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第7章 もう一つの特訓、綺麗なお姉さんの誘惑にはご注意を
甘い罠!綺麗なお姉さんの巧妙な誘惑特訓(26)――ディナーを終えて――
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VIPルームに取り残された咲と恭弥は、しばらく呆然と立ち尽くしていた。
そこへ、さきほどのボーイが不思議そうに部屋に入ってくる。だが、咲の姿を目にした瞬間、慌てて顔を逸らした。
「大変申し訳ありません。失礼しました。」
そう言って、そそくさと部屋を出ていった。
咲は何が起こったのか一瞬分からなかったが、恭弥は咲に目を向けて気がついた。
「咲、それ……何とかならないか。……さすがにそれは目のやり場に困るというか……。」
咲は恭弥の言葉に続くように、自分の格好を見てようやく状況を理解した。
「きゃああっ! 恭弥くん以外の男の人に見られた……! 私、もう生きていられない……!」
咲は顔を真っ赤にしてその場に座り込み、泣き出してしまった。
恭弥はあわてて自分のスーツの上着を脱ぎ、そっと咲にかけてやる。
「咲は大丈夫。誰が見ても、本当に綺麗で素敵な女の子だよ。……俺以外に見られたのは、正直、悔しいけど。俺が咲を守るから。ね、泣き止んでよ。」
その言葉に、咲は少しだけ泣き止み、上目遣いで恭弥を見つめた。
「……それじゃあ、本当に責任取ってね。ドレス直すの手伝って……。」
咲が甘えるような声でお願いすると、恭弥も照れくさそうに笑いながら頷いた。
ふたりは顔を赤くしながら、協力してドレスを整えた。
そしてそのまま、照れるように並んでVIPルームを後にした。
ところが――
そのすぐあと、美弥子からの連絡で、とんでもないことが告げられる。
今夜から利用できる部屋は、恭弥の部屋ひとつだけ。咲の部屋は、なぜか使えなくなっていたのだ。
「ちょっと、お母さん、これはどういうことなのよ! 私の部屋、使えないんだけど!」
咲は電話越しに抗議したが、美弥子はすでに専用ヘリで飛び立っており、手続きの変更は不可能だった。
結局、恭弥と咲は、一つの部屋で一週間を過ごすことになってしまった。
「どうしよう……。ごめんね、恭弥くんまで巻き込んじゃって……。私、別の部屋を探してくる。いくらなんでも、同じ部屋はまずいよね……。聖奈のこともあるし……。私、本当に、聖奈にこれ以上恨まれることはしたくないの……。だから、恭弥くんはこの部屋使って!」
咲がそう言って、エレベーターに乗ろうとした時――
恭弥が、咲の手をそっと取って止めた。
「咲が嫌じゃなければ……俺は、一緒でも大丈夫だよ。俺、ソファーで寝るから。」
「……いいの? 同部屋だよ? 聖奈にこのことがバレたら、どうするの?」
咲は不安そうに聞いた。
けれど、恭弥はゆっくりと咲に向き直って、まっすぐに答えた。
「実際、もう俺は……聖奈を裏切ってるから……。それに、こんな豪華な部屋、ひとりじゃ持て余すだけです。だから咲にいてほしいんだ!俺のわがまま……聞いてもらえますか?」
咲は少し沈黙して、それからふっと笑った。
「これは聖奈に対する裏切り行為だぞ。でも……これはふたりだけの秘密。もし聖奈にバレたら、私が一緒に謝ってあげるよ。それでも許してくれなかったら――私が、恭弥くんの面倒を見るから。」
咲はそう言って恭弥の手を握り、その指先で彼の口元をそっとなぞる。
「このこと、後悔させないから。絶対に、強くなって帰ろうね。」
咲が優しく微笑むと、恭弥もつられるように微笑んで、ふたりは仲良く部屋へと戻っていった。
その後、ベッドはどうするかという話になったが、結局――
「交代で使おう」も「ジャンケンしよう」もなぜかうまくいかず、最終的にふたりで同じベッドを使うことに決まった。
恭弥も咲も、どこかぎこちなく笑いながら、そしてどこかドキドキしながら――
その夜、同じベッドで、少しだけ距離を空けて横になった。
そして、恭弥にとって本当に長かった1日を終えた。
そこへ、さきほどのボーイが不思議そうに部屋に入ってくる。だが、咲の姿を目にした瞬間、慌てて顔を逸らした。
「大変申し訳ありません。失礼しました。」
そう言って、そそくさと部屋を出ていった。
咲は何が起こったのか一瞬分からなかったが、恭弥は咲に目を向けて気がついた。
「咲、それ……何とかならないか。……さすがにそれは目のやり場に困るというか……。」
咲は恭弥の言葉に続くように、自分の格好を見てようやく状況を理解した。
「きゃああっ! 恭弥くん以外の男の人に見られた……! 私、もう生きていられない……!」
咲は顔を真っ赤にしてその場に座り込み、泣き出してしまった。
恭弥はあわてて自分のスーツの上着を脱ぎ、そっと咲にかけてやる。
「咲は大丈夫。誰が見ても、本当に綺麗で素敵な女の子だよ。……俺以外に見られたのは、正直、悔しいけど。俺が咲を守るから。ね、泣き止んでよ。」
その言葉に、咲は少しだけ泣き止み、上目遣いで恭弥を見つめた。
「……それじゃあ、本当に責任取ってね。ドレス直すの手伝って……。」
咲が甘えるような声でお願いすると、恭弥も照れくさそうに笑いながら頷いた。
ふたりは顔を赤くしながら、協力してドレスを整えた。
そしてそのまま、照れるように並んでVIPルームを後にした。
ところが――
そのすぐあと、美弥子からの連絡で、とんでもないことが告げられる。
今夜から利用できる部屋は、恭弥の部屋ひとつだけ。咲の部屋は、なぜか使えなくなっていたのだ。
「ちょっと、お母さん、これはどういうことなのよ! 私の部屋、使えないんだけど!」
咲は電話越しに抗議したが、美弥子はすでに専用ヘリで飛び立っており、手続きの変更は不可能だった。
結局、恭弥と咲は、一つの部屋で一週間を過ごすことになってしまった。
「どうしよう……。ごめんね、恭弥くんまで巻き込んじゃって……。私、別の部屋を探してくる。いくらなんでも、同じ部屋はまずいよね……。聖奈のこともあるし……。私、本当に、聖奈にこれ以上恨まれることはしたくないの……。だから、恭弥くんはこの部屋使って!」
咲がそう言って、エレベーターに乗ろうとした時――
恭弥が、咲の手をそっと取って止めた。
「咲が嫌じゃなければ……俺は、一緒でも大丈夫だよ。俺、ソファーで寝るから。」
「……いいの? 同部屋だよ? 聖奈にこのことがバレたら、どうするの?」
咲は不安そうに聞いた。
けれど、恭弥はゆっくりと咲に向き直って、まっすぐに答えた。
「実際、もう俺は……聖奈を裏切ってるから……。それに、こんな豪華な部屋、ひとりじゃ持て余すだけです。だから咲にいてほしいんだ!俺のわがまま……聞いてもらえますか?」
咲は少し沈黙して、それからふっと笑った。
「これは聖奈に対する裏切り行為だぞ。でも……これはふたりだけの秘密。もし聖奈にバレたら、私が一緒に謝ってあげるよ。それでも許してくれなかったら――私が、恭弥くんの面倒を見るから。」
咲はそう言って恭弥の手を握り、その指先で彼の口元をそっとなぞる。
「このこと、後悔させないから。絶対に、強くなって帰ろうね。」
咲が優しく微笑むと、恭弥もつられるように微笑んで、ふたりは仲良く部屋へと戻っていった。
その後、ベッドはどうするかという話になったが、結局――
「交代で使おう」も「ジャンケンしよう」もなぜかうまくいかず、最終的にふたりで同じベッドを使うことに決まった。
恭弥も咲も、どこかぎこちなく笑いながら、そしてどこかドキドキしながら――
その夜、同じベッドで、少しだけ距離を空けて横になった。
そして、恭弥にとって本当に長かった1日を終えた。
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