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謎が解かれる
三
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「君の持っているその包丁が何よりの証拠だ。それで何人の人を殺し、魂を消したんでしょう? 君のその行為はこの魂選塔に穴を開けた」
「穴……?」
私を一瞥し、続けた。
「まずはそこの魂、メロルを助けたこと。あのままいけば彼女は思い出に消されていたでしょう。その他にも他人の思い出に入り込み、無理やりに消した。心当たりはあるでしょう?」
ミルビーは首を傾げた。彼的には一応問いかけて消していたはずだ。
「やれやれ、しらばっくれますか。しかし私の言いたいことは分かるでしょう、通常消えている魂と、魂を無理やりに消した魂。イレギュラーな君たちがここにいるのは間違いなんですよ。ですが」
銃を持った腕に力が込められた。私は慌ててミルビーの前に立ちはだかり、チルギを睨みつけた。
「ですが、私も選択をする時が来ました。私たちは今回の魂を送ったら最後、輪廻転生をします。そのためにはより強い魂を選んで神の座を譲らねばならない。あなたたちです」
「私たち……?」
「穴……?」
私を一瞥し、続けた。
「まずはそこの魂、メロルを助けたこと。あのままいけば彼女は思い出に消されていたでしょう。その他にも他人の思い出に入り込み、無理やりに消した。心当たりはあるでしょう?」
ミルビーは首を傾げた。彼的には一応問いかけて消していたはずだ。
「やれやれ、しらばっくれますか。しかし私の言いたいことは分かるでしょう、通常消えている魂と、魂を無理やりに消した魂。イレギュラーな君たちがここにいるのは間違いなんですよ。ですが」
銃を持った腕に力が込められた。私は慌ててミルビーの前に立ちはだかり、チルギを睨みつけた。
「ですが、私も選択をする時が来ました。私たちは今回の魂を送ったら最後、輪廻転生をします。そのためにはより強い魂を選んで神の座を譲らねばならない。あなたたちです」
「私たち……?」
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