能力が基本となった世界0

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融獄家とは

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勝様は生まれた時から能力が無くて、主様から見放されてました。
「お前の能力判定はゼロ、無能力者だ。この家では代々強力な能力者が産まれている。なのになんでお前は…」
「…ごめんなさい」
いつもこれだった、その内勝様は気性が荒れ、能力者を嫌うようになっていきました。
‥‥‥
「勝様…」
「ちっ‥‥」
勝様が主様に虐待され、傷だらけの勝様に私は近づく
「なんだ、アイリ」
立場上私は止めることは出来ない、だから私は勝様の手当しかできない。
「とりあえず、私の部屋に来てください」
そう言って勝様を私のベットに座らせ腕と足、顔などに手当をしていく。
「なぁ、アイリ」
手当が終わりかけた頃勝様が頭の包帯を触りながら言った。
「どうかしましたか?どこか痛んだり…」
「なんでお前は無能力者の俺なんかにこんなに良くしてくれるんだ?」
勝様は自分がこの世の底辺だと言うことを主様より理解させられている。
私はこの人の事がか好きだ。何故らな私を人の人間として見てくれている。いつもツンケンしているがその中は優しさがある。だから私は勝様に言うのだ。
「勝様は大丈夫です。きっと能力が発言します。私の姉みたいにおそらく能力が不明、だから判定出来ないのです。だから大丈夫ですよ」
と私は勝様を胸に抱き宥めながら言う。
この人はまだ人間としても男としても、1人の能力者としても未熟だ。だから私が鍛えて強くしなくては。この家を継ぐ男として…
「だから勝様、私の前では…」
するとドアがガチャリと開けられる。
そして2人の女の人が入って来る。
「あらあら、何をしてるのかしら?アイリ?」
と少し怖いオーラを出しているように言ってくるのは私の姉カイリ。そうこの人が能力不明の人だ。
「いいのよ、カイリ。アイリは勝の専属メイドだし、あなたもそうでしょ?カイリ、勝にちょっかいとかかけてるでしょ」
「姉さん!」
そう言いながら勝様は勝様のお姉様未来様に飛びついた。
「あなたも来る?」
と私の姉カイリが手を広げる
「いや、大丈夫」
そんな会話をしながら2人を見守る。
「またやられたの?あの親父に」
「うん…ねぇ、姉さん」
「うん?どうしたの?」
「俺、こんな家ヤダ…能力主義の国なんてもうやだよ姉さん…」
『「勝」様・・・』
私達には少し分かる。この人はいわゆる無能力者、能力主義のこの世界では無能力者はほとんど人権は無い。だから主様の勝様に対する態度も酷いものなのだ。
「大丈夫よ、勝、きっとあなたにも能力が発現するわ、そしてあなたがこの世界を変えて?勝なら絶対できる!」
そう言いながら勝様を宥める未来様。
これほど仲のいい姉弟は居ないだろう。
この生きにくい世界、そして生きにくい家で抗いながらも生き続ける人達、私はこの2人を尊敬している。
それが融獄姉弟なのだ!
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