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2年前の男
『2年前に別れた男、2日酔い、2時間睡眠』
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昨日飲み会で2時間しか寝れてない上に、2日酔いの私にはここのラーメンが一番回復に効くんだよね
次の日仕事とかの日は食べれないけど、今日は花の金曜日
ニンニクたっぷり入れて、いただきまーす!
「あれ、涼香じゃん久しぶり!」
「あー、亮じゃん、ほんと、久しぶり。」
一番会いたくない人が今目の前に…
しかも食べようとしている時に声かけるなんてタイミング悪いヤツ
私には最高の彼氏がいた
そう、過去に。正確には2年前。
彼は顔はもちろん、性格もすべてが完璧で私のタイプだった
このまま結婚もして将来幸せになるんだって思っていたのは私だけだった…
あの時の電話が私たちの関係にヒビが入るきっかけだった
大学2年から付き合ってた私たちだけど、社会人1年目はお互い忙しかったし、仕事で頭がいっぱいだったからなかなか会えなくても、連絡遅くなっても我慢できた。
2年目からは慣れてきたこともあって夜電話したり、週末会う約束したりしていた。
でも会う回数が2か月に1回になった頃、私がついにしびれを切らして言ってしまった。
『ねぇ、なんで亮は1か月以上も会っていないのに平気なの?』
『そんなこと言われても、お互い仕事なんだし仕方ないじゃんか。一緒に住んでるわけでもないんだし。』
『仕方ないって、仮にも付き合っている彼女に言うセリフじゃないでしょ。』
『何?文句があるならそっちだって好きにすればいいじゃん。』
『そういう問題じゃないでしょ!?もう、いいです。これで最後にしよう。』
『最後って?』
『別れよう。ばいばい。』
これが私たちの2年前の最後の会話
そんな別れ方をした2人が今偶然にも出会うってどんな偶然よ!
しかも今一番の楽しみを前にしてお預け食らってるんだよ!?
最悪以外の何ものでもない!!!!!
「1人なのか?」
「そうだよ、悪い?」
「いや、ここのラーメン屋よく来るなかなと思ってさ。」
「私の行きつけのお店。2日酔いの時に食べるここのラーメンは最高なんだから。」
相変わらずいい顔してる…
てかなんで私普通に会話しちゃってるの
てか
「また普通に話せると思ってなかった。」
「え?」
「ん?」
「いや、普通に話せると思ってなかったって突然いうから。」
嘘、心の声出てたの!?
恥ずかしい
「そ、そりゃそうでしょ。あの電話以来話してないし会ってもいないんだから。」
「俺も思ってなかったけどさ、見つけたら話しかけたくなるだろ。」
「何それ、意味わかんないし。」
昔もこうやって2人で笑って過ごしてた
社会人になってからお互い笑うことが少なくなってきてずっと文句ばっかりだった
それがまた笑えてるっていうのも歳取ったからかな?それとも余裕ができたから?
どちらにせよ笑いながら話せるようになっている自分に一番驚いてる。
「なぁ、俺たちさ2年前は自分たちでいっぱいいっぱいだったよな。」
「そうね。ビックリするぐらい。」
「俺さ、ずっと考えてたんだよ。涼香と別れた理由。」
「うん。」
「自分の仕事が忙しいって理由で涼香と会うこととか、連絡とること怠ったんだよ。でもさ、土日は休みなんだしどっちかは会うことは難しくても連絡は絶対とれたんだよ。実際に涼香はやっていたし。」
「うん。」
「俺さ…いや、ちょっと待ってな。」
「うん。」
だめ、もし私が考えてることと同じことを言おうとしているなら言葉にしないで欲しい
だって今でもああいったケンカ別れみたいにしてしまったことに後悔してる。
でももし、付き合えるなら今度はうまくいくかな
いや、そんな淡い期待しちゃいけない。
もしかしたら今の彼女とうまくいっている報告かもしれない。
「あのな、涼香と別れてからも何人かと付き合ったんだよ。でもダメだった。」
『だめ。』
「この2年間俺は涼香を忘れられなかった。」
『だめ。』
「だからさ、もう一回だけ俺と付き合ってくれないか?」
「好き。」
「え?」
「あ。いや、私もずっと後悔はしていたんだよ?あんな別れ方しちゃったし。」
「あぁ。」
「でも好きかって言われたらわからない。なのにさ、今日会っちゃったじゃん?ダメだったよね。」
「何が?」
「好きだったこと思い出すし、やっぱりかっこいいし。」
「それってさ…」
「もうっ、察してよバカ。」
今日から今までよりは少し幸せな毎日だといいな
次の日仕事とかの日は食べれないけど、今日は花の金曜日
ニンニクたっぷり入れて、いただきまーす!
「あれ、涼香じゃん久しぶり!」
「あー、亮じゃん、ほんと、久しぶり。」
一番会いたくない人が今目の前に…
しかも食べようとしている時に声かけるなんてタイミング悪いヤツ
私には最高の彼氏がいた
そう、過去に。正確には2年前。
彼は顔はもちろん、性格もすべてが完璧で私のタイプだった
このまま結婚もして将来幸せになるんだって思っていたのは私だけだった…
あの時の電話が私たちの関係にヒビが入るきっかけだった
大学2年から付き合ってた私たちだけど、社会人1年目はお互い忙しかったし、仕事で頭がいっぱいだったからなかなか会えなくても、連絡遅くなっても我慢できた。
2年目からは慣れてきたこともあって夜電話したり、週末会う約束したりしていた。
でも会う回数が2か月に1回になった頃、私がついにしびれを切らして言ってしまった。
『ねぇ、なんで亮は1か月以上も会っていないのに平気なの?』
『そんなこと言われても、お互い仕事なんだし仕方ないじゃんか。一緒に住んでるわけでもないんだし。』
『仕方ないって、仮にも付き合っている彼女に言うセリフじゃないでしょ。』
『何?文句があるならそっちだって好きにすればいいじゃん。』
『そういう問題じゃないでしょ!?もう、いいです。これで最後にしよう。』
『最後って?』
『別れよう。ばいばい。』
これが私たちの2年前の最後の会話
そんな別れ方をした2人が今偶然にも出会うってどんな偶然よ!
しかも今一番の楽しみを前にしてお預け食らってるんだよ!?
最悪以外の何ものでもない!!!!!
「1人なのか?」
「そうだよ、悪い?」
「いや、ここのラーメン屋よく来るなかなと思ってさ。」
「私の行きつけのお店。2日酔いの時に食べるここのラーメンは最高なんだから。」
相変わらずいい顔してる…
てかなんで私普通に会話しちゃってるの
てか
「また普通に話せると思ってなかった。」
「え?」
「ん?」
「いや、普通に話せると思ってなかったって突然いうから。」
嘘、心の声出てたの!?
恥ずかしい
「そ、そりゃそうでしょ。あの電話以来話してないし会ってもいないんだから。」
「俺も思ってなかったけどさ、見つけたら話しかけたくなるだろ。」
「何それ、意味わかんないし。」
昔もこうやって2人で笑って過ごしてた
社会人になってからお互い笑うことが少なくなってきてずっと文句ばっかりだった
それがまた笑えてるっていうのも歳取ったからかな?それとも余裕ができたから?
どちらにせよ笑いながら話せるようになっている自分に一番驚いてる。
「なぁ、俺たちさ2年前は自分たちでいっぱいいっぱいだったよな。」
「そうね。ビックリするぐらい。」
「俺さ、ずっと考えてたんだよ。涼香と別れた理由。」
「うん。」
「自分の仕事が忙しいって理由で涼香と会うこととか、連絡とること怠ったんだよ。でもさ、土日は休みなんだしどっちかは会うことは難しくても連絡は絶対とれたんだよ。実際に涼香はやっていたし。」
「うん。」
「俺さ…いや、ちょっと待ってな。」
「うん。」
だめ、もし私が考えてることと同じことを言おうとしているなら言葉にしないで欲しい
だって今でもああいったケンカ別れみたいにしてしまったことに後悔してる。
でももし、付き合えるなら今度はうまくいくかな
いや、そんな淡い期待しちゃいけない。
もしかしたら今の彼女とうまくいっている報告かもしれない。
「あのな、涼香と別れてからも何人かと付き合ったんだよ。でもダメだった。」
『だめ。』
「この2年間俺は涼香を忘れられなかった。」
『だめ。』
「だからさ、もう一回だけ俺と付き合ってくれないか?」
「好き。」
「え?」
「あ。いや、私もずっと後悔はしていたんだよ?あんな別れ方しちゃったし。」
「あぁ。」
「でも好きかって言われたらわからない。なのにさ、今日会っちゃったじゃん?ダメだったよね。」
「何が?」
「好きだったこと思い出すし、やっぱりかっこいいし。」
「それってさ…」
「もうっ、察してよバカ。」
今日から今までよりは少し幸せな毎日だといいな
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