お前らの相手は俺じゃない!

くろさき

文字の大きさ
19 / 67
第5章 学園生活でヒロインの登場

魔道実技試験とは…

…魔道実技試験……響きからして穏やかなテストじゃなさそうだ……

朝のホームルームが終わり、俺はイグナシオを連れて足早に教室を後にした……
あのヒロインには出来るだけ関わり合いになりたくない………その考えはイグナシオも同じらしく、俺達は別棟にある図書館へ逃げ込んだ。

「なぁイグナシオ…魔道実技試験ってなんなんだ?」

落ち着いたところで、ホームルームで先生が言っていた魔道実技試験について聞いてみた。

「魔道実技試験とは、この学園で3年ほど前から行われている振り落とし試験です」
「……振り落とし…?」

嫌な単語だ…まるで成績悪かったら学校から追い出すとでも言いたげな…

「はい、成績下位者は最悪退学処分となるので振り落としです」

はいフラグ回収バッチリ、追い出されるんですね……

「うわ…どうしよう……実技って事は魔法の試験だろ??…俺魔法は……」

俺は言葉を濁す…この学園で魔法が苦手なんて事実……ましてや才能が無いかもと口走るなんて俺には…

「そうですね、レオンハルト様は魔法がなので…が無いのかも知れませんね」

はい、全部言った……俺が濁そうとした事実を根こそぎほじくり返してきたよ……悪魔かお前は…

「……そんなにハッキリ言わなくても…」

俺の親父は魔法がからっきしだが、お袋の方はメチャメチャ凄い魔道士らしい……前にイグナシオに教えて貰った。
俺は顔立ちが比較的に親父似の為、魔道のセンスや能力はお袋を引き継ぎたかったのだが………ここまで言われると、俺は顔も能力も親父似…と認めざるを得ない。

「ハッキリと言わせて頂きます、レオンハルト様はどちらかというと旦那様寄りですので…魔道のセンスは諦めた方が宜しいかと…」

あぅ……認めた上でグサッとトドメ………やめたげて……俺のライフはもうゼロなんだぞ……



その後、イグナシオの言葉の刃に耐えながら…俺は魔道実技試験についての話しを聞いた……

魔道実技試験で下位になると最悪退学させられること…

試験が終わると、その順位・成績別に受講する授業や棟が変わること…

また、試験の最終日には成績上位者から下位者まで……全員参加のランク戦が有り、そこで上位ランクになれば成績が悪くとも退学にはならないと言うこと…





筆記が無い試験…俺は魔法が使えない……唯一の希望は、最終日にある天下○武道会だけだ………

…俺も何処かで修行しようかな………
感想 52

あなたにおすすめの小説

ゲーム世界の貴族A(=俺)

猫宮乾
BL
 妹に頼み込まれてBLゲームの戦闘部分を手伝っていた主人公。完璧に内容が頭に入った状態で、気がつけばそのゲームの世界にトリップしていた。脇役の貴族Aに成り代わっていたが、魔法が使えて楽しすぎた! が、BLゲームの世界だって事を忘れていた。

僕の事を嫌いな騎士の一途すぎる最愛は…

BL
記憶喪失の中目覚めると、知らない騎士の家で寝ていた。だけど騎士は受けを酷く嫌っているらしい。 騎士×???

王様お許しください

nano ひにゃ
BL
魔王様に気に入られる弱小魔物。 気ままに暮らしていた所に突然魔王が城と共に現れ抱かれるようになる。 性描写は予告なく入ります、冒頭からですのでご注意ください。

公爵家の五男坊はあきらめない

三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。 生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。 冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。 負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。 「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」 都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。 知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。 生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。 あきらめたら待つのは死のみ。

俺は勇者のお友だち

むぎごはん
BL
俺は王都の隅にある宿屋でバイトをして暮らしている。たまに訪ねてきてくれる騎士のイゼルさんに会えることが、唯一の心の支えとなっている。 2年前、突然この世界に転移してきてしまった主人公が、頑張って生きていくお話。

雪解けに愛を囁く

ノルねこ
BL
平民のアルベルトに試験で負け続けて伯爵家を廃嫡になったルイス。 しかしその試験結果は歪められたものだった。 実はアルベルトは自分の配偶者と配下を探すため、身分を偽って学園に通っていたこの国の第三王子。自分のせいでルイスが廃嫡になってしまったと後悔するアルベルトは、同級生だったニコラスと共にルイスを探しはじめる。 好きな態度を隠さない王子様×元伯爵令息(現在は酒場の店員) 前・中・後プラスイチャイチャ回の、全4話で終了です。 別作品(俺様BL声優)の登場人物と名前は同じですが別人です! 紛らわしくてすみません。 小説家になろうでも公開中。

運命の番は僕に振り向かない

ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。 それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。 オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。 ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。 ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。 ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。 ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。 完結しました!ありがとうございました。

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』  ある日、教室中に響いた声だ。  ……この言い方には語弊があった。  正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。  テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。  問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。 *当作品はカクヨム様でも掲載しております。