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積乱雲の向こうは夏空
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今年も猛暑だとニュースで言っていた。
その通りに毎朝暑さで起きては、じっとり汗をかきながら夕方まで勉強する日が続いている。
猛暑らしく、時折窓を割ろうとする勢いでゲリラ豪雨が降ってすぐにまた夏空が顔を見せる不安定な空模様になる時もあった。
ほとんど寮から出ない昴希は、線状降水帯がもたらす災害を他人事のように聞きながら今日も学習室に向かう。
夏休みとはいえ昴希はいつもと同じ時間に起きて、毎日午前中から学習室に籠もっていた。
翼はどちらかと言うと夜型らしく、大抵は午後になってから顔を出す。時々大あくびをしながらやってくることもあるが、昴希が横目でこっそり見る様子では順調に課題が進んでいるようだ。
「こーちゃんって首のやつ持ってんの?」
オープンキャンパスを明日に控えた夕食時、突然翼が聞いてきた。
翼なりに気を遣っているのか、単に名前を知らないだけなのか、固有名詞は出てこなかったがそれがネックチョーカーだというのは昴希にもすぐに分かった。
オメガが身を守る道具としては防犯ブザーに並ぶメジャーなものではあるが、その話が翼の口からされるのは少し意外で返事が一拍遅れてしまう。
「まあ、一応。」
初めてヒートを迎えたときに購入し部屋の中に置いてはあるが、高校に上がってからはほとんどつけたことはない。
定期検診のときに最寄りの駅から病院まで身に着ける程度だった。
「明日、それつけて。」
「へ?なんで?」
昴希もつけること自体に異論はない。同級生で同じ大学を目指している人はいないし、いくら暑くても自分の身体にとっては大事なことでもある。
ただこう言っては何だが、翼は頓着なさそうだったので、昴希が自主的に着けていったとしても何のためにあるのか分からなそうだと思っていた。
「また変なヤツいたらヤダ。」
先日の一件をまだ根に持っているようだ。言葉は子どもじみているのに語調はかなり強い。言い終わってからも口をへの字に曲げて苛立たしげに腕を組んでいる。
もちろん昴希にとっても忘れられるものではないが、翼ほど目に見える形でそれを訴えることも出来ずに、時折思い出してはほんの少し考えてしまうだけだ。
中学時代は成績優秀なことに対して「オメガのくせに」という目で見られ、今も校内では「アルファ」で通っている昴希にとっては彼らのような人間は初めてだった。
千彰との付き合いの中で性的な欲を押しつけられることもあると多少知ってはいたが、現実に昴希に危機を感じさせることは今までなかった。
初めて向けられたそういうものに戸惑いもあったが、何より欲望を簡単に振りかざす人間の中に翼が含まれているかもしれないことが、昴希が思考する時間を長くさせる。
あれから翼は言い訳も、説明もしてこない。
「俺がトイレとか行ってる間に何かあるかもしれないじゃん。」
ちらりと翼を見るだけで昴希がすぐに返事をしなかったためか、念を押すように言われてしまう。
つけることで露骨にオメガだとアピールするようなものなので昴希はあまり好きではないが、大勢がいる場所に行くのだ、少し警戒しても良いのかもしれないと一つ頷いた。
次の日、昴希はカバンにネックチョーカーを忍ばせて部屋を出る。朝寝坊気味な翼も一時間ほど前にメッセージを送ったら起きていたらしく、すぐに返事が返ってきた。
大学の最寄り駅でトイレを借りて、昴希は久しぶりにチョーカーを身に着けた。
親世代の頃には黒とブラウンくらいしかなかったらしいが、今は色が豊富でその日によって変える人もいるらしい。
昴希はあまり目立たせたくないのでベージュを選んだが、おかげで少し手入れは大変だ。油断するとすぐに汚れが付いてしまう。
親世代から素材は大きく進化はしておらず通気性が悪い。着けるだけで静かに汗がにじむように、体感温度が少しだけ上がった。
「お待たせ。」
入口で昴希を待っていた翼はよほどチョーカーが珍しいのか、興味深そうに首元を見ている。
確かにアルファ校では絶対見ないものだろう。
だが千彰や智のものも関心なさそうだった翼にじーっと見られるのは、そこに含みがないと分かっていても何だか気持ちが落ち着かずソワソワしてしまう。
「触っていい?」
「それはマナー違反。」
伸びてきた翼の腕から逃れるように、昴希は一歩引いて首元にシャツの襟を寄せた。
そもそも首を触れること自体もそうだが、オメガにとってデリケートなものに触れるのは友達の域を超えている。
翼の視線と夏の湿気がネックチョーカーと肌の間に侵入してきて、少しだけ息苦しさを感じた。
大学に着くとイベントだからか非常に活気があって、普段あまり外に出ない昴希は雰囲気に呑まれそうになる。
大学というのはどこもこんなに人がいて、ざわざわしているものなのか、と思わずキョロキョロしてしまった。
しかもこれだけ大きく、たくさん人もいるのにここが工学部だけのキャンパスというのも昴希を驚かせた。
受付を済ませたあとは講堂で一時間くらい全体説明を受けて、午後からは研究室見学の予定だ。四時くらいまで自由に見学できるが、時間は限られている。
広い講堂の真ん中くらいの場所に並んで腰を下ろせば、昴希は真っ先にパンフレットの研究室一覧のページを開く。
航空宇宙分野もそうだが、機械システム、生命工学等、幅広い分野の叡智が集うここは、産学共同プロジェクトも多いことで有名だ。
昴希もネットニュースで見た、国の機関との人工衛星プロジェクトや、新たな航空機の機体素材の開発は胸が躍るものがあった。
「翼は午後どこ行く?」
「ん?こーちゃんと同じとこ。」
「それじゃお前の勉強にならないだろ?ソフトウェア開発とか、AIとかの研究室もあるよ。」
ここでもべったりするつもりか、と昴希は肩を落とした。だが、将来のために来ているのだからせっかくなら身になるような場所を見てもらいたいと、色々な研究室を指さして翼の興味を探る。
昴希は全部見たいくらいなのに、出会った頃から翼の淡白なところは変わらない。
「ソフトウェアはいい。今親父に教えてもらってる。」
「そうなの?」
以前外資系でシステムエンジニアとして働いているのは聞いていた。海外の本社からお呼びがかかるのだから相当すごい人なんだろうと昴希も想像する。
そんな父親の指導であれば、並の専門学校よりもいい指導が受けられそうだ。
「まずは簡単なゲーム作れるようにって、昼過ぎにちょっとずつ。」
「すごいな。できそう?」
「まだ。でも、飛行機飛ぶ仕組みとか、飛ぶまでにどういうことしてんのかも勉強しろって言ってたから、こーちゃんについてく。」
昴希が思っていたより翼も考えていたらしい。正直驚きもあるが、それ以上にあの約束を大事にしてくれていることが嬉しくて黙ってしまう。
どんなことをしても結局翼は自分の夢みたいな目標を理解して、一緒に行こうとしてくれることに変わりはない。
「なんだ。翼はシステム開発やりたいって言ってたから、航空工学もシステムもある大学選んだのに。ちょっとお節介すぎたな。」
「別に。何選んでもここなら一緒に通えそうだし、いいじゃん。」
「…………やだよ。大学まで世話するの。」
昴希も同じことを考えて見学先をここに決めたとは言えず、目を伏せて憎まれ口を叩いてしまう。
それでも、欠片でも本心を伝えようとちらっと翼の顔を見て目が合う。それだけで恥ずかしくなってそっぽを向いてしまった。
翼は少し驚いたような表情を浮かべるが、昴希の耳や首が赤くなっているのがわかったようで、全体説明が始まるまでニヤニヤと笑ってこちらを見るだけだった。
その通りに毎朝暑さで起きては、じっとり汗をかきながら夕方まで勉強する日が続いている。
猛暑らしく、時折窓を割ろうとする勢いでゲリラ豪雨が降ってすぐにまた夏空が顔を見せる不安定な空模様になる時もあった。
ほとんど寮から出ない昴希は、線状降水帯がもたらす災害を他人事のように聞きながら今日も学習室に向かう。
夏休みとはいえ昴希はいつもと同じ時間に起きて、毎日午前中から学習室に籠もっていた。
翼はどちらかと言うと夜型らしく、大抵は午後になってから顔を出す。時々大あくびをしながらやってくることもあるが、昴希が横目でこっそり見る様子では順調に課題が進んでいるようだ。
「こーちゃんって首のやつ持ってんの?」
オープンキャンパスを明日に控えた夕食時、突然翼が聞いてきた。
翼なりに気を遣っているのか、単に名前を知らないだけなのか、固有名詞は出てこなかったがそれがネックチョーカーだというのは昴希にもすぐに分かった。
オメガが身を守る道具としては防犯ブザーに並ぶメジャーなものではあるが、その話が翼の口からされるのは少し意外で返事が一拍遅れてしまう。
「まあ、一応。」
初めてヒートを迎えたときに購入し部屋の中に置いてはあるが、高校に上がってからはほとんどつけたことはない。
定期検診のときに最寄りの駅から病院まで身に着ける程度だった。
「明日、それつけて。」
「へ?なんで?」
昴希もつけること自体に異論はない。同級生で同じ大学を目指している人はいないし、いくら暑くても自分の身体にとっては大事なことでもある。
ただこう言っては何だが、翼は頓着なさそうだったので、昴希が自主的に着けていったとしても何のためにあるのか分からなそうだと思っていた。
「また変なヤツいたらヤダ。」
先日の一件をまだ根に持っているようだ。言葉は子どもじみているのに語調はかなり強い。言い終わってからも口をへの字に曲げて苛立たしげに腕を組んでいる。
もちろん昴希にとっても忘れられるものではないが、翼ほど目に見える形でそれを訴えることも出来ずに、時折思い出してはほんの少し考えてしまうだけだ。
中学時代は成績優秀なことに対して「オメガのくせに」という目で見られ、今も校内では「アルファ」で通っている昴希にとっては彼らのような人間は初めてだった。
千彰との付き合いの中で性的な欲を押しつけられることもあると多少知ってはいたが、現実に昴希に危機を感じさせることは今までなかった。
初めて向けられたそういうものに戸惑いもあったが、何より欲望を簡単に振りかざす人間の中に翼が含まれているかもしれないことが、昴希が思考する時間を長くさせる。
あれから翼は言い訳も、説明もしてこない。
「俺がトイレとか行ってる間に何かあるかもしれないじゃん。」
ちらりと翼を見るだけで昴希がすぐに返事をしなかったためか、念を押すように言われてしまう。
つけることで露骨にオメガだとアピールするようなものなので昴希はあまり好きではないが、大勢がいる場所に行くのだ、少し警戒しても良いのかもしれないと一つ頷いた。
次の日、昴希はカバンにネックチョーカーを忍ばせて部屋を出る。朝寝坊気味な翼も一時間ほど前にメッセージを送ったら起きていたらしく、すぐに返事が返ってきた。
大学の最寄り駅でトイレを借りて、昴希は久しぶりにチョーカーを身に着けた。
親世代の頃には黒とブラウンくらいしかなかったらしいが、今は色が豊富でその日によって変える人もいるらしい。
昴希はあまり目立たせたくないのでベージュを選んだが、おかげで少し手入れは大変だ。油断するとすぐに汚れが付いてしまう。
親世代から素材は大きく進化はしておらず通気性が悪い。着けるだけで静かに汗がにじむように、体感温度が少しだけ上がった。
「お待たせ。」
入口で昴希を待っていた翼はよほどチョーカーが珍しいのか、興味深そうに首元を見ている。
確かにアルファ校では絶対見ないものだろう。
だが千彰や智のものも関心なさそうだった翼にじーっと見られるのは、そこに含みがないと分かっていても何だか気持ちが落ち着かずソワソワしてしまう。
「触っていい?」
「それはマナー違反。」
伸びてきた翼の腕から逃れるように、昴希は一歩引いて首元にシャツの襟を寄せた。
そもそも首を触れること自体もそうだが、オメガにとってデリケートなものに触れるのは友達の域を超えている。
翼の視線と夏の湿気がネックチョーカーと肌の間に侵入してきて、少しだけ息苦しさを感じた。
大学に着くとイベントだからか非常に活気があって、普段あまり外に出ない昴希は雰囲気に呑まれそうになる。
大学というのはどこもこんなに人がいて、ざわざわしているものなのか、と思わずキョロキョロしてしまった。
しかもこれだけ大きく、たくさん人もいるのにここが工学部だけのキャンパスというのも昴希を驚かせた。
受付を済ませたあとは講堂で一時間くらい全体説明を受けて、午後からは研究室見学の予定だ。四時くらいまで自由に見学できるが、時間は限られている。
広い講堂の真ん中くらいの場所に並んで腰を下ろせば、昴希は真っ先にパンフレットの研究室一覧のページを開く。
航空宇宙分野もそうだが、機械システム、生命工学等、幅広い分野の叡智が集うここは、産学共同プロジェクトも多いことで有名だ。
昴希もネットニュースで見た、国の機関との人工衛星プロジェクトや、新たな航空機の機体素材の開発は胸が躍るものがあった。
「翼は午後どこ行く?」
「ん?こーちゃんと同じとこ。」
「それじゃお前の勉強にならないだろ?ソフトウェア開発とか、AIとかの研究室もあるよ。」
ここでもべったりするつもりか、と昴希は肩を落とした。だが、将来のために来ているのだからせっかくなら身になるような場所を見てもらいたいと、色々な研究室を指さして翼の興味を探る。
昴希は全部見たいくらいなのに、出会った頃から翼の淡白なところは変わらない。
「ソフトウェアはいい。今親父に教えてもらってる。」
「そうなの?」
以前外資系でシステムエンジニアとして働いているのは聞いていた。海外の本社からお呼びがかかるのだから相当すごい人なんだろうと昴希も想像する。
そんな父親の指導であれば、並の専門学校よりもいい指導が受けられそうだ。
「まずは簡単なゲーム作れるようにって、昼過ぎにちょっとずつ。」
「すごいな。できそう?」
「まだ。でも、飛行機飛ぶ仕組みとか、飛ぶまでにどういうことしてんのかも勉強しろって言ってたから、こーちゃんについてく。」
昴希が思っていたより翼も考えていたらしい。正直驚きもあるが、それ以上にあの約束を大事にしてくれていることが嬉しくて黙ってしまう。
どんなことをしても結局翼は自分の夢みたいな目標を理解して、一緒に行こうとしてくれることに変わりはない。
「なんだ。翼はシステム開発やりたいって言ってたから、航空工学もシステムもある大学選んだのに。ちょっとお節介すぎたな。」
「別に。何選んでもここなら一緒に通えそうだし、いいじゃん。」
「…………やだよ。大学まで世話するの。」
昴希も同じことを考えて見学先をここに決めたとは言えず、目を伏せて憎まれ口を叩いてしまう。
それでも、欠片でも本心を伝えようとちらっと翼の顔を見て目が合う。それだけで恥ずかしくなってそっぽを向いてしまった。
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