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第一章 葦原の中つ国編

逃走劇 1(命視点)

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ダダダダダダダッッッ!!!

パパとオモヒカネさん、僕は崖の上に登り…

クシナダ「ちょっと待って!!3人とも速いわよ!!!」

?「あはははははははははっ!!!」

スサノオ「クシナダ!オレの手を掴め!」

クシナダ「う、うん!」

そして、危機一髪のところで、ママも登った

でも、これだけじゃあ逃げられない

ドゴンッ!!!

「「「「うっわっ!!」」」」

女の人がクサナギノツルギで崖を斬った

ドッゴーンッ!

「「「「うわああああ!!!」」」」


命「ん…ん、あれ?」

オモヒカネ「あ、起きましたか?」

命「あ、オモヒカネさん…」

命「…あれ?パパとママは?」

オモヒカネ「どうやら、分かれてしまったようです…」

向こうを見ると、全体に大きな岩がばら撒いてある、どうにも向こう側にパパとママがいるらしい。

命「あと…あの、僕達を追いかけてきたお姉さんは?」

オモヒカネ「アメノウズメのことですか?そういえば、あれから見かけていないですねぇ…」

命「そっか~」

命「まぁ…待ってたら何も解決しないし、進もっか」

オモヒカネ「…子供なのに、しっかりしてますね」

命「そう?ま、ありがとう!オモヒカネさん!」

オモヒカネ「…あの、命ちゃん」

命「ん?どしたの?」

オモヒカネ「私のこと…」

オモヒカネ「と呼んでくれますか?」

命「え?うん、いいよ!」

命「んーじゃあ」

命「その代わり、僕のこと呼び捨てで呼んでね!」

オモヒカネ「はい!分かりました!」

命「よーしっ!じゃあ、行こう!」


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