恋も剣も本気です!青春剣士たちのラブ・グラディエーション ~気が付くとは~れむ状態!?~

てんちょう

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第13章 全力勝負、テストも恋も、頭脳バトルで異状あり!

ドキドキが止まらない!まさかの混浴ミッション!?

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「つまり、今夜は四人きり。せっかくだし、露天風呂……一緒に入る?」

「……え?」

ぽかんとしたまま固まる茜をよそに、咲は恭弥の方へも視線を向けた。

「ほら、こないだの合宿でも一緒に入ってたじゃない? 今さら恥ずかしがることなんてないでしょ~?」

「ちょ、ちょっと待って……それは……!」

恭弥が焦って声を上げる。

「……あのときは、水着着てたし! しかも、緊急だったから仕方なくて……!」

「じゃあ今回は、ちゃんと準備して入ればいいってことね?」

咲がすかさずツッコむ。

聖奈は苦笑していたが、ふと恭弥の方を見て、優しく微笑んだ。

「まあ、ちゃんとタオル巻いて入れば大丈夫。ね、恭弥は――優しいし、見て見ぬふりとか、きっとできるよね?」

恭弥はその微笑みに、視線を逸らしながら口をもごもごさせた。

「い、いや、そうは言うけど……その……やっぱりちょっと……」

そんなやり取りの横で、茜がとうとう叫んだ。

「え、ええっ!? た、タオルって……そういう話!? ま、待ってください! まだ心の準備が……!」

顔を真っ赤にして後ずさる茜に、咲が優しく、しかし腕を取ってにっこり笑う。

「大丈夫! 見させないってば。ね、聖奈?」

「うん。ちゃんと配慮するよ。それに、茜ちゃん、そんなに赤くなってるの……逆にかわいいよ?」

それでも茜は、頬を真っ赤にしながら、ぎゅっとタオルを握りしめた。

「も、もう……やだ……ほんとに入るの? 中学生が混浴なんて、どうかしてるってば……!」

その言葉に、咲と聖奈は顔を見合わせて、ふふっと笑う。

「だったら、ますます一緒に入るしかないね?」

「そうだね、ここまできたら覚悟を決めて――。」

茜は完全に流されてしまい、うつむきながらもついに諦めたように頷いた。

一方、恭弥はというと、口を開けたまま固まっていた。

「いや、あの、俺……その……」

「んー……じゃ、やっぱり恭弥だけパス?」

「えっ……!」

咲が少し意地悪くからかうと、聖奈も後押しするように笑う。

「残念だな~。恭弥が一緒じゃないと、ちょっと寂しいかも。」

茜も、ちらりと恭弥を見ながら、ほんの小さく呟いた。

「……別に、一緒でも、いい……よ?」

――その一言で、恭弥の理性は音を立てて崩れかけた。

「えっ……い、いや、でも……っ!」

咲と聖奈が同時に、ニヤリと笑う。

「まーた迷ってる。さすが、ヘタレ恭弥くん♪」
「うんうん、そういうところ、変わってないね~。」

恭弥の顔が一気に真っ赤になる。

「ヘ、ヘタレって言うなよ……! こ、こっちは、ちゃんと節度を守ろうと……!」

「だったら堂々と入ればいいのに~?」
咲が肩をすくめると、聖奈も笑いながら言った。

「私も茜ちゃんも、変なことされるとは思ってないし……。恭弥なら、ちゃんと見て見ぬふりしてくれるって信じてるから。」

「……あ、あの……ほんとに、見る気はないからな!? ちゃんとタオル巻いて入るし、俺、絶対!変なこととか……」

「ほーら、やっぱりヘタレじゃん♡」
咲が嬉しそうにツッコむと、

「うん。でも、そういうところが恭弥だし、私は……好きだよ?」
と、聖奈が優しくフォローする。

「ぐっ……」

恭弥は、完全に戦意を失った兵士のように肩を落とし、ため息をついた。

「わ、わかったよ……! 入るよ……っ。俺がヘタレでも、タオルだけは……絶対に外さないからな……!」

その宣言に、咲と聖奈、そして茜までがクスッと笑って、浴室へのドアをゆっくりと開けた。

(……俺、今日一日で、何回ヘタレって言われたんだ……。)

恭弥はそんなことを考えながら、意を決して三人のあとを追ったのだった――。

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