さえない男の、あるある異世界お取り寄せ生活

ミスター愛妻

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第十七章 あちらは神罰、こちらは女難?

腹ペコ戦争始末記

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 三日後の光の神シャマシュの日に、正午に停戦となりました。
 各国政府が公式に発表したのです。

 結局この戦争、兵士が飢えて戦いどころでは無くなりました。
 
 教皇猊下の呼びかけに、ベネット、デーン、ゴトーネースの3国で停戦が実現したのです。
 ベネット国王が、デーン、ゴトーネース、カペーに、特に強い影響力をもつ、教皇猊下を担ぎ出したのです。

 カペーについては、東側領土が削られ、国土は3割ほど減りました。
 その上、カペー王国内の『還らずの森』は教皇猊下に献上され、教皇領を管理する教皇庁が管理することになりましたが、教皇領ではなく、あくまでも教皇猊下の直轄領地です。
 ゴトーネース帝国内の『還らずの森』も教皇庁に管理を一任……

 管理といっても、柵を作って管理するだけですけどね。
 ただ『還らずの森』にも、貴重な薬草などがあり、命がけで採取すれば、かなりの儲けも期待できる……そのため、採取薬草の2割を巻き上げ、柵の管理費に充てることになったのです。

 ……あれ?『還らずの森』の薬草?私、収納に大量に持っているし、私とクロエさんなら栽培が可能……
 ……あれあれ?これ、ぼろ儲けできそう♪まあ、内緒にしておきましょうか♪この国、気に入ってますが、なにもぺらぺら喋ることもありませんしね……

 カペーの馬鹿国王は追放、マルタン侯爵は責任を問われ、爵位を男爵に……
 莫大な賠償金はベネットとゴトーネースで折半。
 なんとまあ迅速な事……各王家の通信魔法士が活躍したようです。

 私が送り込んでいる糧秣は1年分の契約、そのまま履行します。
 まだ、各国軍はゴトーネース北部でにらみ合った状態、停戦はしましたが、撤退はこれからです。
 
 お腹が減ったので停戦したわけですからね、糧秣はベネットが『格安』で、提供すると申し出たわけです。
 元は私のご飯なのよね♪

 このおかげで、私は『マルドゥク神の聖女』と、呼ばれるようになってしまって……
 まあ、あくまでも非公式ですが、もう公然の秘密というわけです。
 少なくとも、ベネット、デーン、ゴトーネースの3国の君主は私の事を共有したようです。

 勿論、教皇猊下は、私が『聖女』というのは最初からご存じですけどね。
 ただ私が『大聖女』というのはね、ベネット国王から初めて知らされたようですね。
 私の扱いに神はご立腹と思い当たったようです。
 このままいったら、教皇庁にも神罰が飛び火する……

 カペーはつまはじきですよ!
 3国の君主が、いきさつを理解した結果?でしょうか。

 その日の昼食時、皆で『鍋焼きうどん』なんて食べています。
 エマさんがこの世界に転移してから4ヶ月が過ぎ、この世界の2月……さすがに南に位置するベネットといえど寒いのです。

 ●ーソンさんの『具だくさん鍋焼うどん』598円、これね、●ーソンさんのサイトでは見なかったのですが、ネットに商品と値段がのっていたわけです。
 かき揚げ、焼もち、玉子焼、きざみ揚げ、ほうれん草、味付け鶏肉、味付け椎茸、鶏つくね、かまぼこ、麩……
 傍らには『おにぎりランチ』376円、というものがおかれています。

 全員で14名、この数カ月で和気あいあいの仲になり、光の神シャマシュの日の午後、仲良くお昼を食べているのです。 

「皆、このごろお箸になれたみたいですね♪」
「ご主人様が『お箸』を使われますので、いつの間にか覚えました」

 皆さん、おにぎりなんて、違和感なく食べておられますね。 

 食べながらですが、ジュリアさんが、
「エマ様、戦争で遅れ気味でした、8件のコテージが完成したと報告がありました」
「昨日のジョスリーヌ・サロンでは何も聞かなかったのに、変ですね……」

 エマさんの疑問をスルーして、ジュリアさんが話を続けます。

「ジョスリーヌ・サロンから、お嬢様方と2人の付き人、御者の引っ越しはいつにするか、返事を求められてこられました」
「コテージ1件あたり、4人なのですか?食事はどうするの?」
「それぞれ、通いの女性調理人をよこすそうです」
「御者という以上、馬車があるのよね、馬の世話は誰がするの?」

「フレイヤさんの『回転車輪』もちの女戦士、皆さん、便利と思われたようで、娘の為に、奴隷商人に探させたようです」
 あぁぁ、さすがは『お貴族様』、お金に物をいわせたのね……

「お付きの方は、全員奴隷だそうです、見目麗しい女ですので、エマ様がお好きにせよとのことですよ」
「えっ……」

「王妃様が、エマ様にはいいにくいとおっしゃって……」

 ……

「それから……私が住んでいた使用人の小屋ですが、こちらも改装が終わり、デーン国王がエマ様の護衛にと送ってきた、女戦士奴隷が4名、常駐することになったそうです」
「全員元スコーネ公国戦士で……フレイヤさんのお仲間のようで……断ると処分されるとの事で……今日、この館に運ばれてこられます……その……デーンの貴族の……愛玩用として……」

「分かりました!とにかく受け入れなさい!後の事は考えましょう!」
 戦争が終わった瞬間に女が一杯?どうなっているの?
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