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20 催促弁当
しおりを挟む「で、なんで笑っているのでしょうか?」
ここまで来たら言うしかない。
今までの事は、包み隠さず何でもぺペンギンさんには喋ってきた。
でも、今回のことは、あまり言いたくなかった。
「実は・・・」
それでも私は、今日のお昼の出来事を話した。
「ふーん、そう」
あっけない返事だった。
何か、拍子抜けした気分だった。
「あの、それだけですか?」
「うん、弁当、作ってくれるんやろ」
「ええ、そういうことになっちゃって」
「あ、そ」
「済みませんけど、何か、他に反応とかないのですか?」
「無いよ」
「・・・・・・。」
「寝る」
「ちょっと待ってくださいませんか」
「何?」
「あれだけしつこく、私の笑いの理由を聞こうとしていたのに、反応が薄っす過ぎるじゃないですか」
「あかんの?」
「駄目だとか、そう言う訳じゃなくて・・・」
「ええねぇ、自分だけ、お弁当、あるんや」
「ええ?」
「ワイなんか毎晩、魚屋の魚ばっかり、初めて白子、いう奴、食べさしてもうたけど。嫌いやないねんで、めっちゃ美味しかってんで」
「はぁ」
「魚屋で買うてきて、冷蔵庫に入れて、切るだけ。お弁当って、ええよな。しかも愛情たっぷりのお弁当って最高やんな。ワイ、魚屋で買うてきた魚、切るだけ」
「あのー、ぺペンギンさん、えーと、お弁当を本当に作ってくれるかどうかも今は分からないんです。でも、明日、本当にお弁当を作ってきてくれたら、ぺペンギンさんの分も作ってもらえるように頼んでみます」
「ほんまにー?」
「それは、間違いないです」
「絶対ーにー?」
「はい、今、ぺペンギンさんと約束しました」
「そうかー! 良かったやん、お弁当なんか作ってくれる人がおって。こりゃーめでたいわ」
「わかりやすい」
「今、何か言うた?」
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