犬好きおっさんが異世界で犬になったらしい?しかも犬なのにテイマーだと!

裏おきな

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第12話

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森の中の渓谷に夜が明けようとしていた。その渓谷の入口に3本の影が伸びていた。その影は渓谷の中進んで行き。その先の洞窟の前にブラックドックが寝ていた。影の1つが何かを振りかぶりそのまま振り下ろすと、ブラックドックに叩きつけると、ブラックドックは爆発するかのように黒い煙幕を飛散させた。それと同時に洞窟の中から5つの見えない刃が煙幕諸共、3つの影オーク達を輪切りに切り裂いた。煙幕が晴れると、洞窟の中からブラックドック、ミドルベア、エルフの女性が姿を見せた。


『おい!そこに隠れてる奴?隠れてるのは分かってるから!出てこいよ!』

俺は入口に向かって怒鳴りつけると、そこからハイオークよりも大きな姿のオークが姿を現した。

『ほ~中々やるな?俺の兵隊が瞬殺か!今のはお前の仕業か?』

『ああ!俺が倒したよ!でもどう倒したか企業秘密だからな?』

『はっはっはっは!お前面白いな!普通のブラックドックじゃ無いな?』

『ああ!そうだがそれがどうした?サインでも欲しいのか?』

俺はおどけるように目の前のオークと、会話を続けた。それとさっきの煙幕は、魔力を多めに使いイメージして作った影分身だった。

『サイン?そんな事より何故襲撃が分かったのだ?』

『そんなん簡単だよ!お前達の臭いは風上でも臭すぎて分かるぞ!』

本当は嘘だけどな!昨日の魔法の練習のおかげで、魔力の扱い方がスムーズに出来るようになり、色々な事が出来るようになった。その1つが【魔力感知】索敵が出来るようになったのと、【魔力操作】で先ほどの影分身もその1つだ。

『そうか臭いか?ふっ!ホント侮れんな!じゃあ俺の他にもまだ兵隊が居るのも分かって居るんだろうな?』

『ああ!分かってるぞ?プンプン匂うぞ』

すると、大きなオークの後ろから、20体程のオーク達が姿を現した。

『流石に驚きはしないな?本当に分かって居たみたいだな?それじゃあ俺が誰かも分かっているのか?』

『ああ!何となくな!』

俺は余裕な表情で返したが、本当は相手の魔力の大きさにびびっていた。

『そうかなら改めて言おう!俺はオーク軍のオークジェネラルだ!』

オークジェネラル?キングじゃなかったのかこの魔力で……ジェネラルって将軍だっけ?

{マリア!オークジェネラルって知ってるか?}

俺はてっきり目の前のオークが、魔力が高いからキングだと思っていたので、確認の為にマリアに聞いてみた。

{ええ!分かりますよ!オーク軍の総大将軍ですから?それがどうしましたか?}

{ホントに?それはヤバいな……マリア!今目の前に居るオークがジェネラルだって言うんだよね……}

{え!……それは……ど、どうしましょう……}

『それで?お前は何者なのだ?』

『ああ俺か?俺はブラックドックのケンだ!』

『ほ~ネームありなのか?それは凄いな!』

ん?ネームありが凄い?何で?まぁそんな事は後でいい!それよりこの後どうするかだ……まず、このオークジェネラル以外は、普通のオーク達だからそこはどうにでもなるが……問題はこのオークジェネラルだよな。おそらく魔力をみる限り今の俺より強い。でも逃げるにしても出入り口はオーク達に塞がれているし、土壁を登るにしても登ってる途中で攻撃を食らったらお終いだしな……

『ほ~ネームありだと言う事でビビってるのか?それにな!このミドルベアもネームありだぞ!』

何かネームありに驚いてるから。ここは考える為に時間稼ぎだな……

『そいつは驚いた!こんな所にネームありが2匹が居たんじゃ。ここに居た兵隊達じゃ勝てなくても仕方無いな!』

成る程ネームありと言うのは、その者は通常より強い意味があるのかな。それと1つ気になる事がある。


『なぁ1ついいか?何故あんたらはここに来たんだ?ここは元々盗賊のアジトだった筈だが?わざわざ盗賊を餌にするために襲ったのか?』

『ああそれは……俺達オーク軍がこの世界を牛耳る為の前線基地に丁度良かったからな!まずこの森を支配した後に、この先にある人間達の町を襲う事になっている。そしてそのまま人間達を食らい孕ませ、世界をオークが支配するのだ!』

あちゃー!オークが革命を起こすのかよ……ろくな事にならないな………

俺は今の話をマリアにすると、マリアは驚きどうにかしなければと考え、俺達の心は決まった。

『そうかじゃあ俺達は、それを邪魔をする事に決めたよ!』

俺は口にショートソードを咥えて、オークジェネラルの前に立ちふさがった。ルティには、昨日見つけた、投擲武器になりそうな武器を渡してあり。マリアには、回復と補助をお願いした。まぁ作戦と呼べるものじゃ無いが。何とかなるだろう。

『そうか!じゃあ邪魔出来るものなら。してみるがいい!』

俺は影分身を使いオークジェネラルに向かっていった。



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