上 下
4 / 32
第一章 黄泉の国

誘拐 (尊視点)

しおりを挟む
尊視点
俺がこの神の世界に来てから、何日か経った。従者さん達も優しく、平和な日常を過ごしていた。

あの時までは
それは、あの日の夜…

~尊の部屋~

?「こんにちは。お嬢さん。」

尊「貴女、は…?」

寝ようとした俺の前に、とても美人な女の人が現れた。

イザナミ「私はイザナミ。」

イザナミ「貴女を…」

イザナミ「黄泉の国に連れて帰るために来たの」

尊「!?」

イザナミさんの足元が黒紫色に染まり、手みたいなのが生えて、俺に襲いかかってきた!

尊「嫌っ!!!」

イザナギ「巫女姫様!?」

尊「イザナギさん…!!!」

イザナミ「…久しぶりね、イザナギ」

イザナギ「イザナミ!?」

イザナミ「でも、今は貴方に用はないわ」

イザナミ「行きましょう。尊」

イザナギ「巫女姫様!!!」

イザナギさんの言葉を最後に、俺の視界は真っ暗になった。
しおりを挟む

処理中です...