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第四章 嫁とり騒動PERT2
クレアさん、夫の自慢が止まりません。
しおりを挟む「マーガレット、まずは入りましょう♪」
バスタオルなんてどこからか持ってきて、さっさと玄関で服を脱ぎ、温泉へ入るクレアさんを見て、
「クレア様、はしたない!」
「いいのよ、ここには私たち以外、誰も来れないわよ、それに私たちはヒロ様の物でしょう♪ヒロ様が望めば、妻として夜伽を勤める義務がありますからね♪」
「いわれれば……では、私も……」
服を脱ぎ、たたんで玄関に置くと、しずしずと温泉へ……
「マーガレット、貴女、そんなにお淑やかだった?」
「クレア様こそ、いつもクールで、ぶっきらぼうな話し方でしたのに、変われば変わるものなのですね」
「そうね、私ね、生まれて初めて、殿方を好きになったと思うわ♪あのね、ヒロ様の『アレ』凄いのよ、女って、あれだけ感じさせられたら、もう駄目ね♪」
「でも、それより、ヒロ様って凄く誠実なのよ♪たしかに見てくれはイマイチですが、なんというかね、まあ普通はもてないわね♪」
「クレア様は、最初からヒロ様が好きだったのですか?」
「それがね、私、あの馬鹿侯爵に殺されそうになって、大怪我を負って還らずの荒野に逃げ込んだの、でもね、還らずの荒野でしょう、フラフラして転げたのよね」
「転んだ拍子に足を骨折、もう駄目と覚悟していたとき、ヒロ様が声をかけてきたのよ」
「なんとも不細工な男が、目の前にいた訳ね、貞操の危機なんて感じて、『ほっといて、行ってくれ』なんてね」
「すると、治療してくれると云われたのよね、でも患部を見せなければならないでしょう?お腹と太股よ!」
「ためらっていると、『馬鹿を云っている場合ですか!助けられる方を助けないなんてできませんよ!悪いですが無理にでも見せていただきます!あとで何とでも非難してください!』といって治療してくれたの♪」
「まぁ♪大胆なこと♪」
「もう私、どきどきしたのよ♪太股なんてみられたらね、其の奥もね、だからもうヒロ様に付いて行くしか無かったのよね♪でもね、そうしたかったのよ♪」
「あとはマーガレットを見習って一世一代の女の媚びをね、でもヒロ様、手を出さないのよ♪私の頼みを聞いて、実家に無事に送り届けるまではってね♪」
「格好いいですね♪」
「でしょう♪で、実家の両親に挨拶してくれたの♪」
「えっ国王陛下と第二王妃様に!何と大胆な!」
「でしょう♪」
「お父様ったら、よりによって、出戻りの私を娶るならと、『ヴァルベック辺境伯(マーグレーブ)領』をヒロ様に押しつけ、毎年税金として100万ランド要求したのよ♪」
「あの土地、100万ランドなのですか!無茶苦茶ですよ!」
「でしょう、でね、ヒロ様、少し値切ったのよ、冷や冷やしたわ、結局97万5千ランドになったわ」
「土地の広さからすれば、地代は10万ランド、ただあそこ、領民がいないでしょう?軍が出せない以上、軍役代がかかるのよ、上位貴族の辺境伯となると、軍役代が60万ランドらしいのよ」
「ヒロ様、私を娶るために、条件をのんでくださったのよ♪」
「でも……収入のない土地に毎年97万5千ランドなんて……」
「それが何とかなるのよ、マーガレットはヒロ様の妻になるのだから教えるけど、あの土地、砂金が取れるのよ、ヒロ様の計算では、それでまかなえるらしいわ」
「まあ、其のおかげで地代は支払えるけど、ヴァルベック辺境伯家は貧乏貴族なの、なんせ生活費がないのですから♪」
「ヒロ様ってね、せっせと働いておられるけど、私たちの交際費が出ないので、何とかしようと苦慮されているようなのよ」
「私、感激するわ♪前の馬鹿侯爵とは比べものにならないほど、男らしいのよ♪」
「私、男らしいって、強くてたくましい、って思っていたけど、ヒロ様の側にいると、男らしいって、そんなんじゃ無い、と思えるのよ♪」
なんともね、クレアさん、夫の自慢話が止まらないようです。
「二人とも、ご飯が出来たよ♪」
「はぁぁい、今行きます♪」
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