恋も剣も本気です!青春剣士たちのラブ・グラディエーション ~気が付くとは~れむ状態!?~

てんちょう

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第6章 特訓です。でもこの特訓は恥ずかしい事だらけです。

特訓開始!最強ペアで挑む一週間!―3日目摸擬戦(2)ー

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それから三連戦が始まった。

一試合目。月華と聖奈の得意な近接戦。月華は完膚なきまでにやられた。終わってから反省と課題の書き出しを行い、対策を話し合う。

二試合目。聖奈は中距離スタイルに切り替え、月華に外からの攻撃の対処法を学ばせる。終わった後は、使えそうな技の絞り込み。

三試合目。聖奈は再び本来のスタイルに戻った。

「今日の最終戦。月華ちゃん、自分の技を試してもいいし、私の技を真似てもいい。選ぶのはあなたの意思。これから特訓が終わるまで、毎日この形式でやるからね。」

月華は迷わず、自分の基礎を固めることを選んだ。

「それじゃあ、本気で行くよ。いいね、月華ちゃん。」

朱星光月焔を構えた聖奈に対して、月華は三日月神楽を抜いた。

「始め!」

電子審判の合図とともに、聖奈の全身から殺気が溢れ出す。

『この威圧感……すごい。身体が震える。これが聖奈さんの本気……。』

だがその次の瞬間、聖奈の姿が一気に間合いへ飛び込んでくる。月華が下がろうとした場所へ、すでに聖奈は移動していた――何もできず、敗北。

『……一太刀も振れなかった……。』

額から汗が伝う中、聖奈の殺気はまだ消えていなかった。

「逃げてちゃダメ。変化も進化もない。甘ったれたこと言ってるんじゃないわよ。もっと真剣にやりなさい。今日という一日、無駄にしたんだから。」

その言葉に、月華の心は大きく揺れた。

バーチャルルームを出たあと、月華は動揺していた。

『聖奈さん、私のこと……嫌になっちゃったのかな……。』

そして、出てきた聖奈に月華は思い切って話しかけた。

「聖奈さん、ごめんなさい。私が生意気でした……。訓練、もう嫌になっちゃいましたよね……?」

聖奈は不思議そうに首を傾げた。

「え? 月華ちゃん、なに言ってるの。私が月華ちゃんを嫌うわけないじゃない。」

月華が下を向いて頷く。

「だって、聖奈さん……“甘ったれたこと言うな”とか、“一日を無駄にした”とか……言われて、私、すごく反省して……」

その声に、聖奈は優しく微笑んだ。

「それは私の方こそ、ごめんね。私、本気モードになると性格がちょっとキツくなっちゃうの。恭弥にもよく怒られるのよ。口調まで変わっちゃって……本当に、ごめんなさい。」

その言葉に、月華は一気に涙が溢れ出した。

「よかった……嫌われたと思ってた……どうしようって……わああん……!」

聖奈はうろたえながら、月華を一生懸命なだめた。

「泣かないで、月華ちゃん。ごめん、ごめんね。今日はペナルティ、ナシにするから!」

そう言って、聖奈は愛用のフェイスタオルで月華の涙をそっと拭った。

しばらくして落ち着いた月華は、目を赤く腫らしながらも笑顔を取り戻した。

「でもね、今日の体験で、強い相手とどう向き合うかっていう恐怖心を学べたと思うの。それが、次の成長のきっかけになるんじゃないかな。」

そう言って、聖奈は月華の頭を優しく撫でた。
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