もてない男の異世界ハーレム奮闘記

ミスター愛妻

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第十章 帝国の花嫁たち

オルデンブルグのナーエ伯爵邸の出来事


 三日後、帝都オルデンブルグに、ナーエ伯爵の小さな館が出来ました。
 カニンガム商会のあっせんで、売りに出されていた地方の騎士爵の家を購入したのです。

 この家、宮殿の間近、というより真横ですが、まあ宮殿の陰にあるわけでお安いわけです、でもカニンガム商会のあっせんぐらいで手放すとは思えませんね……天の声でもあったのでしょうか……

 とても小さい家で、連絡事務所のようです。
 敷地には一応倉庫もついています。

 ささやかな祝いが、ここで行われました。
 帝国第二皇女、エバ・マッケンジーとヒロ・ミウラ・ナーエ伯爵の婚儀です。
 
 まあ、婚前交渉しているのですが……

 さらに一月後、コショウと注文を受けた美容液と石鹸を、帝都オルデンブルグのナーエ伯爵の館で引き渡しています。
 立ち会うのは商会会頭のみ、商品を引き渡すと商会の警備要員が搬出します。

 マガタ商会はリンデンハイムの館に来ていただきます。
 立会人などはカニンガム商会と同じ……

 少なくともヒロさんとクレアさんは立ち会うことになりました。

 チャールズ・マガタ会頭と、ジョージ・カニンガム会頭だけは、私の『お取り寄せ』について知らせています。
 何かと便宜を図っていただいておりますからね。

 コショウは毎月定数購入となっています。

 一袋28グラムのブラックペッパーと一袋22グラムのホワイトペッパーを100袋ずつ。
 全部で5キロ、1グラム4ランドですから、2万ランド、日本円で140万円!

 帝国と王国で4万ランド、280万円♪

 両商会の手数料は1グラム1ランド、つまり毎月5,000ランドの利益なのです……大商会の利益としてはショボくない?

 美容液と石鹸は、注文を受けています。
 これがバカ受けで、コショウより売れているのです……

 私の手元にはほぼ毎月、商会あたり、併せて5万ランドは注文があります。
 両商会はこれを倍の値段で売っているのです……

 つまり私は毎月14万ランド、手元に入ってくるわけですね♪
 980万円ですよ♪
 あっ、税金が平均で1割持っていかれるようなので、12万6千ランド、882万円……十分ですね♪

 年で151万2千ランド……

 銀鉱石の採掘で、年43万6千ランド。
 砂金収入での税金支出の残り、年4,775ランド。
 私の往診治療の収入、年間36万5千ランドの代わりに商品の卸が151万2千ランド。

 年間195.2775万ランド、まあ195万ランドとして、年収1.365億円……
 ヴァルベック辺境伯家の財政は改善されました♪

 妻と愛人さんの『お取り寄せ』は50円までの商品が無制限。
 私は100円までの商品が無制限、101円から250円まで毎日50個。

 一日合計2,000円までのお取り寄せ枠は有償で、収納にその口座があるわけですが、先ごろ少しばかり個々の制限が緩和されたのです。
 商品の上限は2,000円のままですが、一日合計2,000円という括りが、収納にある口座の金額に変えてくださったわけです。
 なんせ王国と帝国の仲を取り持って、ヴァルベック辺境伯家の財政も改善されましたから、少しばかり、ご褒美があったですよ♪

 その上350円までの宅配冷凍弁当、メーカーは、●シケイ(シンプルミール)、●ルーナグルメ、●タミの三社に限り私は無制限なのですが、奥さんたちにも少しばかり取り寄せられるようになったのです。
 この三社のものを一日一食ずつ……
 
 で、クレアさんが、この宅配冷凍弁当のどれを頼むか、決めていただくことになったのです。
 朝は●タミ、昼は●ルーナグルメ、夜は●シケイ(シンプルミール)……

 以来、食事には困りませんね……

 クレアさんが、
「ヒロ様、これで診療しなくて済みますね♪」
「これだけ収入があれば、これから輿入れしてくる方が増えても、十分やっていけます」
 とか云っておられました。

 さて、商品を引き渡し、ジョージ・カニンガム会頭が確認をした後、
「代金はナーエ伯爵様の帝国銀行口座に振り込んでおきますが、よろしいでしょうか?」
「お願いします」

「後、エルザ様とフリーダ様が、当商会で待っておられます」
「商品の搬出を済ませて、折り返し、ここにお送りいたしましょう」

「何から何まで、お手数をかけます」
 
「お二人とも、身一つで来られておられますが……僭越ですが、こちらで衣服とかは整えました」
「エバ様の輿入れの例がありますので、最低限の身の回りのものですが……」
「お心づかい、ありがとうございます、これからもよい関係を続けたいと願っております」
「では、これを搬出します」

 屋敷に戻り、皆さんに、
「エルザさんとフリーダさんが来られますよ」

 そうなのです、今日、お二人が来られるので、クレアさん以下、全員が待っているのです……
 ゲストもおられるのですね……

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