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「全員わしのファンか!」……「お前が使った金貨三千枚はな、昨日の誰かが使いたかった金貨三千枚」
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中庭では囚人服を着た連中が整然と列を作って配給を受けていた。大半は男だが女性も少し混じっている。静かだ。どうも「大脱走大作戦」っぽくはない。
「な、なんじゃこれは……どうして誰も脱走せんのだ」
ジジイはポカーンとその列を見て、あんぐり口を開けている。緑のぶよぶよの柱たちもあんぐり口らしきものを開けている。どうやらこいつらの企みとも違うようだ。
囚人たちの列の先頭には机があり、革鎧が積み上げてある。さっきのメイドが机の前に立って、一人ずつていねいに体格を確認し、合う革鎧を手渡している。え、あのメイド、俺の後ろで赤装束の隣を守って戦ってなかったっけ?
赤装束を振り返ると、メイドの姿は忽然と消えていた。俺の視線に気づいた赤装束が応える。
「クロか? あいつ足が速いからな」
「足が速いとかいうレベルか? どーやって俺を追い越したんだよ」
「さあ……早歩き?」
おかしいだろ。
「はい、こちらです。あなたにはこちらが良さそうですね。はい、ではこちらも」
メイドはちらっと囚人の体格を見ただけで、身体に合う大きさの革鎧を選び出して丁寧に手渡ししている。囚人たちは鎧を受け取った後、近くに立てかけた武器棚から自分に合った剣を取り、準備運動を始めている。
「ヴィクトリア! 外門の鍵は壊したのか? 壊したけどあいつら出て行かない? なぜじゃ! あいつら囚人じゃろが」
「じーさん、なんかおかしいなー、とか思わないのか?」
赤装束がニヤニヤと口を挟む。
「なんで俺とクロが牢屋に入ってたんだろう、とか、鍵がかかってなかったよねー、とか」
「まさか……知っておったというのか、わしが来るのを」
「おっ、いい線行ってる。だとしたら、その先まで考えてみなよ。あんたの計画を阻止するために、俺たちがやりそうなこと」
ジジイと緑柱は一緒に首を傾げて考え始めた。
「ま、まさか……!」
「おっ、気づいた? そう、あいつら全員……」
「全員わしのファンか!」
「んなわきゃあない」
「じゃ、じゃあもしもここでわしが一曲歌ったとしたら……会場は熱狂のるつぼに?」
「頼んでねーって」
赤装束はため息をつくと種明かしした。
「あらかじめ来るのがわかってりゃ、そのままにしとくわけないだろ。凶悪犯の皆様は別の場所に移送済み。ここにいるのはお前が面目を潰そうとしてた、ティルト騎士団の皆様だよ」
「ガーン……!」
ジジイはショックを受けたが、ふと不思議そうに言った。
「じゃが……囚人はどこへやった? ここは街で一番でかい監獄、ここの囚人を全員収容するような施設はそうないはず」
「ああ、そのことなら」
赤装束はさらっと言った。
「大丈夫だ。監獄を一つ買っといたからな」
「監獄を……買った……?」
ジジイと緑柱と俺は一緒に首を傾げた。
「ああ。カキンして、街の向こう側に一つ買って置いた。囚人たちはみんな建物が新しいって喜んでたぞ」
「ちょ……ちょっと待てよ」
俺は尋ねた。
「それって金で買ったってことか? そんなの、いくらかかると思ってんだ」
「んーと金貨で三千枚、だったかな」
「貴っ様ーーーーーーー! そこへ直れーーーーー!」
俺が怒鳴ったもんで、赤装束とジジイと緑柱が全員直立不動で固まった。
「いいか、お前が使った金貨三千枚はな、昨日の誰かが使いたかった金貨三千枚だぞ。わかってるのか!」
「いや、俺が使った金貨三千枚は俺の金貨三千枚で……」
「口答えすんなーーーーーー!」
激高してぶち切れる俺。
「金貨三千枚! 金貨三千枚だぞ! 金貨三千枚あったら、旨い棒菓子がいくつ買えると思ってるんだ! ええ!?」
「うまい……棒、菓子?」
「棒菓子も知らんのか貴様ーーー! 棒菓子はな、庶民の喜び! 白銅貨一枚で二本を分け合って食べるのが仲良しの証明ぞ」
「いや、それは俺は知らんけど」
「なのに……なのにお前は。ジジイ一人のために金貨三千枚を無駄遣い」
「そんなことよりジジイはいいのか、逃げるぞ」
さっきまでそこにいたはずのジジイと緑柱たちが忽然と消えていた。中庭を疾走している。
「くぉらぁ! どこ行くつもりだぁ!」
「へーん! わしらにゃ関係ないわい」
「何だとーーー! ジジイ、お前がこのくだらん無駄づかいの発端だぞ。責任を感じろ責任を」
「お小言なんぞまっぴらじゃ」
気づいた騎士たちがジジイの行く手を塞ごうとするが、神出鬼没の緑柱たちがそれを邪魔するので、近づけない。ジジイはほぼまっすぐ出口の門へ駆けていく。
「ヴィクトリア、足止めじゃ。合体せーい!」
ジジイの背後で緑柱が集まり、くっついて一体化していく。顔らしきものができ、握りこぶしができ、ぶっとい足ができて、緑色の巨人になった。騎士たちの身長の倍くらいはある、筋骨隆々の巨人が吠える。騎士たちが応戦するが、剣で切っても槍で突いても効いていないようだ。
「あんなのアリかよ!」
「ちっ。長引くと厄介だな……」
赤装束は左拳を口許に寄せると、拳に向かって話しかけた。ちょっとどうかしちゃった?
「イフ、力を貸せ」
すると、誰かの声が応えた。女の声だ。えっ? 俺もどうかしちゃった?
「あらん、ケーちゃんがこんなに早くあたしに頼るなんて珍しいこともあるものね」
「建物に被害を出したくねえんだよ」
「わかってるわかってる。さ、唱えてちょうだい」
赤装束は左手のひらをまっすぐ緑色の巨人に向けた。
「銅の赤より紅き笞にて叩かば響け疾く高らかに……火撃弾!」
赤装束の開いた左手のひらから、炎の柱が吹き出し、一直線に緑の巨人に向かってとび出した。
「魔法が来ます! 避けて」
メイドが叫ぶと騎士たちは一斉に飛びのいて退避した。さすが、戦い慣れしている。
敵ながら緑の巨人の反応も早かった。炎の柱に気づくと素早く向き直り、両の拳を構え、炎に向かって力強く突き出す。炎の柱と拳の激突。
ドーーーーーン!
爆音と共にすごい爆風が巻き起こった。騎士たちは爆風をうけて踏ん張るが、重心を崩して倒れる者もいた。離れた場所にいる俺でさえ、激しい爆風に吹き飛ばされそうになった。
だがまっすぐに左手を構えた赤装束は微動だにしなかったし、その手のひらから伸びる炎の柱も揺らがなかった。拳から叩き出された爆風をものともせず、炎の柱は巨人の両拳に直撃し、そこで燃え広がるかと思った炎は、そのまま緑の巨人を貫いて背後に突き抜けた。一瞬の沈黙の後、緑の巨人はどうと仰向けに倒れた。
騎士たちが生死確認しようと油断なく近づいたが、それより早く、巨人は元の緑の柱に分裂して、脱兎のごとく逃げ出した! 騎士たちの足元をすり抜けて門に突進する。戦うつもりはないようだ。
「あれ喰らってまだ動けんのは大したもんだなー」
赤装束が感心したように言う。
「そんな悠長なこと言ってる場合か! 逃げられるぞ」
「もう無理だろあれは。捕まんねーよ」
門の外ではジジイがその場かけ足をしながら緑柱たちを待っていた。緑の柱たちは合流すると、神輿のような形になり、ジジイを載せて逃げ出した。ジジイも神輿の上でかけ足している(意味あるか?)。逃げながら捨てぜりふも忘れない。
「くそー! 覚えとれよー!」
「逃げ足速えなあ……」
「な、なんじゃこれは……どうして誰も脱走せんのだ」
ジジイはポカーンとその列を見て、あんぐり口を開けている。緑のぶよぶよの柱たちもあんぐり口らしきものを開けている。どうやらこいつらの企みとも違うようだ。
囚人たちの列の先頭には机があり、革鎧が積み上げてある。さっきのメイドが机の前に立って、一人ずつていねいに体格を確認し、合う革鎧を手渡している。え、あのメイド、俺の後ろで赤装束の隣を守って戦ってなかったっけ?
赤装束を振り返ると、メイドの姿は忽然と消えていた。俺の視線に気づいた赤装束が応える。
「クロか? あいつ足が速いからな」
「足が速いとかいうレベルか? どーやって俺を追い越したんだよ」
「さあ……早歩き?」
おかしいだろ。
「はい、こちらです。あなたにはこちらが良さそうですね。はい、ではこちらも」
メイドはちらっと囚人の体格を見ただけで、身体に合う大きさの革鎧を選び出して丁寧に手渡ししている。囚人たちは鎧を受け取った後、近くに立てかけた武器棚から自分に合った剣を取り、準備運動を始めている。
「ヴィクトリア! 外門の鍵は壊したのか? 壊したけどあいつら出て行かない? なぜじゃ! あいつら囚人じゃろが」
「じーさん、なんかおかしいなー、とか思わないのか?」
赤装束がニヤニヤと口を挟む。
「なんで俺とクロが牢屋に入ってたんだろう、とか、鍵がかかってなかったよねー、とか」
「まさか……知っておったというのか、わしが来るのを」
「おっ、いい線行ってる。だとしたら、その先まで考えてみなよ。あんたの計画を阻止するために、俺たちがやりそうなこと」
ジジイと緑柱は一緒に首を傾げて考え始めた。
「ま、まさか……!」
「おっ、気づいた? そう、あいつら全員……」
「全員わしのファンか!」
「んなわきゃあない」
「じゃ、じゃあもしもここでわしが一曲歌ったとしたら……会場は熱狂のるつぼに?」
「頼んでねーって」
赤装束はため息をつくと種明かしした。
「あらかじめ来るのがわかってりゃ、そのままにしとくわけないだろ。凶悪犯の皆様は別の場所に移送済み。ここにいるのはお前が面目を潰そうとしてた、ティルト騎士団の皆様だよ」
「ガーン……!」
ジジイはショックを受けたが、ふと不思議そうに言った。
「じゃが……囚人はどこへやった? ここは街で一番でかい監獄、ここの囚人を全員収容するような施設はそうないはず」
「ああ、そのことなら」
赤装束はさらっと言った。
「大丈夫だ。監獄を一つ買っといたからな」
「監獄を……買った……?」
ジジイと緑柱と俺は一緒に首を傾げた。
「ああ。カキンして、街の向こう側に一つ買って置いた。囚人たちはみんな建物が新しいって喜んでたぞ」
「ちょ……ちょっと待てよ」
俺は尋ねた。
「それって金で買ったってことか? そんなの、いくらかかると思ってんだ」
「んーと金貨で三千枚、だったかな」
「貴っ様ーーーーーーー! そこへ直れーーーーー!」
俺が怒鳴ったもんで、赤装束とジジイと緑柱が全員直立不動で固まった。
「いいか、お前が使った金貨三千枚はな、昨日の誰かが使いたかった金貨三千枚だぞ。わかってるのか!」
「いや、俺が使った金貨三千枚は俺の金貨三千枚で……」
「口答えすんなーーーーーー!」
激高してぶち切れる俺。
「金貨三千枚! 金貨三千枚だぞ! 金貨三千枚あったら、旨い棒菓子がいくつ買えると思ってるんだ! ええ!?」
「うまい……棒、菓子?」
「棒菓子も知らんのか貴様ーーー! 棒菓子はな、庶民の喜び! 白銅貨一枚で二本を分け合って食べるのが仲良しの証明ぞ」
「いや、それは俺は知らんけど」
「なのに……なのにお前は。ジジイ一人のために金貨三千枚を無駄遣い」
「そんなことよりジジイはいいのか、逃げるぞ」
さっきまでそこにいたはずのジジイと緑柱たちが忽然と消えていた。中庭を疾走している。
「くぉらぁ! どこ行くつもりだぁ!」
「へーん! わしらにゃ関係ないわい」
「何だとーーー! ジジイ、お前がこのくだらん無駄づかいの発端だぞ。責任を感じろ責任を」
「お小言なんぞまっぴらじゃ」
気づいた騎士たちがジジイの行く手を塞ごうとするが、神出鬼没の緑柱たちがそれを邪魔するので、近づけない。ジジイはほぼまっすぐ出口の門へ駆けていく。
「ヴィクトリア、足止めじゃ。合体せーい!」
ジジイの背後で緑柱が集まり、くっついて一体化していく。顔らしきものができ、握りこぶしができ、ぶっとい足ができて、緑色の巨人になった。騎士たちの身長の倍くらいはある、筋骨隆々の巨人が吠える。騎士たちが応戦するが、剣で切っても槍で突いても効いていないようだ。
「あんなのアリかよ!」
「ちっ。長引くと厄介だな……」
赤装束は左拳を口許に寄せると、拳に向かって話しかけた。ちょっとどうかしちゃった?
「イフ、力を貸せ」
すると、誰かの声が応えた。女の声だ。えっ? 俺もどうかしちゃった?
「あらん、ケーちゃんがこんなに早くあたしに頼るなんて珍しいこともあるものね」
「建物に被害を出したくねえんだよ」
「わかってるわかってる。さ、唱えてちょうだい」
赤装束は左手のひらをまっすぐ緑色の巨人に向けた。
「銅の赤より紅き笞にて叩かば響け疾く高らかに……火撃弾!」
赤装束の開いた左手のひらから、炎の柱が吹き出し、一直線に緑の巨人に向かってとび出した。
「魔法が来ます! 避けて」
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敵ながら緑の巨人の反応も早かった。炎の柱に気づくと素早く向き直り、両の拳を構え、炎に向かって力強く突き出す。炎の柱と拳の激突。
ドーーーーーン!
爆音と共にすごい爆風が巻き起こった。騎士たちは爆風をうけて踏ん張るが、重心を崩して倒れる者もいた。離れた場所にいる俺でさえ、激しい爆風に吹き飛ばされそうになった。
だがまっすぐに左手を構えた赤装束は微動だにしなかったし、その手のひらから伸びる炎の柱も揺らがなかった。拳から叩き出された爆風をものともせず、炎の柱は巨人の両拳に直撃し、そこで燃え広がるかと思った炎は、そのまま緑の巨人を貫いて背後に突き抜けた。一瞬の沈黙の後、緑の巨人はどうと仰向けに倒れた。
騎士たちが生死確認しようと油断なく近づいたが、それより早く、巨人は元の緑の柱に分裂して、脱兎のごとく逃げ出した! 騎士たちの足元をすり抜けて門に突進する。戦うつもりはないようだ。
「あれ喰らってまだ動けんのは大したもんだなー」
赤装束が感心したように言う。
「そんな悠長なこと言ってる場合か! 逃げられるぞ」
「もう無理だろあれは。捕まんねーよ」
門の外ではジジイがその場かけ足をしながら緑柱たちを待っていた。緑の柱たちは合流すると、神輿のような形になり、ジジイを載せて逃げ出した。ジジイも神輿の上でかけ足している(意味あるか?)。逃げながら捨てぜりふも忘れない。
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