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「げえっ! マジで来た!」……「ヤバい話、聞きたいですか?」……「金貨千二百三十四枚」……「狂喜乱舞か失神するかしそうじゃないスか」
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猫のゐる喫茶店ですっかり時間を無駄づかいしてしまった。その後、ケーシーは売り場を歩き回って剣を探して、今使っているのと同じような、片手半の長剣、つまり片手でも両手でも使える大きめの剣を買うことにした。オーダーメイドで赤い刀身にしてもらい、Qを埋め込んで強化するようだ。Q術師とミリタル商会の鍛冶師があれこれ相談をしている。
向こうから店長さんがやってきて、つつつ、とアリーテに近づき、何事か耳打ちした。
「あら、そうなの。ほんとは今日はお休みだけど、初のご来店だし、いいわ。入ってちょうだい。知らない仲でもないし」
「なになに? 誰か来たの? 知り合い?」
俺が尋ねると、アリーテはうなずいて入り口の方を示した。店長さんがお客を二人、連れてくるところだ
「ええ。ほら、あの子よ」
「え? 俺の知ってる人? 王都に知り合いなんていないけど……」
「何言ってるの。ほら、先日襲ってきた誘拐犯じゃないの」
「げえっ! マジで来た! しかも仲間連れ」
思わず声が出てしまった。背の高い方、先日襲ってきた誘拐者がふくれっ面をした。こいつ、今日は顔も隠してない。波打った黒髪の少女だ。アリーテと同い年くらいだろうか。
「何よう! そっちが誘ったんでしょう。それに半額クーポンもらったし~」
「半額クーポン?」
アリーテがこともなげにうなずく。
「そうよ。あの時渡しておいたの」
「一体いつの間に?」
「ダイナもわかんないけど、いつの間にか懐に突っ込んであったよ」
「……アリーテ、なんかヤバい裏家業とかやってないだろうね。誘拐犯のポケットに気づかれずに半額クーポン入れるお姫様とか、ちょっとおかしいよ?」
「販促のためならなんだってできるわ! 宣伝こそ力よ!」
ルミがおそるおそる口を挟む。
「あ、あ、あのう、ジャック様、もしかして姫様のヤバい話、聞きたいですか? 私が知っているだけでも、かなりいろいろと……」
「ルミ! 余計なことを言わない」
「誘拐犯のあんた、逃げた方がいいぞ。そこのお姫様、ボコボコにして首級をリンブラ王宮前広場の杭に晒す、って言ってたぞ」
「あらそんな。金を払ってくれる限りそんな真似しませんわ。お客様はカモ様ですもの」
「あ、あ、あの、お嬢様、以前にも申し上げましたがカモネギは本人の前で言うと角が立つかと……」
「んで、そっちの連れは仲間か?」
ケーシーが話を振ると、誘拐者は目をキラキラさせてこたえる。
「うちの弟! ティガーっていうんだ! 賢い子だから仲良くしてねー!」
「いや誘拐犯の弟! 仲良くしていいのかよ!」
「こんな姉ですけどよろしくお願いします」
ティガーが礼儀正しく頭を下げると、黄色い毛皮のけもの耳がぴょこんと目立った。虎魔族だ。
「あれ? 姉弟なのに、ダイナは人族でティガーは虎魔族なんスか」
Q術師が首を傾げると、ダイナが答えた。
「だってうちらあちらの世界での姉弟だから」
「どういうこと?」
俺が尋ねると、ティガーが教えてくれた。
「あちらの世界からこちらの世界に来る時に、種族を選ぶんだ。姉さんは人族を選んだけど、僕は虎魔族が面白そうだったから」
「へー! じゃあケーシーも人族を選んだの?」
「んー、まあそんなようなもんかな」
「ふーん。なんか不思議だね」
「そういえば、チーターと一緒にいるのにアーちゃんが静かにしてんな」
ケーシーは耳を澄ましたり、頭をコンコン叩いたりしてる。傍目にはちょっとおか
しくなったように見える。ダイナが目を丸くした。
「そういえばうちの魔王も、カキンシャといるとうるさいけど、今日は全然何も言ってこないね。なんでだろ」
アリーテがはたと気づいた様子で言った。
「ああ、そのこと。不正防止とかもあるし、この建物にはロ=ミルア王国が誇る魔法遮断Qが使われてるの。いかな神仏といえどもこの中に魔法で連絡することはできないと思うわ。どんな祈りも願いも届かないわよ」
「……絶望した! 祈りも届かぬ守りの強さに絶望した!」
クロがすまし顔でツッコミを入れる。
「ケーシー様はどうせ神仏に祈ったりなさらないから、あまり関係ないのでは?」
「まあそうだな。むしろアーちゃんが静かでちょうどいいや。アーちゃんから隠れたい時はここに来ることにしようっと」
「罰当たりもいいとこね」
「あっ、じゃあ魔王から隠れたい時はあたしもここに来ようっと! ね、ティガー」
「そもそもなんだってお前、アリーテを誘拐しようとしたんだよ。魔王の命令?」
「ううん! あたしの考えた作戦! アリーテを誘拐したら、ロ=ミルア王国もうちらのいいなりだから、バディアル連合軍に味方して一気に形勢有利、じゃーん!」
まくしたてるダイナと対照的に、ケーシー、ティガー、アリーテの表情が呆れ顔になる。
「あのなあ……」
「言っておきますけど、私を誘拐してもロ=ミルア王国はいいなりになったりしませんわよ」
「え? うそうそ、アリーテってばそんなに嫌われてんの? カワイソウ!」
「ぶぶぶ無礼です! 姫様は嫌われてはいても、大事にはされています!」
「ルミ、余計なこと言わない。発言内容について、後でちょっと話があります」
「お姫様が攫われたら、普通怒って攻めてくるだろ……」
「ええっ、うちのパパは絶対言うなりになるよ! ね、ティガー?」
ティガーは苦虫をかみつぶしたような顔でため息をついている。
「お前苦労してるんだな……」
「姉さん、たしかに父さんは姉さんに甘いけど、王族ってのはそう簡単に娘馬鹿ってわけにいかない事情があるからさ」
「カワイソウ!」
「それは否定しないけど、次から作戦考えたら僕に相談してね」
「ちょっと、勝手に肯定しないでちょうだい。私は別にかわいそうじゃないわよ」
「そそそ、そうですよ! 姫様はかわいそうじゃないし、なんなら姫様に振り回される私の方がかわいそうです」
「ルミ、余計なこと言わない。発言内容について、後でちょっと話があります」
「はー、まァなんだかよくわからんけど、次回は思い通りにさせないぜ。スピードに関してだけなら、ギャモンもいるしな」
ケーシーが言うとダイナは首を傾げた。
「ギャモン?」
俺が訂正した。
「ギャモンじゃなくてパティだよ。赤い兎」
「ああ、あの、やけに赤い兎」
「なんせあの赤兎には金貨千二百三十四枚も課金したんだからな」
「……金貨千二百三十四枚……だと! 金を使っただろうとは思っていたが、そんな大金を!」
俺の憤怒の表情を察知してケーシーがクロの後ろに隠れる。
「なんだよー役に立ったから無駄遣いじゃないだろ。お前がうるさいから一応値切ったんだぞ。キリのいい数字からここまで値切るの大変なんだからな」
にらみ合うケーシーと俺。ティガーが不思議そうにつぶやいた。
「金貨千二百三十四枚……?」
「なんて高額な無駄づかいを!」
「いや、安いもんだろ赤兎のスピードを考えたら」
「赤兎だよ! 高いよ!」
「赤兎は安い!」
「ケーシー様、ジャック様、けんかはおやめください。兎の名前はオーガスです」
考え込んでいたティガーがケーシーに話しかけた。
「あんた……たしか名前は……」
「ギャモン!」
「……あんたに連絡したい時にはどうすればいい?」
「へっ? お前が俺に連絡?」
「うん」
「あー、そうだな、宿に連絡……っても宿もまた街を移動したら引き払うしな。うーん」
アリーテが口を挟む。
「このお店に伝言頼んでいいわよ。店長に伝えたら、連絡取れるようにしておくわ」
「お、ありがてーな。だそうだ」
「そうか。わかった。ええと、ミリタル商会気付、セアカゴケグモのギャモン宛、だな」
「全然違う! それを言うなら『紅蓮い金かけ男ギャモン』でしょう!」
「そうだったか。すまん。その紅蓮い……紅蓮かけギャモン?」
「勝手に仮面の忍者みたいな呼び名つけるのやめてってば……」
「というかお名前が『ギャモン』だと思われてますがそれは誰もツッコまないのですか? ギャモンじゃなくて……」
「パティだよ! 絶対パティ!」
俺たちが激しく言い争っていると、向こうから店長さんがやってきて、つつつ、とアリーテに近づき、何事か耳打ちした。
「えっ、また誰か来た? ここに来そうな登場人物とかもう居なくない? 騎士様くらい?」
「エヴァンが来たら、アリーテ姫はあんな地味な反応じゃ済まなさそうッスよね。狂喜乱舞か失神するかしそうじゃないスか」
「まだ他に登場人物いただろ。ジジイとか、犀のおっさんとか」
「えージジイとかヤだぁ。犀のおっさんならまだいいけど……」
「赤兎かもしれません」
「赤兎が何の用でここに来るんスか?」
二言三言、店長さんに何か返事をすると、アリーテがこっちを向いた。
「なになに? 誰か来たの? 知り合い?」
俺が尋ねると、アリーテは言った。
「王様が今すぐ来い、って。『紅蓮い金かけ男』ご一行様に」
「王様ぁ?」
「えーっと、貧乏な?」
「この場合は、お金持ちの方ですね。ティルト王国の」
「……今は大目に見るけど、ロ=ミルア王国に来て王家を『貧乏な方』呼ばわりしたら不敬罪にするからね。覚えときなさいよ……」
向こうから店長さんがやってきて、つつつ、とアリーテに近づき、何事か耳打ちした。
「あら、そうなの。ほんとは今日はお休みだけど、初のご来店だし、いいわ。入ってちょうだい。知らない仲でもないし」
「なになに? 誰か来たの? 知り合い?」
俺が尋ねると、アリーテはうなずいて入り口の方を示した。店長さんがお客を二人、連れてくるところだ
「ええ。ほら、あの子よ」
「え? 俺の知ってる人? 王都に知り合いなんていないけど……」
「何言ってるの。ほら、先日襲ってきた誘拐犯じゃないの」
「げえっ! マジで来た! しかも仲間連れ」
思わず声が出てしまった。背の高い方、先日襲ってきた誘拐者がふくれっ面をした。こいつ、今日は顔も隠してない。波打った黒髪の少女だ。アリーテと同い年くらいだろうか。
「何よう! そっちが誘ったんでしょう。それに半額クーポンもらったし~」
「半額クーポン?」
アリーテがこともなげにうなずく。
「そうよ。あの時渡しておいたの」
「一体いつの間に?」
「ダイナもわかんないけど、いつの間にか懐に突っ込んであったよ」
「……アリーテ、なんかヤバい裏家業とかやってないだろうね。誘拐犯のポケットに気づかれずに半額クーポン入れるお姫様とか、ちょっとおかしいよ?」
「販促のためならなんだってできるわ! 宣伝こそ力よ!」
ルミがおそるおそる口を挟む。
「あ、あ、あのう、ジャック様、もしかして姫様のヤバい話、聞きたいですか? 私が知っているだけでも、かなりいろいろと……」
「ルミ! 余計なことを言わない」
「誘拐犯のあんた、逃げた方がいいぞ。そこのお姫様、ボコボコにして首級をリンブラ王宮前広場の杭に晒す、って言ってたぞ」
「あらそんな。金を払ってくれる限りそんな真似しませんわ。お客様はカモ様ですもの」
「あ、あ、あの、お嬢様、以前にも申し上げましたがカモネギは本人の前で言うと角が立つかと……」
「んで、そっちの連れは仲間か?」
ケーシーが話を振ると、誘拐者は目をキラキラさせてこたえる。
「うちの弟! ティガーっていうんだ! 賢い子だから仲良くしてねー!」
「いや誘拐犯の弟! 仲良くしていいのかよ!」
「こんな姉ですけどよろしくお願いします」
ティガーが礼儀正しく頭を下げると、黄色い毛皮のけもの耳がぴょこんと目立った。虎魔族だ。
「あれ? 姉弟なのに、ダイナは人族でティガーは虎魔族なんスか」
Q術師が首を傾げると、ダイナが答えた。
「だってうちらあちらの世界での姉弟だから」
「どういうこと?」
俺が尋ねると、ティガーが教えてくれた。
「あちらの世界からこちらの世界に来る時に、種族を選ぶんだ。姉さんは人族を選んだけど、僕は虎魔族が面白そうだったから」
「へー! じゃあケーシーも人族を選んだの?」
「んー、まあそんなようなもんかな」
「ふーん。なんか不思議だね」
「そういえば、チーターと一緒にいるのにアーちゃんが静かにしてんな」
ケーシーは耳を澄ましたり、頭をコンコン叩いたりしてる。傍目にはちょっとおか
しくなったように見える。ダイナが目を丸くした。
「そういえばうちの魔王も、カキンシャといるとうるさいけど、今日は全然何も言ってこないね。なんでだろ」
アリーテがはたと気づいた様子で言った。
「ああ、そのこと。不正防止とかもあるし、この建物にはロ=ミルア王国が誇る魔法遮断Qが使われてるの。いかな神仏といえどもこの中に魔法で連絡することはできないと思うわ。どんな祈りも願いも届かないわよ」
「……絶望した! 祈りも届かぬ守りの強さに絶望した!」
クロがすまし顔でツッコミを入れる。
「ケーシー様はどうせ神仏に祈ったりなさらないから、あまり関係ないのでは?」
「まあそうだな。むしろアーちゃんが静かでちょうどいいや。アーちゃんから隠れたい時はここに来ることにしようっと」
「罰当たりもいいとこね」
「あっ、じゃあ魔王から隠れたい時はあたしもここに来ようっと! ね、ティガー」
「そもそもなんだってお前、アリーテを誘拐しようとしたんだよ。魔王の命令?」
「ううん! あたしの考えた作戦! アリーテを誘拐したら、ロ=ミルア王国もうちらのいいなりだから、バディアル連合軍に味方して一気に形勢有利、じゃーん!」
まくしたてるダイナと対照的に、ケーシー、ティガー、アリーテの表情が呆れ顔になる。
「あのなあ……」
「言っておきますけど、私を誘拐してもロ=ミルア王国はいいなりになったりしませんわよ」
「え? うそうそ、アリーテってばそんなに嫌われてんの? カワイソウ!」
「ぶぶぶ無礼です! 姫様は嫌われてはいても、大事にはされています!」
「ルミ、余計なこと言わない。発言内容について、後でちょっと話があります」
「お姫様が攫われたら、普通怒って攻めてくるだろ……」
「ええっ、うちのパパは絶対言うなりになるよ! ね、ティガー?」
ティガーは苦虫をかみつぶしたような顔でため息をついている。
「お前苦労してるんだな……」
「姉さん、たしかに父さんは姉さんに甘いけど、王族ってのはそう簡単に娘馬鹿ってわけにいかない事情があるからさ」
「カワイソウ!」
「それは否定しないけど、次から作戦考えたら僕に相談してね」
「ちょっと、勝手に肯定しないでちょうだい。私は別にかわいそうじゃないわよ」
「そそそ、そうですよ! 姫様はかわいそうじゃないし、なんなら姫様に振り回される私の方がかわいそうです」
「ルミ、余計なこと言わない。発言内容について、後でちょっと話があります」
「はー、まァなんだかよくわからんけど、次回は思い通りにさせないぜ。スピードに関してだけなら、ギャモンもいるしな」
ケーシーが言うとダイナは首を傾げた。
「ギャモン?」
俺が訂正した。
「ギャモンじゃなくてパティだよ。赤い兎」
「ああ、あの、やけに赤い兎」
「なんせあの赤兎には金貨千二百三十四枚も課金したんだからな」
「……金貨千二百三十四枚……だと! 金を使っただろうとは思っていたが、そんな大金を!」
俺の憤怒の表情を察知してケーシーがクロの後ろに隠れる。
「なんだよー役に立ったから無駄遣いじゃないだろ。お前がうるさいから一応値切ったんだぞ。キリのいい数字からここまで値切るの大変なんだからな」
にらみ合うケーシーと俺。ティガーが不思議そうにつぶやいた。
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「いや、安いもんだろ赤兎のスピードを考えたら」
「赤兎だよ! 高いよ!」
「赤兎は安い!」
「ケーシー様、ジャック様、けんかはおやめください。兎の名前はオーガスです」
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「あんた……たしか名前は……」
「ギャモン!」
「……あんたに連絡したい時にはどうすればいい?」
「へっ? お前が俺に連絡?」
「うん」
「あー、そうだな、宿に連絡……っても宿もまた街を移動したら引き払うしな。うーん」
アリーテが口を挟む。
「このお店に伝言頼んでいいわよ。店長に伝えたら、連絡取れるようにしておくわ」
「お、ありがてーな。だそうだ」
「そうか。わかった。ええと、ミリタル商会気付、セアカゴケグモのギャモン宛、だな」
「全然違う! それを言うなら『紅蓮い金かけ男ギャモン』でしょう!」
「そうだったか。すまん。その紅蓮い……紅蓮かけギャモン?」
「勝手に仮面の忍者みたいな呼び名つけるのやめてってば……」
「というかお名前が『ギャモン』だと思われてますがそれは誰もツッコまないのですか? ギャモンじゃなくて……」
「パティだよ! 絶対パティ!」
俺たちが激しく言い争っていると、向こうから店長さんがやってきて、つつつ、とアリーテに近づき、何事か耳打ちした。
「えっ、また誰か来た? ここに来そうな登場人物とかもう居なくない? 騎士様くらい?」
「エヴァンが来たら、アリーテ姫はあんな地味な反応じゃ済まなさそうッスよね。狂喜乱舞か失神するかしそうじゃないスか」
「まだ他に登場人物いただろ。ジジイとか、犀のおっさんとか」
「えージジイとかヤだぁ。犀のおっさんならまだいいけど……」
「赤兎かもしれません」
「赤兎が何の用でここに来るんスか?」
二言三言、店長さんに何か返事をすると、アリーテがこっちを向いた。
「なになに? 誰か来たの? 知り合い?」
俺が尋ねると、アリーテは言った。
「王様が今すぐ来い、って。『紅蓮い金かけ男』ご一行様に」
「王様ぁ?」
「えーっと、貧乏な?」
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