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第十八章 戦う女たち
ヨンクフラウ
しおりを挟む『聖女のもてなし』は順調、もう私がしゃしゃり出ることはなくなりました。
侍女さんが、『収納 共有付き』を持っていますので、お店に侍女さんがいれば、困らないのです。
その上、召使さんたちでも、『収納 共有(限定)』、『聖女通信(限定)』はお持ちです。
侍女さんと召使さんがおられれば、なんとかなるようなのですね。
近頃は、『聖女のもてなし』については、聖女の加護があるお店。
店内での収納については、誰も不思議とは思わなくなったようで、ソロン商会が堂々と、カルヌントゥムから、お手伝いさんを派遣してきます。
開店日に4名、お手伝いさんが来られ、さらに楽になります。
1時から後片付けの5時までの4時間、一時間13クァドランス、つまり2セステルティウス3アスの賃金。
既婚者でも可、制服貸与で、ソロン商会がカルヌントゥムから『聖女のもてなし』までの、往復の馬車をだすという条件です。
『聖女のもてなし』は、ソロン商会と店員さんの派遣について契約しているわけで、1時から後片付けの5時までの4時間、働いていただければいいわけです。
福利厚生はソロン商会が責任持つわけですね♪
「お店は順調ね♪」
ラダさんに、そんな話しをしますと、
「それは良いのですが……」
「なにか問題でも有るのですか?」
「『帝国女子警備隊聖女警備選抜班員』の事なのですが……抱きませんか?」
「それをすると……後から後から、示しが付かなくなるのでは?まあ、ソフィさんは仕方ないかとは思いますが……」
「『聖女の女子守護騎士隊員』は、これは仕方無いと思っていますが、これ以上の増員は不可、とシリル枢機卿には申し上げて、了承をとっています」
「私も神殿の戦場侍女については、少しは耳にしたことがあります、間違いなしにティア様を終生の主と認識しています……」
「カロリーネさんには、『聖女の女子守護騎士隊班員』は、館内に住んでいただくように伝えております」
「だから、なおさら『帝国女子警備隊聖女警備選抜班員』の扱いが、難しくて……」
「なにか証のような物を差し上げたら、いかがですか?」
「証?」
「要は私、つまり聖女がこの方たちを自分の『戦場侍女』としたと、世間が理解できるようにすれば良いのでしょう?」
「世間というより、帝国がですが……」
「『鑑定』に私の加護がかかっていると出れば、だれも文句はないはずです」
「それはそうですが、なにか良いお考えでも?」
「いささか問題がありますが、私が抱かなくても、聖女の加護を授けられる方法があるのですよ」
?
「『秘薬』を使うのですよ、あれは、身につけていると、所持者の体調を守り、瘴気なども寄せ付けないようです、万一、瀕死の重傷でも、これを口に入れなめると、完治するとあります」
この『秘薬』、所有者を登録できるのです……登録すると、『鑑定』に『聖女の眷属(魅了)』と表示されます。
聖女の加護も、『聖女結界(臨時)』、『召使いの取り寄せ(臨時)』が表示されます。
『聖女の眷属(魅了)』のままなら、召使いは駄菓子リスト限定で30円、つまり『召使いの取り寄せ(臨時)』なのです。
まあ、ラスクぐらいなら、お食事の代わり?になるかも知れませんね。
結局、私のこの案を採用しようと、ラダさんと意見が一致、リチャードさんと交渉して、帝国において、全ての貴族階級が名乗る『ヨンクヘール』、つまり『平貴族』の女性形、『ヨンクフラウ』を名乗ることが出来るようになったのです。
『ヨンクヘール』は平民出身者が勲功により、一代限りの貴族待遇とすると云うのですが、豪商などに与えられるようです。
女性に『ヨンクヘール』が与えられたことはなく、女性貴族も極めて少ないのがこの世界、従って『ヨンクフラウ』という称号は、聖女に命がけで仕える、『戦場侍女』に与えられる名誉称号という意味になるようです。
ヨンクフラウ・名・姓で呼ばれますね。
『聖女の女子守護騎士隊班長』と、『帝国女子警備隊聖女警備選抜班班長』は、私のお手つきとなり、帝国より女士爵が贈られる。
私のお手つきとなった場合は、帝国より女士爵が贈られますが、『聖女が生活の面倒をみる』となるので、『聖女』の意向により、年金は無しとなりました。
『帝国女子警備隊聖女警備選抜班員』さんは、年金が欲しい場合、私を誘惑しては駄目ですよ♪私、意志が弱いのですからね♪
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