3 / 13
第3話
しおりを挟む
「あんた敵なのか?」
渉の攻撃を避けながら良樹が問いかけると渉が返事をした。
「そうだと言ったら?」
「目的は何だよ」
「金水晶を手に入れることが俺の目的だ」
そう言って剣を降り良樹を離れさせると渉は良樹に向かって笑みを浮かべその後、剣で人々を襲っている怪物を消し去った。
その光景に良樹と白猫は驚いた。
「仲間じゃないのか」
「仲間?君は面白いことを言うね」
「……」
「怪物は俺が誕生させた道具だ」
「道具…」
渉の言葉に怒りが込み上げてきた良樹は背を向けながら歩いていく渉に怒った口調で口を開いた。
「待てよ」
「……」
立ち止まり振り向くと渉は良樹の身体から出る怒りのオーラに驚いた。
「道具って言い方やめろよ」
「……」
「あんたが誕生させた怪物だろ道具って言う言い方はやめろ」
「怒ったか」
「怒った、俺は怒った」
そう言って良樹は怒りを爆発させ怒りの光線を渉に向けて放った。
渉は手で光線を受け止めながら口を開いた。
「凄い力だ」
光線を消し手のひらに目を向けた渉は傷ついている手のひらに笑みを浮かべ良樹に向かって口を開いた。
「素晴らしい力だ、また戦おう」
「待て」
去ろうとする渉に良樹が声をかけると渉は一瞬で良樹に近づき気絶させると良樹を倒れさせた。
「良樹!」
白猫が叫ぶと渉が口を開いた。
「ただの猫じゃないだろ、安全な場所に運んで手当てをしてやれ」
そう言って渉は歩きだしその場を離れていった。
ただの猫ではない白猫は水晶の力を使って人間の姿に変身し変身が解け私服姿の良樹をホテルに運んだ。
ー井上ホテルー
良樹の身体を支えながら人間になった白猫が現れるとあやねが近づいてきた。
「お兄ちゃん!どうしたの?」
「話しはあとで、手当てをしないと」
「空いてる部屋があるから、こっちです」
「……」
良樹の身体を支えながら人間になった白猫は歩きだしあやねについていった。
ー特別部屋ー
「この部屋ならゆっくり休めるから」
そう言ってあやねがカードキーで部屋のドア開くと人間になった白猫は良樹の身体を支えながら部屋の中に入りベッドに仰向けで良樹を寝かせた。
ドアを閉め人間になった白猫に近づくとあやねは問いかけた。
「あの?」
「……」
人間になった白猫が目線を向けるとあやねが口を開いた。
「お兄ちゃんと一緒に白猫がいたはずなんですが…」
「ここにいる」
そう言って人間になった白猫が猫の白猫に戻るとあやねは驚いた。
「人間に変身できるんだ」
「俺の話しはどうでも良い、良樹の手当てをしないと」
「救急箱、持ってくる」
「あやね」
取りに行こうとするあやねを止めると白猫は再び人間の姿に変身しその後、良樹に目線を向けるとそのまま顔を近づけ唇を重ねた。
あやねは頬を赤らめながら見つめた。
「……」
「……」
良樹が目を開くと人間になった白猫は唇を離し口を開いた。
「大丈夫か?」
「……」
見たことない白猫の姿に良樹は身体を起こし問いかけた。
「誰ですか?」
「俺だ」
そう言って猫の白猫に戻ると良樹は驚いた。
「人間に変身できるんだな」
「あぁ」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「あやね、心配かけてすまない大丈夫だ」
「あやね、良樹と大事な話があるから」
「仕事に戻ります」
白猫の言葉に返事をするとあやねは特別部屋を出てドアを閉めると良樹と白猫のキスを思い出しドキドキした。
「お兄ちゃんと人間になった猫さんのキスに興奮しちゃった」
「あやねちゃん」
「隼平さん!」
「こんなところで何してんの?」
「仕事に戻りましょう」
そう言ってあやねは隼平の身体を押しながら特別部屋から離れていった。
その頃、部屋の中では良樹と白猫が渉のことを話していた。
「金水晶を手に入れることが目的だって言ってた」
「澪様、渉と金水晶のこと聞いてみようと思ってる、良樹、大丈夫か」
「大丈夫って何が」
「渉が現れた時、1人で対応できるか?」
「俺は令和の戦士だ」
真剣な顔で良樹が見つめると白猫が口を開いた。
「俺が戻るまで死ぬなよ」
「あぁ」
「……」
良樹の返事を後、白猫は再び人間に変身し良樹の顔を見つめた。
「何だ?」
「……」
良樹の問いに人間になった白猫は無言で良樹の唇に唇を重ねた。
その後、人間になった白猫は唇を離し水晶を使ってその場から消えた。
突然の出来事に良樹は呆然とした。
渉の攻撃を避けながら良樹が問いかけると渉が返事をした。
「そうだと言ったら?」
「目的は何だよ」
「金水晶を手に入れることが俺の目的だ」
そう言って剣を降り良樹を離れさせると渉は良樹に向かって笑みを浮かべその後、剣で人々を襲っている怪物を消し去った。
その光景に良樹と白猫は驚いた。
「仲間じゃないのか」
「仲間?君は面白いことを言うね」
「……」
「怪物は俺が誕生させた道具だ」
「道具…」
渉の言葉に怒りが込み上げてきた良樹は背を向けながら歩いていく渉に怒った口調で口を開いた。
「待てよ」
「……」
立ち止まり振り向くと渉は良樹の身体から出る怒りのオーラに驚いた。
「道具って言い方やめろよ」
「……」
「あんたが誕生させた怪物だろ道具って言う言い方はやめろ」
「怒ったか」
「怒った、俺は怒った」
そう言って良樹は怒りを爆発させ怒りの光線を渉に向けて放った。
渉は手で光線を受け止めながら口を開いた。
「凄い力だ」
光線を消し手のひらに目を向けた渉は傷ついている手のひらに笑みを浮かべ良樹に向かって口を開いた。
「素晴らしい力だ、また戦おう」
「待て」
去ろうとする渉に良樹が声をかけると渉は一瞬で良樹に近づき気絶させると良樹を倒れさせた。
「良樹!」
白猫が叫ぶと渉が口を開いた。
「ただの猫じゃないだろ、安全な場所に運んで手当てをしてやれ」
そう言って渉は歩きだしその場を離れていった。
ただの猫ではない白猫は水晶の力を使って人間の姿に変身し変身が解け私服姿の良樹をホテルに運んだ。
ー井上ホテルー
良樹の身体を支えながら人間になった白猫が現れるとあやねが近づいてきた。
「お兄ちゃん!どうしたの?」
「話しはあとで、手当てをしないと」
「空いてる部屋があるから、こっちです」
「……」
良樹の身体を支えながら人間になった白猫は歩きだしあやねについていった。
ー特別部屋ー
「この部屋ならゆっくり休めるから」
そう言ってあやねがカードキーで部屋のドア開くと人間になった白猫は良樹の身体を支えながら部屋の中に入りベッドに仰向けで良樹を寝かせた。
ドアを閉め人間になった白猫に近づくとあやねは問いかけた。
「あの?」
「……」
人間になった白猫が目線を向けるとあやねが口を開いた。
「お兄ちゃんと一緒に白猫がいたはずなんですが…」
「ここにいる」
そう言って人間になった白猫が猫の白猫に戻るとあやねは驚いた。
「人間に変身できるんだ」
「俺の話しはどうでも良い、良樹の手当てをしないと」
「救急箱、持ってくる」
「あやね」
取りに行こうとするあやねを止めると白猫は再び人間の姿に変身しその後、良樹に目線を向けるとそのまま顔を近づけ唇を重ねた。
あやねは頬を赤らめながら見つめた。
「……」
「……」
良樹が目を開くと人間になった白猫は唇を離し口を開いた。
「大丈夫か?」
「……」
見たことない白猫の姿に良樹は身体を起こし問いかけた。
「誰ですか?」
「俺だ」
そう言って猫の白猫に戻ると良樹は驚いた。
「人間に変身できるんだな」
「あぁ」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「あやね、心配かけてすまない大丈夫だ」
「あやね、良樹と大事な話があるから」
「仕事に戻ります」
白猫の言葉に返事をするとあやねは特別部屋を出てドアを閉めると良樹と白猫のキスを思い出しドキドキした。
「お兄ちゃんと人間になった猫さんのキスに興奮しちゃった」
「あやねちゃん」
「隼平さん!」
「こんなところで何してんの?」
「仕事に戻りましょう」
そう言ってあやねは隼平の身体を押しながら特別部屋から離れていった。
その頃、部屋の中では良樹と白猫が渉のことを話していた。
「金水晶を手に入れることが目的だって言ってた」
「澪様、渉と金水晶のこと聞いてみようと思ってる、良樹、大丈夫か」
「大丈夫って何が」
「渉が現れた時、1人で対応できるか?」
「俺は令和の戦士だ」
真剣な顔で良樹が見つめると白猫が口を開いた。
「俺が戻るまで死ぬなよ」
「あぁ」
「……」
良樹の返事を後、白猫は再び人間に変身し良樹の顔を見つめた。
「何だ?」
「……」
良樹の問いに人間になった白猫は無言で良樹の唇に唇を重ねた。
その後、人間になった白猫は唇を離し水晶を使ってその場から消えた。
突然の出来事に良樹は呆然とした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる