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最終話
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ー翌日ー
ゆっくり休み目を覚ました幸多は洗濯したタキシードの服を着てズボンを穿くと家を出ていき仕事場のホストクラブに向かった。
1時間後、仕事場に着いた幸多は中に入り直哉と目が合った。
「幸多」
「……」
無視したまま幸多はオーナー室に向かった。
幸多はドアをノックし「幸多です、今、良いでしようか?」と声をかけた。
すると中から「どうぞ」と返事が聞こえた。
幸多はドアを開き中に入りドアを閉めるとオーナーに近づいた。
「幸多、どうした?」
「突然で申し訳ないんですが仕事、辞めます」
「辞める!」
突然の幸多の言葉に驚いたオーナーは席から立ち幸多に近づいた。
「幸多、お前が辞めたら店はピンチだ」
「すみません」
「考え直してくれないか」
「決めたことだからオーナー、すみません」
「辞める原因を教えてくれないか」
「原因ですか…」
直哉に襲われるから何て言えない幸多は黙り込んだ。
「言いたくないなら言わなくて大丈夫だ」
そう言ってオーナーがソファーに座り込むとドアが開き灰色と白の髪に灰色と白の瞳、そして足首まで長い灰色と白の服を着た人間のオチリが現れた。
オーナーと幸多は同時に目線を向け幸多は驚きオーナーは声をかけた。
「……」
「どちら様ですか?」
「オチリといいます、幸多が働く店のオーナーです」
「……」
オチリの言葉に幸多は少し驚いた。
「幸多、本当か?」
「え!あ、はい」
「幸多、行こうか」
オチリが幸多に声をかけるとオーナーがソファーから立ち上がりオチリに近づいた。
そしてオーナーは幸多に聞こえない声でオチリに放った。
「幸多は本当のことを言ってない」
「……」
「幸多が辞める原因は直哉が原因だ」
「知ってたんですか、幸多が」
「直哉が幸多のこと好きだって知ってたからな」
「何の話をしてるんですか?」
小さな声で話をするオーナーとオチリに向かって声かけるとオーナーは最後に小さな声でオチリに放った。
「幸多のこと頼みます」
そう言ってオーナーは幸多に近づき口を開いた。
「皆には俺からうまく言っておくから心配するな」
「本当にすみません」
「良いから早く行け」
「服は洗って返しますね」
「服はお前にやる」
「……」
オーナーに向かってお辞儀をすると幸多はオチリと一緒に店を出ていき秘密の森に向かった。
ーオチリの家ー
人間のオチリから灰色と白のハチワレ猫のオチリに戻り口を開いた。
「幸多」
オチリが名を口にしたその時、幸多の身長がオチリと同じ身長になった。
「……」
自分の身長に幸多が驚くとオチリが口を開いた。
「幸多」
「……」
幸多が目線を向けるとオチリは幸多を抱きしめ口を開いた。
「ここで俺と暮らさないか」
「え!」
「……」
幸多から離れオチリは気持ちを伝えた。
「幸多、お前のことが好きなんだ俺と一緒にここで暮らしてくれ」
そう言ってオチリは幸多に向かって手を差し出した。
幸多はオチリの手を掴み返事をした。
「俺もオチリさんのことが好きです、一緒にここで暮らします」
「良いのか?」
「良いに決まってるでしょ」
「……」
優しく微笑む幸多の笑顔にオチリは興奮し始め幸多の身体を倒し覆い被さった。
「また、興奮したんですか」
「俺はお前の笑顔で興奮するらしい」
「良いですよ」
「……」
幸多の許可を得たオチリは唇を重ねながら幸多の身体を全裸にし身体を重ねた。
こうして秘密の森に新たな恋人が誕生した。
完結
ゆっくり休み目を覚ました幸多は洗濯したタキシードの服を着てズボンを穿くと家を出ていき仕事場のホストクラブに向かった。
1時間後、仕事場に着いた幸多は中に入り直哉と目が合った。
「幸多」
「……」
無視したまま幸多はオーナー室に向かった。
幸多はドアをノックし「幸多です、今、良いでしようか?」と声をかけた。
すると中から「どうぞ」と返事が聞こえた。
幸多はドアを開き中に入りドアを閉めるとオーナーに近づいた。
「幸多、どうした?」
「突然で申し訳ないんですが仕事、辞めます」
「辞める!」
突然の幸多の言葉に驚いたオーナーは席から立ち幸多に近づいた。
「幸多、お前が辞めたら店はピンチだ」
「すみません」
「考え直してくれないか」
「決めたことだからオーナー、すみません」
「辞める原因を教えてくれないか」
「原因ですか…」
直哉に襲われるから何て言えない幸多は黙り込んだ。
「言いたくないなら言わなくて大丈夫だ」
そう言ってオーナーがソファーに座り込むとドアが開き灰色と白の髪に灰色と白の瞳、そして足首まで長い灰色と白の服を着た人間のオチリが現れた。
オーナーと幸多は同時に目線を向け幸多は驚きオーナーは声をかけた。
「……」
「どちら様ですか?」
「オチリといいます、幸多が働く店のオーナーです」
「……」
オチリの言葉に幸多は少し驚いた。
「幸多、本当か?」
「え!あ、はい」
「幸多、行こうか」
オチリが幸多に声をかけるとオーナーがソファーから立ち上がりオチリに近づいた。
そしてオーナーは幸多に聞こえない声でオチリに放った。
「幸多は本当のことを言ってない」
「……」
「幸多が辞める原因は直哉が原因だ」
「知ってたんですか、幸多が」
「直哉が幸多のこと好きだって知ってたからな」
「何の話をしてるんですか?」
小さな声で話をするオーナーとオチリに向かって声かけるとオーナーは最後に小さな声でオチリに放った。
「幸多のこと頼みます」
そう言ってオーナーは幸多に近づき口を開いた。
「皆には俺からうまく言っておくから心配するな」
「本当にすみません」
「良いから早く行け」
「服は洗って返しますね」
「服はお前にやる」
「……」
オーナーに向かってお辞儀をすると幸多はオチリと一緒に店を出ていき秘密の森に向かった。
ーオチリの家ー
人間のオチリから灰色と白のハチワレ猫のオチリに戻り口を開いた。
「幸多」
オチリが名を口にしたその時、幸多の身長がオチリと同じ身長になった。
「……」
自分の身長に幸多が驚くとオチリが口を開いた。
「幸多」
「……」
幸多が目線を向けるとオチリは幸多を抱きしめ口を開いた。
「ここで俺と暮らさないか」
「え!」
「……」
幸多から離れオチリは気持ちを伝えた。
「幸多、お前のことが好きなんだ俺と一緒にここで暮らしてくれ」
そう言ってオチリは幸多に向かって手を差し出した。
幸多はオチリの手を掴み返事をした。
「俺もオチリさんのことが好きです、一緒にここで暮らします」
「良いのか?」
「良いに決まってるでしょ」
「……」
優しく微笑む幸多の笑顔にオチリは興奮し始め幸多の身体を倒し覆い被さった。
「また、興奮したんですか」
「俺はお前の笑顔で興奮するらしい」
「良いですよ」
「……」
幸多の許可を得たオチリは唇を重ねながら幸多の身体を全裸にし身体を重ねた。
こうして秘密の森に新たな恋人が誕生した。
完結
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