Secret Crush ー秘めたる想いー【マサ編憧れのすぐる】 ＢＬ小説

一章 マサ編 憧れのすぐる

小学6年夏 プールの授業

僕はマサ、小学6年生。
今度はプールのお話だよ。

僕達の学校にはプールがあり
夏になると体育の授業は主にプールでの
水泳授業になる。
僕はプールが大嫌いで憂鬱になる。
何故かって？
だって僕達の学校は体育に力を入れていて
男の水着は水色で三日月の形して
股が食い込んでいる恥ずかしい水着だよ。
水に濡れるとチンチンの形が大体
判っちゃう恥ずかしい水着なんだ。
それを着るのが恥ずかしいってのも
あるんだけど、
とにかく飛び込み台からの飛び込みが
もうとにかく怖くて怖くて。
皆、よく出来るよなあと関心しちゃうよ。

「すぐる、今日も晴れてるから、体育はプールだね、今日の朝の体温は36度5分。
熱もないし、プール嫌だな、憂鬱だよ。
すぐるは飛び込み怖くないの？」
「俺は怖くないよ。むしろ暑いからプールに早く入りてえ。」
すぐるは満面の笑みで答えていた。
プールでの救いはすぐるの水着姿を拝める事かなぁ。そん位の喜びがないとやってられないよ。

もうすぐ体育の時間になるので
すぐるとアキヒロと3人でプールまで行き
一緒に着替えると、
すぐるもアキヒロも何も隠さないで
全部脱いで水着に着替えているので
僕はすぐるのチンチン周りに
毛がびっしり生えているのを見て
びっくりして驚いて「早っ」
と思わず叫んでしまった。

「すぐる、もう毛が生えてるの？
しかもそんなに沢山、凄いね」
「マサも早く着替えなよ」
すぐるとアキヒロは同時にハモるように
聞いてきたので
僕も勇気を出して何も隠さないで
全部脱いで水着に履き替えた。
「マサはツルツルだね。
ってか、この前の星の観察でも観たけど」
とすぐるに言われ恥ずかしくて
耳が赤くなってしまった。

「プール嫌だなあ。」
僕が独り言を言うと、すぐるが
「プール頑張ったら俺達からご褒美を
あげるよ、だから頑張ろうぜ、マサ。」
僕はご褒美なんだろう。
プール頑張ったらアイスでも
ねだろうかなあ。

「お～い、お前たち、これから4列で
順番に飛び込んで25メートルを
クロールで泳いでもらう。」
水泳でのいつもの飛び込みクロール練習だ。
これが本当苦手。嫌だなあ嫌だなあ。

僕の番になり、頑張って飛び込もうとするが
勇気足りなくてなかなか飛び込めない。
え～い、なんとか飛び込むが、
足からドボーン。なんとかクロールで泳ぐも
先生から案の定注意をされた。

「先生、俺からもマサに飛び込み方を教えるから今日はその辺で許してください」
すぐるは先生に俺を助けるために
話してくれた。そんなすぐるを見て
僕は凄く嬉しくて涙が出てしまった。
「マサは泣き虫だよなあ。そこがマサの良いとこだけど」
「えーなんで泣き虫が良いとこなのさ」
と僕は嬉しかったけど照れくさくて
有り難うと素直に言えなかった。

その後、すぐるから飛び込み方を学び
飛び込みの練習をすぐると一緒にした事で
飛び込みを普通に飛べるようになった。
すぐると一緒に練習した事で
僕は飛び込みも頑張れたので
本当に感謝してるよ、大好きなすぐる。
いつもありがとう、面倒かけてしまって
それをいつも助けてくれて。

すぐるとアキヒロと3人で一緒に学校から
帰宅する途中、「神社に寄らないか？」
とのすぐるのお誘い神社に向かうと、
すぐるとアキヒロの二人から
キスをされてしまった。

「ご褒美のチュだよ。」と
二人は目で合図をしたかのように
同時に言ったので
僕は嬉しさと恥ずかしさとで、
「なんでキスがご褒美なのさ。」
と二人に言い返した。