美少年戦士

福猫

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第10話

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人間の白猫は倒れている黒猫に驚き晶に向かって口を開いた。

「晶、何があった、なぜクロが」

「クロに攻撃したのはあいつだ」

晶が上空に目線を向けると人間の白猫と真尋と貴大と俊之も上空に目線を向け男と戦っている苑を見つめた。

「苑と戦ってるあいつ誰だ」

真尋が口にすると晶の側に白天使キングが現れた。

「晶」

「キング!どうしてここに」

「水晶に呼ばれて」

「キングは苑と戦っている人物わかりますか?」

「我々を戦わせた張本人、悪の黒天使ジュン、彼も生まれ変わっていたとは」

白天使キングが口にしたその時、黒天使ジュンは苑を蹴り飛ばし苑が地面に倒れると黒天使ジュンは降り立ち白天使キングに向かって口を開いた。

「俺は生まれ変わっていない」

「俺が見えるのか」

「キング、邪魔だから消えてくれるかな」

そう言って黒天使ジュンは指を鳴らし一瞬で白天使キングの姿を消した。

「キング!」

横を見ながら晶が叫ぶと黒天使ジュンが晶に向かって口を開いた。

「白と黒に変化した水晶、興味がある」

「晶」

人間の白猫と真尋と貴大と俊之が晶を守ろうと前に立つと黒天使ジュンが口を開いた。

「君達、邪魔だよ」

そう言って黒天使ジュンは黒い光線を持ったまま人間の白猫と真尋と貴大と俊之に近づき一瞬で身体を傷つけ人間の白猫は白猫に戻り真尋と貴大と俊之も私服に戻り倒れた。

「シロ!真尋さん!貴大さん!俊之さん!」

晶が叫ぶと黒天使ジュンは黒い光線を晶に突きつけながら口を開いた。

「命を奪われたくなかったらおとなしく進化した水晶を渡してくれるかな」

「悪の天使に渡したら令和時代が滅びる、だから俺は戦う」

そう言って晶は白と黒の魔法の杖を構えた。

「俺と戦うきか」

「俺が令和時代と皆を守る」

そう言って晶が白と黒の魔法の杖で光線を放つと悪の黒天使ジュンは上空を飛び交わすと黒い光線を放ち戦いが始まった。

「……」

傷だらけの身体で苑は立ち上がり倒れている白猫と真尋と貴大と俊之の姿を見て驚いた。

その後、苑は上空で悪の黒天使ジュンと戦っている晶の姿を見つめながら口を開いた。

「晶は奴に勝てない」

そう言って苑が倒れかけると直道が抱き止めた。

「大丈夫か?」

「直道」

「何があった、なぜ皆、倒れている」

「皆、晶が戦っている奴にやられた」

「あいつに」

苑の身体を抱き止めながら直道は上空で戦っている悪の黒天使ジュンと晶の姿を見つめた。

そして直道と苑は悪の黒天使ジュンの攻撃を受け上空から落ちる晶の姿に驚いた。

「晶!」

「……」

直道と苑は地面に倒れる晶の姿を見つめた。

「進化した晶でもあいつには勝てないのか」

「俺とお前が力を合わせて戦えば奴に勝てるかも」

「勝てなかったら」

「令和時代が滅びるだけだ、苑、行くぞ」

「あぁ」

直道と苑は険しい顔で上空の悪の黒天使ジュンを見つめその後、直道は白い羽を広げ苑は黒い羽を広げた。

そして直道と苑は上空を飛び悪の黒天使ジュンとの戦いが始まった。
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