能力が基本となった世界4

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中田竜一という男

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「中田、竜一…」
その名前に少し聞き覚えがあった。
昔、どう言った経緯が忘れたが家系図を見たことがある。
その中に『中田竜一』と書かれていてその後に苗字が融獄に変わっていて元々の苗字は中田だと言うことに疑問を持ったことがある。
しかしその謎は解けなかった。
その理由は俺の祖父が俺の事を嫌っていたため、その事を聞けなかったからだ。
「その男はかつて異世界とか言うものに迷い込み、そこから帰ってくる時に1つのウイルスみたいなのを持ち込んでしまった。
それより以前にも能力は中田竜一と仲間の1人は能力を持っていたらしいが、竜一の彼女はその世界で能力を覚醒したとの事だ」
「何が言いたい」
「言えば、中田竜一がこっちに戻ってきたからこの世界に能力と言うものがこの世界に広まってしまった。
そして平和だった世の中が紛争に溢れてしまった。
この国を除いて」
「…それで、この世界に能力が広まった理由とお前達の行動の目的と繋がりはあるのか?」
「あぁ、俺たちの目的は、この世界から能力者を消す。または能力者と無能力者を区別し、平等な社会を作り出すこと」
「それは星野の組織がやってるんじゃないのか?」
と俺は星野を見ながら言う。
「勝、この組織は結局は能力者が能力者を取り締まるいわゆる警察のようなもの。
無能力者は能力者には勝てない。
無能力には無能力者、能力者には能力者、俺たちは能力者のための警察みたいなもんなんだ」
と申し訳なさそうに星野は言った。
「そう、お前たちはあくまで能力者のための組織、能力者と無能力者との架け橋にはなっていない。
だから無能力者が行きやすい世界になるようにと俺たちは動いてきた。
しかしお前達は邪魔をしてきた」
「その理由は分かった。ならなぜ楓恋を狙う?」
「簡単さ、楓恋の能力は人の心を落ち着かせる、癒す能力がある。
その能力を奪い反対する能力者どもを黙らせるためさ」
と手を大きく広げながら言った。
「そのためなら、楓恋は死んでもいいと?」
「目的のためなら犠牲は付き物なんだよ」
と空城は広げていた手を下ろし、言った。
「そろそろお喋りは終わりにしよう。
そろそろ始めよう」
そう言って俺たちの方に向かって来るのだった……
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