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第1章 中等剣術部歓迎試合と恭弥の女子事情
突然の参戦者、姫柊咲
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恭弥は驚きと戸惑いの入り混じった表情で、月詠のもとに駆け寄る。
「何が起こったんだ? 全然見えなかった。」
月詠は目を見開き、信じられないような表情で言った。
「俺も…全然わからなかった。何がどうなったのか。」
その時、聖奈が静かに言葉を続けた。
「あれは、氷堂主将の奥の手、無限斬り。常識を超えた速さで相手を圧倒する技よ。あれは、中等部、いや、高等部でも多分、対処不可能な奥義だと思う。月詠君の強さを認めて、あれを使ったんだろうね。」
聖奈の言葉に、恭弥、月詠、月華は息を呑んだ。自分たちの力では到底太刀打ちできない相手がそこにいることを、ようやく実感したのだった。
氷堂凍夜が団体戦の説明を切り出した。彼の声は冷静であり、誰もがその言葉に耳を傾けていた。
「これより、最後の女子団体戦を行う。だが、部員が現在9名しかいないので、4対4の特別戦形式で行うことにする。」
部員たちの表情が変わり、静かな期待が広がった。
「対戦は、上級生の早乙女、吹田、金山、桐生。1年は高坂月華、桃井、宮沢、紺野で。」
氷堂が冷徹に続けると、月華が手を挙げて声を上げた。
「私、聖奈さんと試合したいです。この人では私の相手になりません。レベルの高い聖奈さんをお願いします。」
堂々とした態度で言う月華に、月詠が眉をひそめ、恭弥も困った顔をした。
「月華、先輩に失礼だぞ。謝れ。」
月詠が厳しく言うと、月華は少しも引かずに反論する。
「でも、さっきの試合で、早乙女先輩、本気で私にかなわなかったですよね。だったら、次も同じだし、意味がないです。」
月華の言葉に早乙女は黙り込む。
「分かった。綾野と早乙女は代われ。」
氷堂の一言が決まった。彼の目には、今年の大会にかける強い決意が表れていた。
「分かりました。」と早乙女が答えたその時、突如として声が上がった。
「その団体戦、正式戦でやりましょう。私が出ます、1年の方で。」
全員がその声の方へ振り向くと、驚きが広がった。
そこに立っていたのは、来月まで怪我のため休部扱いとなっていた姫柊咲だった。
「咲、あなた左手を怪我しているのよ。医者だって来月まで剣術は禁止って言われてるじゃない。」
金山が心配そうに声をかけると、姫柊はにっこりと笑って答えた。
「なんか、この試合見ていたら、我慢できなくなっちゃって。 今年の1年はレベルも高いし、それに私、お気に入りの子ができちゃったし。その子の前で、カッコイイとこ見せたいじゃん。だから出るの。」
その言葉に氷堂は呆れ顔で言った。
「姫柊、そうは言うが、剣が持てるのか?持てなければ意味がない。」
姫柊は一歩も引かずに言う。
「大丈夫よ。私、右手一本でやるから。」
その言葉に、全員が呆気に取られた。
「確かに姫柊は二刀流だからそれは可能だが…」
氷堂は半分呆れながらも、最後には了承する。
「分かった、好きにするが良い。でも、それで今大会に出れなくても文句は言わせない。」
部員たちのクレームを尻目に、姫柊は満足げに笑った。
「それでは、主将からも許可が出たので、私が先鋒をやるね。先鋒の子は中堅に回ってくれる。金山先輩強いから、いい試合になるよ。」
姫柊が勝手に順番を決めてしまったが、これで正式な試合が始まった。
結局、姫柊、紺野、宮沢、桃井、月華の順で戦うことになり、相手は大将に聖奈を加えた形となった。
「何が起こったんだ? 全然見えなかった。」
月詠は目を見開き、信じられないような表情で言った。
「俺も…全然わからなかった。何がどうなったのか。」
その時、聖奈が静かに言葉を続けた。
「あれは、氷堂主将の奥の手、無限斬り。常識を超えた速さで相手を圧倒する技よ。あれは、中等部、いや、高等部でも多分、対処不可能な奥義だと思う。月詠君の強さを認めて、あれを使ったんだろうね。」
聖奈の言葉に、恭弥、月詠、月華は息を呑んだ。自分たちの力では到底太刀打ちできない相手がそこにいることを、ようやく実感したのだった。
氷堂凍夜が団体戦の説明を切り出した。彼の声は冷静であり、誰もがその言葉に耳を傾けていた。
「これより、最後の女子団体戦を行う。だが、部員が現在9名しかいないので、4対4の特別戦形式で行うことにする。」
部員たちの表情が変わり、静かな期待が広がった。
「対戦は、上級生の早乙女、吹田、金山、桐生。1年は高坂月華、桃井、宮沢、紺野で。」
氷堂が冷徹に続けると、月華が手を挙げて声を上げた。
「私、聖奈さんと試合したいです。この人では私の相手になりません。レベルの高い聖奈さんをお願いします。」
堂々とした態度で言う月華に、月詠が眉をひそめ、恭弥も困った顔をした。
「月華、先輩に失礼だぞ。謝れ。」
月詠が厳しく言うと、月華は少しも引かずに反論する。
「でも、さっきの試合で、早乙女先輩、本気で私にかなわなかったですよね。だったら、次も同じだし、意味がないです。」
月華の言葉に早乙女は黙り込む。
「分かった。綾野と早乙女は代われ。」
氷堂の一言が決まった。彼の目には、今年の大会にかける強い決意が表れていた。
「分かりました。」と早乙女が答えたその時、突如として声が上がった。
「その団体戦、正式戦でやりましょう。私が出ます、1年の方で。」
全員がその声の方へ振り向くと、驚きが広がった。
そこに立っていたのは、来月まで怪我のため休部扱いとなっていた姫柊咲だった。
「咲、あなた左手を怪我しているのよ。医者だって来月まで剣術は禁止って言われてるじゃない。」
金山が心配そうに声をかけると、姫柊はにっこりと笑って答えた。
「なんか、この試合見ていたら、我慢できなくなっちゃって。 今年の1年はレベルも高いし、それに私、お気に入りの子ができちゃったし。その子の前で、カッコイイとこ見せたいじゃん。だから出るの。」
その言葉に氷堂は呆れ顔で言った。
「姫柊、そうは言うが、剣が持てるのか?持てなければ意味がない。」
姫柊は一歩も引かずに言う。
「大丈夫よ。私、右手一本でやるから。」
その言葉に、全員が呆気に取られた。
「確かに姫柊は二刀流だからそれは可能だが…」
氷堂は半分呆れながらも、最後には了承する。
「分かった、好きにするが良い。でも、それで今大会に出れなくても文句は言わせない。」
部員たちのクレームを尻目に、姫柊は満足げに笑った。
「それでは、主将からも許可が出たので、私が先鋒をやるね。先鋒の子は中堅に回ってくれる。金山先輩強いから、いい試合になるよ。」
姫柊が勝手に順番を決めてしまったが、これで正式な試合が始まった。
結局、姫柊、紺野、宮沢、桃井、月華の順で戦うことになり、相手は大将に聖奈を加えた形となった。
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