装束の男は吐き捨てた。
「み、未練だなんて・・・」
「奴の危険性はメフェレスやゲドゥーとなんら見劣りないことを、重々理解せよ。奴に力を与えないこと、戦闘の場を与えないことが、頭領たる我と、次期後継者たるうぬの役目ぞ」
深く頭を垂れた里美が、再び額を床に押し付けて平伏する。
執事であったころから、吼介に対する姿勢は不自然なまでに厳しかった。『エデン』を与える可能性については猛烈に反対された。何か、理由があるのだ。里美がまだ教えてもらっていない理由が。それを知らなくても、使命には絶対に従わねばならない。忍びとして生まれた少女に、現頭領の命令を破ることなどできなかった。
吼介が里美に近付くのを嫌がられたのは、父の私生児であるからだと思っていた。だが、今ならわかる。恐らく、それは嘘だ。
なにしろ父とされていたひとは、実際には父親ではなかった。役柄を演じていただけの、忍びの一人に過ぎなかった。里美と血の繋がりもなければ、吼介との繋がりもまず考えられない。といって目の前の玄道が、吼介の父と言うにはあまりに視線が冷たすぎる。
薄々ながら浮かび上がる、ひとつの真実。
吼介と私は、本当は姉弟なんかじゃない。
痺れるような何かの感情が、胸の内で広がるのを懸命に抑えた。今は、死を賭した戦線の最中なのだ。この世界を守らなければ。生き残らなければ、全ては泡となって消えるしかない。
「では、ユリちゃんとの合流を図る以外に、打つ手はないということでしょうか」
「いや、防衛省を守るのと同時に、打つべき攻めの一手がある」
「攻めの、一手」
「特別編纂した部隊を収集しておる。フジテレビ以外に、判明している賊の拠点に向かわせるためにな」
「・・・品川水族館、ですね」
敵の襲撃に備えるのが精一杯の現状で、唯一こちらから攻勢をかけるべき場所。
そこには大量の『エデン』が眠っている。奪還に成功すれば、戦況を一気に逆転することも可能となるだろう。
青山霊園での死闘は、里美にとって痛恨の敗北と言っていい結果を招いた。己が身は大打撃を受け、片倉響子は敵陣営に移り、有能な忍びの末裔が犠牲となった。しかし唯一得られた、重要情報。『エデン』の秘匿場所が判明したのは、守護陣営にとって大いなる収穫であった。
久慈からすれば、響子の身柄と引き換えに渡した、重要情報。里美の命が100%、霊園にて潰えると確信していたが故の、行動だったに違いない。
抹殺されるはずだった令嬢戦士の命が救われたことで、逆襲への足掛かりは作られた。
うまくいけば裏切りを見せた響子を、確保することもできるかもしれない。響子が品川水族館に行くことは確実なのだ。里美が感じる限り、響子は久慈という人間の器に見切りをつけていた。あの場で翻ったのは、恐らくは『エデン』の存在があったからこそ。大量の『エデン』がなければ、響子が今更久慈の側に仕える理由はなかったであろう。『エデン』さえ奪還できれば、天才生物学者は再び悪とは袂を分かつ。義理や人情では動かない、ただ己の利がある陣営に移る。そういうタイプだ、あの魔性の女は。
「ですが、恐らくは敵も厳重な警備を敷いているはずです」
「我が直接出向く。彼奴らがここを襲撃する機を計っての。敵戦力が分散する隙を利用するのだ」
「し、しかし、ミュータントは巨大化ができます。いかに玄道様といえど、巨大生物を相手にするのは・・・」
「構わぬ。巨大化して水族館ごと破壊してもらえれば本望なり。たとえ奪還がならずとも、悪魔を生み出す白い球体が滅するのならば、最低限の任務は果たせたと言えよう」
『エデン』が研究対象としても、新たな光の戦士を生み出す道具としても、超がつく重要な存在であることは玄道も理解している。だが現時点で一番の懸念は、ミュータントの大量発生なのだ。奪還が困難ならば、大量の『エデン』は死滅させる。それで現在地球を覆うクライシスは、最悪のシナリオだけは回避できるだろう。
当然、久慈もその点は理解しているはずだ。
つまりは、『エデン』を持つ悪魔と御庭番衆が激突したところで、巨大化が敢行されることはまず有り得ない。もし巨大生物が現れたのならば、即ちそれは御庭番衆としては勝利を意味するのだった。
「里美よ、うぬがこの場を守護する間に、我らは敵拠点を急襲するのだ。ファントムガール・サトミが長く耐え忍べば忍ぶほど、この策は奏功しよう。攻防表裏一体の策だと思え」
「はい」
「恐らくは敵主力はうぬの抹殺に向けられよう。苦しい闘いとなろうぞ」
「覚悟はできています。ファントムガールとなった時から」
立ち上がった美麗の少女が深々と一礼する。
濃紺のプリーツスカートを翻し、踵を返す。死も、痛みも、受け入れる覚悟はできている。闘うしか、なかった。人類の、この国の未来は、ひとりの小さな少女の肩に重く圧し掛かっている。
「待て、里美」
部屋を出て行こうとするスレンダーな背中に、御庭番衆当主の声は掛けられた。
「ひとつだけ、訊かせて欲しい」
「はい」
「ずっとうぬを騙していた我を、なじらぬのか?」
「佐久間さまのことは伺いました。優秀な現代忍びで、影武者としての任務に従事されたと。たとえ血は繋がらなくても、私にとってはやはり父であったと思っています」
「表面上一線を退いた我には、ああいう形でしかうぬに直接触れることができなかった。御庭番の当主という肩書きは、こんな時代になってもそれなりに危険と間近い立場なのだ」
「わかっています。そして・・・あなたが、当主としての立場より、私への教育を重視してくださったことも」
振り返ろうとして、里美は堪えた。
今、優しい執事であった面影を残す、実の父の顔を見れば決意が揺らぐ。死を賭けた、戦場に赴く決意が。
「ここまで育ててくれて、ありがとうございました。お父さんと長い間ともに暮らせて、私は幸せでした」
静かに扉を閉める音色が、いつまでも玄道の鼓膜に響き続けた。
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