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おはようございます
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なにか聞こえる。人が喋っている声。それに機械音?
目を開けると、真っ白な天井が見えた。周りからは変わらず人の声と機械音。
上手く動く事ができない。首を動かす事もできない。周囲の状況も分からない。
頭がボーッとする。なんで体が動かないんだろうか。でもどうでも良い。
目を閉じる前に若い男が僕を見下ろしている事に気付く。誰だっけ?でも、眠たくて仕方ない…
人の喋る声と機械音で眠りから覚める。さっきより意識はしっかりとしている気がする。まだハッキリとしないけれど。
目を開けると、やはり真っ白な天井。
機械音に意識を集中してみる。
ピー、ピー、ピー
どこかで聞いた事がある。どこだっけ。
あぁ、病院で聞けるような音?病気か怪我でもしてるのかな。
変わらず、体は動かない。
天井を見つめていると、そこに若い男が僕の目を覗き込む。
「おはようございます」
誰だっけ?知らない人。医者かな。
「……」
返事をしたくても、上手く発声ができない。
「まだ声も出せないみたいだね。大丈夫、私が治してあげるからね」
嫌な笑い方をするな、と思いながら、その言葉を聞く事しかできなかった。
若い男は僕の視界から消える。体が動かないので、聴覚で周囲の状況を把握しよう。
「今回も上手くいきましたね!」
「状態が良かった事が幸いでしたね」
「まだ油断はできないぞ」
「意識はあるようですね」
色々と聴こえてくるが、今の自分の状況が分かるような言葉はなかった。
意識はかなりハッキリとしてきた。首だけなら少しは動かせる。
そこで動かない自分の体を確認してみた。
そこには、ベルトで拘束されている自分の体が見えた。
「んん!んー!」
パニックになり、言葉にならない声を出しながら手足の拘束を解こうとする。
「パニックを起こしています!」
「鎮静剤を使え」
僕は叫んだが、その抵抗は虚しく、頭がボーッとしてきて意識が遠のいていく。
「次に目が覚めたら、ちゃんと挨拶くらいはしてくれよ」
若い男が僕の目を覗き込みながらニヤけていたのが見えた。
目を開けると、真っ白な天井が見えた。周りからは変わらず人の声と機械音。
上手く動く事ができない。首を動かす事もできない。周囲の状況も分からない。
頭がボーッとする。なんで体が動かないんだろうか。でもどうでも良い。
目を閉じる前に若い男が僕を見下ろしている事に気付く。誰だっけ?でも、眠たくて仕方ない…
人の喋る声と機械音で眠りから覚める。さっきより意識はしっかりとしている気がする。まだハッキリとしないけれど。
目を開けると、やはり真っ白な天井。
機械音に意識を集中してみる。
ピー、ピー、ピー
どこかで聞いた事がある。どこだっけ。
あぁ、病院で聞けるような音?病気か怪我でもしてるのかな。
変わらず、体は動かない。
天井を見つめていると、そこに若い男が僕の目を覗き込む。
「おはようございます」
誰だっけ?知らない人。医者かな。
「……」
返事をしたくても、上手く発声ができない。
「まだ声も出せないみたいだね。大丈夫、私が治してあげるからね」
嫌な笑い方をするな、と思いながら、その言葉を聞く事しかできなかった。
若い男は僕の視界から消える。体が動かないので、聴覚で周囲の状況を把握しよう。
「今回も上手くいきましたね!」
「状態が良かった事が幸いでしたね」
「まだ油断はできないぞ」
「意識はあるようですね」
色々と聴こえてくるが、今の自分の状況が分かるような言葉はなかった。
意識はかなりハッキリとしてきた。首だけなら少しは動かせる。
そこで動かない自分の体を確認してみた。
そこには、ベルトで拘束されている自分の体が見えた。
「んん!んー!」
パニックになり、言葉にならない声を出しながら手足の拘束を解こうとする。
「パニックを起こしています!」
「鎮静剤を使え」
僕は叫んだが、その抵抗は虚しく、頭がボーッとしてきて意識が遠のいていく。
「次に目が覚めたら、ちゃんと挨拶くらいはしてくれよ」
若い男が僕の目を覗き込みながらニヤけていたのが見えた。
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