10 / 273
第1章:物語の始まり
王国の使徒達
しおりを挟む
現在、王国騎士団の副団長であるスコットは王城にある円卓の置かれた部屋に召喚され、ことの概要について報告していた。部屋の中にはスコットを含め7人の男女がいた。
「そうですか~。ご苦労様でした、スコット」
30歳ほどのグラマラスな女性がのんびりと艶のある声で喋る。白いヴェールで顔を半分隠し、同じく真っ白な司祭服を、胸を強調するように着崩している。ヴェールの下からは金色の、腰までウェーブヘアが伸びている。この国の使徒であり、巫女であるナディア・シュラインだ。使徒に目覚めるまでは娼婦であったらしく、未だに男性を挑発するような格好をしている。彼女曰く、彼女を見てくる目で相手の人となりを判断しているそうである。そうして気に入ったものだけを自分の下僕として迎え入れるのだ。その様を見て、スコットにはどうしても彼女が巫女ではなく、悪女としか思えない。
「はっ、ありがとうございます」
「まさか本当に魔人が誕生していたとはな。しかも光法術が扱える。人を喰って厄介なことになる前に死んだというのは幸運だったな。しかしそれを誰かが殺したのだろう?もしかするとこの国で6人目の使徒が現れたのかもしれないな」
そう言って鋭い眼光をスコットに向けてきたのが、この国の使徒の1人であり、彼の上司である、王国騎士団長のアレキウス・ビルストである。40歳ほどの日に焼けた色黒の獣のような風貌の男で、真紅の短く刈り揃えられた髪とどう猛な目の奥にある瞳は、髪と同じ真紅の輝きを放っている。傷ひとつない銀色の鎧の胸部中央には王国の紋章が刻まれている。肩から床まで伸びる真っ赤なマントが彼の獣性を表しているように思える。彼の赤い髪によく似合っている。
「その可能性はありますが、現状まだ詳しいことはわかっていません」
「ならさっさと調べろ。もしかしたらそいつが力に酔って何かしでかすかもしれんだろう」
獣のような野太い声で威圧してくる。
「まあまあ。まったく、アレクさんはいつもせっかちなんだから。もう少し心にゆとりってものをだね」
濃緑色の、肩まであるカールヘアに法術師団の制服である法衣を豪快に改造して、もはや法術師団長に見えない使徒、ウィリアム・ハントである。国でも稀な光と闇法術の2属性を操るとされている。20代半ばぐらいの男で、優れた容姿ではあるが、軽薄そうな表情をその優れた要望に浮かべ、常に女子を侍らしている彼だが、さすがに今は1人である。噂によると、手をつけた女性は貴族、平民を問わず、軽く三桁はいくという。彼がアレキウスに軽い声で話しかける。
「スコット君はよくやってくれていると思うよ?実際この事件では騒ぎが拡大しすぎないように、いろいろ手を回していたみたいだし、スラムまで自ら行って情報を集めてきてくれたしね。そう思うよねサリカちゃん」
「む…」
彼の隣には鮮やかな水色の腰まであるストレートヘアをポニーテールにしている歳若い女性、サリカ・ネロが目を瞑って座っていた。アレキウスと同じ銀色の鎧ではあるがこちらには女性らしさを感じられるように様々な花のような意匠が施されている。また彼女の髪に合うように黒いマントを羽織っている。
「あれ?もしかしてサリカちゃん今寝てた?」
「い、いや、寝ていないぞ」
「でも口元に涎が垂れているよ?」
「っ!」
慌てて口元を拭おうとするサリカを見てその場にいるものたちが笑い声をあげる。
「冗談だよ、冗談。やっぱり寝ていたんじゃないか」
それを聞いたサリカが顔を真っ赤にする。使徒の中で最年少であり、先日18歳になったばかりである。まだ若く、経験の浅い彼女は、名目上では近衛騎士団長だが、基本的には副団長に全ての仕事を任せている。そんな彼女をウィリアムはことあるごとにからかって遊ぶのだ。この国において使徒は絶対的な存在であり、発見された際は必ず国王に簡単に謁見できるように、要職につけられる。サリカがこの歳にして近衛騎士団長になったのはそのためである。しかし如何せんまだ若いがすでに2体ほど魔人を討伐した経験のある彼女には、この話の重要度はあまり理解できていなかったのだ。気がつけば眠ってしまっていた。
「それぐらいにしておけ」
その一言で一瞬にして空気が引き締まる。声を発したのは他のものよりひときわ豪奢な椅子に座り、足を組み肘掛に右ひじを置いて頬杖をついている銀色の短く刈り揃えられた髪と、切れ長の目の奥に光る、濃緑色の瞳が印象的な男である。彼こそがキール神聖王国第17代国王にして炎王と恐れられるキール神聖王国最強の使徒、イース・フィリアン・キール王である。
一見するとアレクシスよりも弱そうに見えるほどに、細身であり背も170センチ半ばぐらいである。争いに向かなそうな落ち着いた雰囲気とは裏腹に、牙をむいたものに対してはどこまでも冷酷になり、劫火を持って消し去るその姿はまさに、国民の畏怖と、敬意を一身に受けている。実際スコットも彼を尊敬しているうちの1人だ。
「してスコットよ。今後はどうするつもりだ?」
「はっ。まず周辺住民から情報を集めました。そして2人の怪しい人影が出火したのと同時刻に、何かを背負ってスラムから走り去ったということでした。状況から推察するに、恐らくどこかの国、あるいは機関に連れ去られたのではないかと。そこですでに複数の部隊で、この二人組の捜索を始めております」
「ふむ、何かその二人組の特徴はないのか?」
「いえ、まだ身長程度しかわかっておりません」
「そうか、ではナディア」
「は~い」
「急ぎ瞑想を開始しろ。フィリア様にお伺いを立てるのだ。新たな使徒が他国に奪われては、現在の国のパワーバランスが崩れる可能性がある。最悪帝国に渡ってしまえば、この国は甚大な被害を被るだろう」
「了解~。それで尋ねるのは使徒のことと、二人組についてでぇいいですか~?」
「ああ、任せたぞ。それから、グルード」
「はい」
「新しく誕生したかもしれない使徒への対応と、今回の件で起こり得る各国との関係の変化について可能性として考えられるものを明日までに提出しろ」
「了解致しました」
痩せぎすで、眼鏡をかけたグルードと呼ばれた男は、この国の宰相を務める、グルード・フィル・ルグレ侯爵である。文官としての能力の高さを買われ、宰相となった男だ。
「任せたぞ。では他に何か話すべきこと、報告すべきことはあるか?」
「いえ、特にはございません」
周囲の様子をさっと確認して、グルードが皆を代表してそう告げる。
「では、これにて会議は終了とする。それでは各々自分の仕事に戻れ」
そう言ってイース王は立ち上がると、スタスタとさって行って。
「それでは、早速私は、捜索に加わらせていただきます。失礼しました」
「頑張ってね~」
軽薄そうな声をかけてくる、ウィリアムを背にスコットはその部屋から退出する。そして騎士団の兵舎にある自室へと向かって行った。
しばらくしてウィリアムはこの2人組みが南門を抜けて南に向かったという情報を掴みあたりを捜索したが、めぼしい成果は上げられなかった。
「そうですか~。ご苦労様でした、スコット」
30歳ほどのグラマラスな女性がのんびりと艶のある声で喋る。白いヴェールで顔を半分隠し、同じく真っ白な司祭服を、胸を強調するように着崩している。ヴェールの下からは金色の、腰までウェーブヘアが伸びている。この国の使徒であり、巫女であるナディア・シュラインだ。使徒に目覚めるまでは娼婦であったらしく、未だに男性を挑発するような格好をしている。彼女曰く、彼女を見てくる目で相手の人となりを判断しているそうである。そうして気に入ったものだけを自分の下僕として迎え入れるのだ。その様を見て、スコットにはどうしても彼女が巫女ではなく、悪女としか思えない。
「はっ、ありがとうございます」
「まさか本当に魔人が誕生していたとはな。しかも光法術が扱える。人を喰って厄介なことになる前に死んだというのは幸運だったな。しかしそれを誰かが殺したのだろう?もしかするとこの国で6人目の使徒が現れたのかもしれないな」
そう言って鋭い眼光をスコットに向けてきたのが、この国の使徒の1人であり、彼の上司である、王国騎士団長のアレキウス・ビルストである。40歳ほどの日に焼けた色黒の獣のような風貌の男で、真紅の短く刈り揃えられた髪とどう猛な目の奥にある瞳は、髪と同じ真紅の輝きを放っている。傷ひとつない銀色の鎧の胸部中央には王国の紋章が刻まれている。肩から床まで伸びる真っ赤なマントが彼の獣性を表しているように思える。彼の赤い髪によく似合っている。
「その可能性はありますが、現状まだ詳しいことはわかっていません」
「ならさっさと調べろ。もしかしたらそいつが力に酔って何かしでかすかもしれんだろう」
獣のような野太い声で威圧してくる。
「まあまあ。まったく、アレクさんはいつもせっかちなんだから。もう少し心にゆとりってものをだね」
濃緑色の、肩まであるカールヘアに法術師団の制服である法衣を豪快に改造して、もはや法術師団長に見えない使徒、ウィリアム・ハントである。国でも稀な光と闇法術の2属性を操るとされている。20代半ばぐらいの男で、優れた容姿ではあるが、軽薄そうな表情をその優れた要望に浮かべ、常に女子を侍らしている彼だが、さすがに今は1人である。噂によると、手をつけた女性は貴族、平民を問わず、軽く三桁はいくという。彼がアレキウスに軽い声で話しかける。
「スコット君はよくやってくれていると思うよ?実際この事件では騒ぎが拡大しすぎないように、いろいろ手を回していたみたいだし、スラムまで自ら行って情報を集めてきてくれたしね。そう思うよねサリカちゃん」
「む…」
彼の隣には鮮やかな水色の腰まであるストレートヘアをポニーテールにしている歳若い女性、サリカ・ネロが目を瞑って座っていた。アレキウスと同じ銀色の鎧ではあるがこちらには女性らしさを感じられるように様々な花のような意匠が施されている。また彼女の髪に合うように黒いマントを羽織っている。
「あれ?もしかしてサリカちゃん今寝てた?」
「い、いや、寝ていないぞ」
「でも口元に涎が垂れているよ?」
「っ!」
慌てて口元を拭おうとするサリカを見てその場にいるものたちが笑い声をあげる。
「冗談だよ、冗談。やっぱり寝ていたんじゃないか」
それを聞いたサリカが顔を真っ赤にする。使徒の中で最年少であり、先日18歳になったばかりである。まだ若く、経験の浅い彼女は、名目上では近衛騎士団長だが、基本的には副団長に全ての仕事を任せている。そんな彼女をウィリアムはことあるごとにからかって遊ぶのだ。この国において使徒は絶対的な存在であり、発見された際は必ず国王に簡単に謁見できるように、要職につけられる。サリカがこの歳にして近衛騎士団長になったのはそのためである。しかし如何せんまだ若いがすでに2体ほど魔人を討伐した経験のある彼女には、この話の重要度はあまり理解できていなかったのだ。気がつけば眠ってしまっていた。
「それぐらいにしておけ」
その一言で一瞬にして空気が引き締まる。声を発したのは他のものよりひときわ豪奢な椅子に座り、足を組み肘掛に右ひじを置いて頬杖をついている銀色の短く刈り揃えられた髪と、切れ長の目の奥に光る、濃緑色の瞳が印象的な男である。彼こそがキール神聖王国第17代国王にして炎王と恐れられるキール神聖王国最強の使徒、イース・フィリアン・キール王である。
一見するとアレクシスよりも弱そうに見えるほどに、細身であり背も170センチ半ばぐらいである。争いに向かなそうな落ち着いた雰囲気とは裏腹に、牙をむいたものに対してはどこまでも冷酷になり、劫火を持って消し去るその姿はまさに、国民の畏怖と、敬意を一身に受けている。実際スコットも彼を尊敬しているうちの1人だ。
「してスコットよ。今後はどうするつもりだ?」
「はっ。まず周辺住民から情報を集めました。そして2人の怪しい人影が出火したのと同時刻に、何かを背負ってスラムから走り去ったということでした。状況から推察するに、恐らくどこかの国、あるいは機関に連れ去られたのではないかと。そこですでに複数の部隊で、この二人組の捜索を始めております」
「ふむ、何かその二人組の特徴はないのか?」
「いえ、まだ身長程度しかわかっておりません」
「そうか、ではナディア」
「は~い」
「急ぎ瞑想を開始しろ。フィリア様にお伺いを立てるのだ。新たな使徒が他国に奪われては、現在の国のパワーバランスが崩れる可能性がある。最悪帝国に渡ってしまえば、この国は甚大な被害を被るだろう」
「了解~。それで尋ねるのは使徒のことと、二人組についてでぇいいですか~?」
「ああ、任せたぞ。それから、グルード」
「はい」
「新しく誕生したかもしれない使徒への対応と、今回の件で起こり得る各国との関係の変化について可能性として考えられるものを明日までに提出しろ」
「了解致しました」
痩せぎすで、眼鏡をかけたグルードと呼ばれた男は、この国の宰相を務める、グルード・フィル・ルグレ侯爵である。文官としての能力の高さを買われ、宰相となった男だ。
「任せたぞ。では他に何か話すべきこと、報告すべきことはあるか?」
「いえ、特にはございません」
周囲の様子をさっと確認して、グルードが皆を代表してそう告げる。
「では、これにて会議は終了とする。それでは各々自分の仕事に戻れ」
そう言ってイース王は立ち上がると、スタスタとさって行って。
「それでは、早速私は、捜索に加わらせていただきます。失礼しました」
「頑張ってね~」
軽薄そうな声をかけてくる、ウィリアムを背にスコットはその部屋から退出する。そして騎士団の兵舎にある自室へと向かって行った。
しばらくしてウィリアムはこの2人組みが南門を抜けて南に向かったという情報を掴みあたりを捜索したが、めぼしい成果は上げられなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
今日結婚した夫から2年経ったら出ていけと言われました
四折 柊
恋愛
子爵令嬢であるコーデリアは高位貴族である公爵家から是非にと望まれ結婚した。美しくもなく身分の低い自分が何故? 理由は分からないが自分にひどい扱いをする実家を出て幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱く。ところがそこには思惑があり……。公爵は本当に愛する女性を妻にするためにコーデリアを利用したのだ。夫となった男は言った。「お前と本当の夫婦になるつもりはない。2年後には公爵邸から国外へ出ていってもらう。そして二度と戻ってくるな」と。(いいんですか? それは私にとって……ご褒美です!)
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
黄金の魔導書使い -でも、騒動は来ないで欲しいー
志位斗 茂家波
ファンタジー
‥‥‥魔導書(グリモワール)。それは、不思議な儀式によって、人はその書物を手に入れ、そして体の中に取り込むのである。
そんな魔導書の中に、とんでもない力を持つものが、ある時出現し、そしてある少年の手に渡った。
‥‥うん、出来ればさ、まだまともなのが欲しかった。けれども強すぎる力故に、狙ってくる奴とかが出てきて本当に大変なんだけど!?責任者出てこぉぉぉぃ!!
これは、その魔導書を手に入れたが故に、のんびりしたいのに何かしらの騒動に巻き込まれる、ある意味哀れな最強の少年の物語である。
「小説家になろう」様でも投稿しています。作者名は同じです。基本的にストーリー重視ですが、誤字指摘などがあるなら受け付けます。
ゴミ捨て場領主のクラフト無双 ~最弱魔法【分解と合成】で領地を黄金郷に変えたら、俺を見下していた大貴族令嬢たちが掌を返してすり寄ってきた件~
namisan
ファンタジー
東西南北の大貴族から「毒の川」「凶暴な魔獣」「莫大な借金」を押し付けられ、王国の『ゴミ捨て場』と化したローゼンベルク領。
父と兄を謀殺され、その絶望の領地を押し付けられた無能貴族のアークは、領地の分割を企む高慢な令嬢たち(王女、公爵令嬢、姫将軍など)に嘲笑われていた。
だが、彼には現代の知識と、隠された最強チート能力があった!
触れたものを瞬時に素材に戻し、全く別のモノに作り変える神の御業――【分解と合成】。
「毒の川」を分解して『超高価な宝石と純水』へ!
「魔獣の死骸」と「瓦礫」を合成して『絶対に壊れない防壁』へ!
借金取りには新素材を高値で売りつけ、逆に敵の経済を支配していく。
圧倒的なクラフト能力で、瞬く間にゴミ捨て場を「無敵の黄金郷」へと作り変えていくアーク。
己の敗北を悟り、震え上がる悪徳貴族と高慢な令嬢たち。
さらに、アークの圧倒的な知略と底知れぬ実力は、気高い令嬢たちの本能に深く刻み込まれていく。
「どうか、私をあなたの手駒としてお使いください……っ!」
プライドを完全にへし折られた最高位の美少女たちは、いつしかアークの与える『恩恵』なしでは生きられないほど、彼に絶対の忠誠と依存を誓うようになっていく――。
最弱のゴミ捨て場から始まる、爽快クラフト内政&ざまぁファンタジー、堂々開幕!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる