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三朝三本
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とんつくとんつくとんつくとん。
とんつくとんつくとんとんとん。
足と杖代わりの棒っきれで地面踏んでるだけで、ここまでりずむってのが生まれるとはねぇ。狸囃子の狸の旦那が出す音ぁ何でも、ついぼうっとしちまうような快ぉい効果があるって相場が決まってまして。聞いてると人や妖によっちゃぁ酔って頭に霞がかかっちまうんですよ。無害で地味なただの狸でさぁ、ってお顔して、ただ歩くだけで場を支配するたぁおっそろしい旦那ですねぇ。
……えぇ? いつも、なぁんにも考えずに歩きなさってる? そいつはぁ幸運実に僥倖。旦那が悪用し始める前にくわばらくわばら、食わば棚ん上のぼた餅。旦那みてぇなのが己の力に気づいてねぇで小物妖怪扱いされてるくらいが平和だぜ。
『(なんだか焔先生と似てるよな!)』
黙ってなって言ったろ、鷹っ子。絶対にこの坊に近づいたり姿見せんじゃあねぇぜ。後ろに控えてろ、先生との大っ事な約束だ。
しかし、旦那の音ぉ聞いてるにしてもこの坊、眠くなった幼子みてぇに体温上がんの早くねぇですかね? 繋がった手のほうも、なんだか無理にしがみついてるみてぇだ。
まだあの鼬っ子の熱残ってんのかね。あるいは本当に眠ぃのか。あるいは?
「蝋燭さんは、蝋燭の付喪神?」
ん、あぁ、当たらずとも遠からずですねぇ。もうちょい怖ぁい存在ってことにゃ気づいて欲しかったとこですが。
「もう少し、怖い……蝋燭といったら、青行燈とか、知ってる」
おぉ、よく知っていなさる。かなり寄りやしたねぇ。
青行燈。蝋燭百本たっぷり灯して怪談話を百も語ったりなんざした日、まさに最後の蝋燭吹き消したその時に、鬼火をまとった女が消えたはずの行燈の中に点ったり……他にもまぁ、さまざま不思議が起きるってぇ話だ。
あっしはその百物語の不思議の中で、いっちばん怖ぁい存在なのさ。
「いちばん……」
まぁ首傾げちまうのも無理ぁ無ぇ。本当に怖ぇ事なんて、体験するまでいくつも思い浮かびゃしねぇもんでしょう。
ゆぅらゆら青い焔揺らしたって、ただ驚いて上げる声と火事が怖くて上げる悲鳴とじゃ質が違う。いちばん良いのは、その焔が自分をどうめちゃくちゃにしちまうか、よぉく分かってから上げる悲鳴ですがねぇ。
はは、思いつかねぇって顔してなさる。しょうがねぇよなぁ、学校じゃ教えねぇんですから。
そんじゃ、あぁた、少っしばかり立ち止まって。
ちょっと息でも止めてみましょか。
「え」
……そぉんな怯えた顔するこたぁねぇ。いつもやってる事でしょう。
吸って、息を止めて、吐いて、息を止める。
あぁたの一生はその繰り返しだ。
ゆっくりその間を広げていけば、いずれ……まぁ、あっしは水中で十五分ほど完っ全に息を止めていられる人間を見た事がありやすがね、できるっちゃあできるようになるでしょうよ。
ただ、今は、入門編といきやしょう。ほら、あっしに掴まれた手を離せやしないんだから、こんな風に屈んで蝋燭頭が近づいてきてもあぁたにはろくに抵抗することもできねぇって事だ。動かないようにちょっと首の後ろを押さえやすぜ。
落ち着いて、息をして。ゆっくりだ。
ひとぉつ、ふたぁーつ、みーーーっつ。
良い子だ。さぁ、そのまま続けな。
吸って、止めて、吐いて、止めて。止めた分だけ勢いよく勝手に空気が出て、入ってくるでしょう?
その息の中に、ほんの少しずつ、あっしの溶けた蝋が混ざり込むのさぁ。
知っていやすかねえ?
火に燃える直前、塊だった蝋燭は溶けて水になって、そこから気体になる。火に吸い込まれる代わりに、そいつがあぁたの吸う息に混ざり、肺に混ざってやがるんですよ。
空気の代わりに吸えないもんが、吐けないもんが、だんだん肺に溜まってく。蝋が溜まって固まっていって、じぃんわりと、静かに――息が、止まっちまう。
おっと、焦って自分から息を止めたりしちゃあいけねぇ。そんなことしたら、苦しくなって息を吸うときに、勢いで一気に蝋を吸い込んじまいますからねぇ。
ゆぅっくり、静かに、少しだけ重い気体の蝋が舞い上がって混ざらないように、そうっと上の空気だけを吸うようにしなきゃあ。吐くときだってそうですぜぇ? ほぉら、怖くても震えちまうと大変だ。そうそ、あっしの手を強ぅく握ってるがいいさ。
あぁた、どこまで耐えられるかねぇ。
とんとととろんと、とととんとん。
……なぁんて。本当は何ぱぁせんとも混ぜちゃいないんですがね、あっしの蝋の妖気なんて。まして肺に溜まって固まるほどだなんて、とてもとても。狸の旦那の催眠とあっしの口八丁と、遠くからゆぅらゆらあやしくそよ風吹かせる鷹っ子やら他の皆々様のおかげで、どうにかそんな気にさせてるだけなんでさぁ。
さて坊ちゃん、無防備に震えてるその隙に、あぁたの命の灯の燃え方をよっくと見せてごらんなさい。あぁたの今の心のありようってやつをね。別に必要ぁ無いが、何考えてるか読んだ方がこの先、うまく転がしやすくなりやすからねぇ。
……おや。おぅや。おやや?
なぁんでこんなに元気に燃え盛ってんです?
呆れちまうほどの酩酊とやたらめったらな興奮。色んな欲がちらついてやがる。あっしの吹き込んだささやかな蝋なんてあっという間に溶かされて燃やし尽くされちまいそうな火力だ、こいつぁ。
つまり何だ、この坊ちゃんの手がやたらに熱いのは。
震えてんのは。
あっしの手をぎりりと絞ってきてんのは。
こんな非日常に盛り上がって盛っちまってるってことなのかい?
あぁ、読み間違えた。こいつぁ妖気酔いに違ぇねえ。
妖気浴びると酔っ払って勝手にそうなっちまう体してるに違ぇねぇや。体質ってやつだ。妖気の塊みてぇなあっしとお手々つないで肌から妖気取り込んじまったんですから、こいつぁ手がつけられねぇ。どうにか手を外す流れに持っていかねえと。あぁ、よく見りゃ腿すり合わせて震えてやがんじゃあねぇか。
おい、息止めるって脅してんのに口開くんじゃねぇや。口動かしてんじゃあねぇ。
「つぎは、なにを」
何も言うんじゃあねぇですよ。
「してくれるの」
言うな。
「なにを……んぐ」
……ふぅ。口に指突っ込んで黙らせちまったぜ。あんまり冴えたやり方じゃあねぇですがねぇ、はぁあ、歯がざりざりしてやがること。八重歯が人間の子供にしちゃ尖ってるねえ。百鬼夜行で岩ほどの頭をがくりともたげてどどんっと降ろす、おとろしの鬼頭の牙にゃ遠く敵わねぇですがね。
「んぅ……ぁ……」
そぅそ、忘れるとこだった。我慢できない子にはお仕置きをあげなきゃあいけねえでしょう?
喉の奥から胃の腑でも引きずり出して食っちまおうかねぇ。逆に、腹ん中に鬼火でも落っことしてやろうか。あぁあぁ、健気だねぇ。そんなに舌のたうち回らして暴れてもあっしの指は解けねぇですぜ。ほら、逆に絡みついちまった。
どれ、あぁたの生気でも貰いやしょうか。
「ぇうっ……?」
ほら、柔らかい口ん中を伝って、どろどろどぉろどろ、あっしの方に流れ込んでくる。血が流れてるんじゃあない、これがあぁたの命のかけらさ。余命って呼んでも構わねぇ。
あっしは若い人間の生気が一番好きですよ。あぁたも、やたらに気持ち良いでしょう? 若さってのは恐ろしいですからねぇ、無茶だの怪我だのして命すり減らすのが心地良く感じたりするもんさ。その快感ってやつをすぱいすにして、最後のひとかけらまで丸ごと命を頂いちまうのがあっしの楽しみでしてねぇ……
……いや、まあ実際にゃ、あっし、人間の寿命ごっそり奪うほど飢えちゃいねえですよ。人間ってのは生気よりも美味い「恐怖」ってえご馳走を抱えた上客ですからねぇ、そこそこ生きてもらわねぇと。死をちらつかせて怖がらせつつ死なないようにうまく導いてやるのが化け物の腕の見せ所、粋なやり方ってもんなんです。
だから、本当は生気奪うなんざ最後の最後の最終手段なんですがねぇ。ただね、生気ちょっと減らすと、頭に上った血の気やら、むらむらってのが治まんのさ。今のこの坊ちゃんにゃ丁度でしょう?
ついでにばら撒いちまった妖気も回収だ。あぁ、ぐちゃぐちゃに混ざっちまって、人間の指の形じゃさっぱり吸えねぇや。仕方ねぇ。あんまり顔を人の形に変えんの好きじゃねぇんですがね、しかしなぁ。芯に近いほど妖気は上手く操れるし。
「っ……! っっ……!」
舌絡ませんのが一番早ぇからなぁ。
とんとととんたかとんとんとん。
とんつくとんとんとんとん、ととん。
……おや、腰が抜けちまったか。一気に生気と妖気ひっこ抜かれたら疲れもするでしょうねぇ。ほら、立ちな。ついうっかり手え離しちまったぜ。
「なん……で、こんな」
どうしてだと思う?
分かんねぇかなあ、まだ子供の坊ちゃんには。
「こど……も、じゃ……」
子供だよ。
だから価値があるって言ったでしょうが。
「……だから、神隠し……」
そうさ。まぁ、だいだら様の贄に相応しいってのは確かでしょうよ。
「だ、れ?」
お? だいだら様はだいだら様さ。あっしらの仕える神様。神隠しってんだから神様の所まで行かなきゃなぁ。
……って事にしときやしょう、とりあえずね。だいだらぼっち、ってのは人の物語に出てくる馬っ鹿巨きい奴さ。本当にいる神様の名前使うと後が面倒だからねぇ。
さて、そんなもの存在しない以上、上手ぁくこの坊が人里まで逃げたくなるように仕向けなきゃならん訳ですが……もしや、あれこれする必要は無いですかねぇ?
その灯の色は、恐怖じゃあないか。
「……やだ」
ほぅ、そりゃ無理ってもんだ。
「そんなののいけにえ、には、ならない」
そんなのって酷い言い方じゃあねえですか。だいだら様はね、おっと。振り払われちまった。
「そっちはやだ」
ふうん? そいつは勝手な話だなぁ。
……おっと、風向きが悪くなってきやがった。蝋燭の火が弱っちまうな、早く行かねぇと。
「……」
おい、風上に行くんじゃねぇ。そっちは別の神さんの領域だ。
「……行かない」
だから行くなって。そっちに何があるかは、あっしも知らねぇんだ。大人しくこっちに来た方が身のためだぜ。
「今は、行かない」
おい行くな、そっちはーー!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
――そっちは、人里の方向だったってわけで。
いや懐かしいね、そうそうそうだ、やっと五年前のこと丸っと思い出しましたよ。
確かにあの時のあっしは、ちょおっとやり過ぎだったらしいですねぇ。
『だから言ったじゃないかい。あそこまでする必要はあったのか、って』
手厳しいねぇ、おとろし姐さん。
あっしだって必死だったんですよ。いつ龍神様がお出ましになるか分からねぇあの場所で、人間に近づいて問題ねぇのなんて、妖気で人の生気の臭いを上書いて誤魔化せる余力のあるあっしだけだったんだ。姐さんだって百鬼夜行で妖気使い果たして疲れてたんでしょう。
『それは、悪かったと思ってるさ』
ま、百鬼夜行ってのは結局、おどろおどろしい者らが百ばかり寄せ集まって群れたり脅かしたり張り合ったりしてお互いの形確かめたりする集いですからねぇ。妖怪の百物語みてぇなもんだ。実はあっしにとっては疲れにくいいべんとで、というのはこの蝋燭頭の中の独り言。
『あのときの先生のまやかし、楽しかったぞ!』
あやかしって言いねぇ、鷹っ子。
ところで姐さん、何の用でこちらにいらしたんです? 桶の帽子をお洒落に被りなさった髪長のお嬢様もお連れして、お二人であっしをからかいにいらしたんで?
『そんな下らない用でこんな所に一度だって来るもんか。なぁ、麻桶』
いやや、言葉の節ぶし棘だらけじゃあありやせんか。髪の指通りは蝋を塗るまでもなく、おふたりともこんなに滑らかだってのに。
『……それは、ありがとう』
『こんなのに礼言う事ないよ、麻桶。それよりね。瓢箪から駒だ』
お?
『妖怪神だいだら様とやらが現れたらしいよ、最近ね。五年前にあんたの作った神様だ』
……ははぁ?
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